Google TensorはSamsungの5nmプロセスルールを採用しているとされておりサプライヤーもSamsungとなっています。Snapdragon888と比較するとまだマシな印象も受けますが、やはり発熱しやすく燃費もあまりいいとは言えません。
発熱自体を感じることは本体にとっては放熱がしっかりされていることなので良いことですがユーザビリティは下がります。今回9To5GoogleによるとPixelを例に発熱について言及しているので簡単にまとめたいと思います。
発熱による影響。
スマートフォンはエントリーモデルだろうとハイエンドであろうと発熱をしないということはない。ただ発熱対策や放熱対策はそのメーカーや機種にとって異なります。そして今回同サイトはPixelを例に発熱した際の影響について言及しています。
発熱した場合 |
①内部温度が高くなる本体で警告表示が出る |
②充電速度を低下させる |
③カメラなど一部機能に制限がかかる |
本体は内部温度の上昇により内部への負荷を避けるために各種制限を行い本体内部温度を下げることを優先します。発熱は内部のパーツに負荷をかけ、またSoC自体にもダメージ。最悪発熱が原因で内部が損傷し本体が正常に動作しなくなる可能性もあります。
本体発熱時の対処方法。
本体がかなり熱くなった場合の対処方法として以下のように言及しています。
発熱時の対象方法 |
直射日光の当たらない場所に置くこと |
発熱の原因になっている可能性あるアプリを終了。さらに重いアプリの使用を避ける |
フォーカスモード(スタミナモード)に切り替える。 |
再起動する |
また意識するユーザーは少ないですが、スマートフォンは機種ごとに使用推奨環境があり湿度や外気温を指定されています。寒い環境はもちろん暑い環境も適さない。真夏の直射日光など論外という感じです。
また本体を保護するためにケースを使うユーザーもいると思いますが、ケースの存在が本体の放熱を阻害する可能性もあります。特に全面を覆ってしまう手帳型のケースは相性が悪いことが多いです。
日本ではこれから外気温が高くなる時期になります。本体で出来るだけ発熱を抑えてくれれば嬉しいところですが、本体の発熱対策に依存するのではなくユーザー自身の使い方も合わせて見直した方がいいように感じます。