Galaxy S22 Ultra。販売不調のSシリーズの救世主に

先日には韓国版のGalaxy S22 Ultraを購入して開封レビューをしてみましたが、実際に使った印象としてはそのままGalaxy Noteという感じ。個人的にはGalaxy SシリーズよりGalaxy Noteシリーズの方が好きなので問題ありません。

ただ廃止されたGalaxy NoteがSシリーズの名称で復活したのは矛盾しているようにも感じてしまいます。今回SamMobileがGalaxy Noteを廃止したのはGalaxy Sを救うための素晴らしい計画だったと報告しているので簡単にまとめたいと思います。

Galaxy Noteの廃止。

一部ユーザーから熱烈な支持を獲得しているスタイラスペン。ハイエンドモデルでスタイラスペンを常用したいユーザーにとってGalaxy Noteシリーズは貴重な存在でしたが、Galaxy Note20シリーズを最後に廃止。

Samsungはユーザーのニーズに応えるためにGalaxy S21 UltraではSシリーズとして初めてS-Penに対応しましたがあくまでも外付けアクセサリーであり、本体に内蔵できるわけでもなく、さらに外付けのため機能制限もあり一部ユーザーが求めているものではありませんでした。

現に廃止の噂が流れた時に海外の署名サイトで4万人以上が著名。それだけGalaxy Noteの廃止に反対していたユーザーが多いということになります。

Galaxy Sシリーズの販売不調。

ハイエンドモデルのラインナップの整理。さらに売れ筋であるGalaxy Sシリーズに集中するためGalaxy Noteシリーズは廃止されたとしていましたが、今回同サイトによればまさに逆転の発想。

Galaxy S10シリーズは累計3800万台近く出荷した大ヒット商品に。またその後発生したコロナの影響も重なりGalaxy S20シリーズにGalaxy S21シリーズは販売不調に。

その出荷台数はそれぞれ2500万台程度だったとされておりGalaxy S10シリーズの記録には遠く及ばない。むしろGalaxy Noteを廃止したことでハイエンドカテゴリーの売上自体が減少する結果に。

同サイトは販売不調のGalaxy Sシリーズを復活させたのではないかとしています。少なくとも歴代Galaxy NoteユーザーからすればNoteシリーズではないですが、Galaxy S22 Ultraが次の行き場となる。

またGalaxy S22 Ultraは最上位モデルということもあり、単価も高ければ利益率も高い。現にGalaxy S22 Ultraはアメリカや韓国での予約状況を確認する限り予約したユーザーの60%がGalaxy S22 Ultraを予約している。

また今年でアップデートが切れてしまうGalaxy Note9ユーザーからすれば魅力的な買い替え候補にもなっています。もともと需要が高いGalaxy Sシリーズ。さらにGalaxy Noteユーザーのニーズに応えることでGalaxy Sシリーズの売上回復につながります。

現にアメリカや韓国では歴代Galaxy Sシリーズで最高の予約数を獲得していることが判明しています。Galaxy S22シリーズではデザインがバラバラですがGalaxy S23シリーズではどうなるのか。

正直デザイン含めて違和感がありますが、Galaxy Sシリーズの売上回復。さらにGalaxy Noteユーザーのニーズに応える。その両方にしっかり応えることができるSamsungの戦略勝ちなのかもしれません。

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