問題がなければ今年の後半に登場する可能性が高いiPhone 14シリーズ。特にiPhone 14 Proシリーズはパンチホールデザインの採用やメインカメラセンサーの刷新などメジャーアップデートになる可能性も。
一方でminiが廃止になり代わりにMaxモデルの追加。さらに原価コストの上昇などからラインナップ全体で値上がりするとの予測。AppleはiPhone 12シリーズで一部付属品をカットしてましたが今回Phone Arenaによると莫大なコストカットに繋がったと報告しているので簡単にまとめたいと思います。
環境への配慮。
AppleはiPhone12シリーズから長年親しまれてきた付属品のカット。ちなみにカットされたのは電源アダプターと有線イヤホンであるEarPodsです。また付属品がカットされたことで化粧箱自体もかなり薄型化しています。
Appleは化粧箱が薄型化できたことで、従来と比較して輸送用のパレッドに70% 多く収まるとしており、さらに一度により多くの台数は輸送することが可能になることから、年間の炭素排出量を200万メートルトン削減でき、これは輸送車50万台分に相当するとしています。
付属品が不要な人もいるので余計なゴミの削減。さらに輸送の効率化と結果的に環境へより優しいとしています。ただ今回の情報によるとAppleは環境。つまり「緑」への配慮としていますが、「緑」はお金の色だと皮肉っています。
莫大なコストカットに。
Daily MailによるとAppleは一部付属品のコストカットにより£50億近くのコストカットに成功したとしています。ちなみに$65億くらいで日本円で見れば7000億円弱のコストカットになっています。
ちなみに同サイトによればAppleは付属品カットしてから1億900万台程度出荷した。さらにパレットの収納容量が70%増加したことからも輸送費を40%カットすることに成功した。この合計から£65億という莫大な数字が出てくることになります。
ちなみに最新のiPhoneは20Wの充電に対応しているため純正の20W電源アダプター。そしてEarPodsをそれぞれ購入した場合ユーザーの実質負担金は4000円くらいです。
そのためAppleとしてはコストカットをしつつ、新たにアクセサリーの売り上げをさらに伸ばすことができたということになります。あくまでも今回のコストカットは輸送費のみなのでアクセサリーをカットしたコストや別途売上金額などは含まれていません。
ユーザーからすればコストカットできた分本体を値下げして欲しいと思うところ。ただ実際には5G対応で生じたコスト増加分を付属品のカットで相殺したという話もあるのでなんともいえないところでもあります。