2月のアップデートで大方のバグや不具合は修正され安定したGoogle Pixel 6シリーズ。Pixel初となる独自SoCであるGoogle Tensorの搭載によりカメラソフトの強化。さらにカメラセンサー自体も強化されています。
従来であればハードのデメリット部分をソフトでカバーしていましたがPixel 6ではハードも強化されたため鬼に金棒状態に。オート撮影において最高クラスの撮影ができるPixel 6シリーズですが今回Android Authorityがマニュアル撮影にも対応して欲しいと言及しているので簡単にまとめたいと思います。
誰にでも同じ体験を提供するカメラ。
以前よりGoogleはPixelのカメラに求めていたことは「魔法のようなカメラ」。シャッターボタンを押すだけで簡単に綺麗に撮影できるカメラを提供することが目標となっており、初代Pixelから評価が高いです。
Pixel 6シリーズではGoogle Tensorとカメラソフトをより密接に連携させたことで画質の改善や消しゴムマジックなど新機能の対応などさらに磨きがかかっています。
またこれは誰が使っても同じ体験ができるようになっており、どうしても物足りなく感じる場合のみ、明るさやシャドウに色温度などを調節して撮影することが可能です。
またRAW撮影も可能になっているため、より拘りを持って撮影したい人へのニーズにも応えてきている感じ。ただそれでもメインはオート撮影でありマニュアル撮影には対応していません。
マニュアル撮影に対応して欲しい理由。
オート撮影は素晴らしいと評価しながらも同サイトはマニュアル撮影にも対応して欲しいとしており、その理由の一つとしてはより細かな調節をしながら撮影ができないこと。
例えばシャッタースピードを調節できないため、夜特定のシーンにおいてシャッタースピードを遅くしてライトトレイルの写真を撮影したり、より自然なアクションパンを撮影できないとしています。
Pixel 6シリーズでは新機能として長時間露光などに対応していますが、結局はモードの一つであってオート撮影であることに違いはないので自分のイメージ通りの写真の撮影が難しいとしています。
またマニュアルフォーカスもできないため、ピントを合わせたいもののも細かく選ぶことができず、タップしてフォーカスを合わせようとしても常に親指でフォーカスを合わせているのが不便だとしています。
そして何よりユーザーのイメージ通りに露出補正などで撮影することが難しとしています。
ハードの強化に意味がある。
同サイトによれば、今までのPixelであればハードの物足りなさをカメラソフトがカバーしていたため、マニュアル撮影だとハードの物足りなさが強くデメリットとして出るためマニュアル撮影は必要なかったと評価。
ただPixel 6シリーズではハードが大幅に強化されそのデメリットがなくなったからこそ、RAW撮影と合わせてよりユーザー好みの写真が撮影できるようになれば、より素晴らしい撮影体験を提供できるようになるとしています。
まとめ。
Pixelでもマニュアル撮影するためのサードパーティ製のカメラアプリは存在するが、それらカメラアプリはPixel本体の機能を最大限に活用することが出来ないため、Pixel自体で対応して欲しいと評価しています。
少なくともGalaxyやHUAWEIなどの一部機種はマニュアル撮影に対応していますが、今後Googleがどのような対応をとるのか。また数年同じメインカメラセンサーを採用してきたGoogleですがPixel 7シリーズでGN1を継続採用するのか
それとも今まで異なり毎年アップデートする流れにするのか。従来のようにカメラソフトありきの設定にするのであればオート撮影がメインだと思いますが、これからはハードもしっかり強化していくのであればマニュアル撮影にも期待できるようになるのかもしれません。