中華メーカーが出荷予定台数を大幅削減。さらにMediaTekも大幅削減

ロシアのウクライナ侵攻によって半導体の製造に必要不可欠なネオンガスの大手サプライヤーが製造を中止。Samsungは十分な在庫を抱えているとしていますが、今後の戦況によっては影響が出てくる可能性があります。

何より侵攻関係なく半導体不足の状況だったのが今後さらに悪化する可能性も。今回Ming Chi-Kuo氏が中華メーカーの出荷台数とそのSoCについて言及していることが判明したので簡単にまとめたいと思います。

出荷台数を大幅に削減。

今回の情報によると中国の主要なAndroidメーカーが現在までに約1億7000万台の注文を削減したとしています。ちなみに2022年において当初の出荷計画の20%を占めるとされており大幅な削減となっています。

中国の主要なメーカーといえばXiaomi/Oppo/Vivoという感じだと思います。なぜ今回注文を削減したのかは不明。ただメーカー側から注目を削減したと捉えることができるため半導体不足よりも新製品の売れ行きがイマイチという感じなのかもしれません。

MediaTekの信頼感が低い?

またTSMCの4nmプロセスルールを採用。Snapdragon 8 Gen 1と比較して発熱も少なく消費電力効率もより優れていると話題となっているDimensity9000。MadiaTek製のチップに勢いがつくかと思いきや同氏によるとMediaTek製SoCの注文は70%以上カットされたとしています

その理由としては消費者の信頼感が低いため。来月はさらに注文数が減るとしています。エントリーモデルからミドルレンジはMediaTek製のSoCがかなり強いですが、この部分が大幅にカットされたということなのか不明。

今回の同氏のTweetを確認した上で推測すれば中華メーカーのエントリーモデルからミドルレンジでMediaTek製SoCを採用しているシリーズを中心に注文が大幅にカットされたという感じなのかもしれません。

ちなみに同氏は以下のようにもTweetしています。

スマートフォンの需要は信頼感の低さから弱まっていること。またハイエンド向けのSoCの供給は過去1~2年で見ればかなりタイトですが、それ以下になると別で一部のスマートフォンブランドは6~9ヶ月分の在庫を抱えているとしています。

ロシアに対して中国が支援しているという話もあり、その流れで中国の評判が下がっているのか定かではありませんが今後の動向をチェックした方が良さそうです。

ちなみに中華スマホの出荷台数削減でQualcommにももちろん影響が出ると思われます。

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文章で伝えられない魅力を

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