キャリアは今年の夏モデルの発表はすでに終了しており後は発売を待つだけの機種が一部あり。ただ今年の上半期は昨年より高価格化が進んだこともあるのか市場の反応はイマイチな感じ。
下半期にはiPhoneなどが正式発表されると思いますがまず楽しみなのが7月。今回今購入を考えている人は7月まで待った方がいいと思う理由についてまとめたいと思います。
Google Pixel 6a
個人的に興味があるということもありますが7月は楽しみにしている機種が地味にある。まず一つ目の機種としてGoogle Pixel 6aです。国内では7月21日に予約開始で28日に発売予定です。
すでにスペックや価格などは明らかにされていますが実際に試してみないと分からない部分もあります。ただミドルレンジを狙っているユーザーからすれば注目したい機種に感じます。
価格に関しても約5万3000円とライバル機種であるXperia 10ⅣやGalaxy A53 5Gと比較しても十分に競争力があり何よりゲームチェンジャーに感じるのがGoogle Tensorを搭載していること。
Pixel 6に搭載されているハイエンド向けのSoCの搭載。Google TensorはベンチマークからSnapdragon888に僅かに及ばないという印象ですが噂ではそもそも2020年に発表予定だったとの噂。
つまり予定通りに発表されていればSnapdragon865以上のパフォーマンスで注目を集めた可能性。ただ開発の途中で延期されたとしており結局2021年に発表されたからこそちょっと物足りない。
一方で現在開発されている2世代目に関しては最初から2022年にフォーカスしている可能性。
またSamsungの4nmプロセスルールを採用とされておりSnapdragon 8 Gen 1やExynos2200と同じプロセスルールであり事前情報通りであればSnapdragon 8 Gen 2とも同じとされています。
つまり2世代目に関してはライバルのSoCにも劣らないパフォーマンスを実現する可能性があります。さらにPixel 6aでGoogle Tensorを搭載することから2世代目はPixel 7aで採用されるかも。
ベンチマークが全てではありませんがミドルレンジのライバル機種が搭載しているExynos1280やSnapdragon695などと比較しても圧倒的なパフォーマンスを誇る。
ハイエンド向けのSoCを搭載しているミドルレンジはかなり限定的で分かりやすい例がiPhone SEという感じです。Androidでは今まで独自SoC+ハイエンド向けを搭載したミドルレンジがなかったので魅力的。
またミドルレンジモデルユーザーの方が長く使えた方がいいというニーズが高いです。その中でPixel 6aはメジャーアップデートは3回にセキュリティアップデートは5年と長い。
同等のアップデート期間をサポートするのはGalaxyの一部機種のみでミドルの中では限定的です。発熱や電池持ちなど不安な部分もありますがライトユーザーからすればかなり余裕のある処理性能。
さらに長期のアップデートサポートと魅力的。またカメラに関してはPixel 6には劣るとしてもカメラソフトが強みのPixelだからこそ逆にミドルレンジになるとかなりの強みになります。
この価格帯でここまで描写力が高くてフォーカス精度が高くナイトモードにも強い機種はあまりなくカメラは下手なハイエンドモデルよりよほど綺麗に撮影でき使い勝手もいいです。
予算を5万円近くで設定しているユーザーにはおすすめの機種であり待てるなら待った方がいい。そしてPixel 6aの評価が出揃ったら購入するのはありかなという感じです。
AQUOS R7
次にハイエンドモデルとしてAQUOS R7です。国内ではdocomoとSoftBankから7月下旬以降の発売予定前モデルのデメリットをどの程度つぶせれているのかは実際に使ってみないと分からないですがポテンシャルは高め。
可変式120Hz表示に対応した上で最大2000nitsのディスプレイ輝度にDollby visionに対応。また前モデルでは発熱対策としてソフトでの制御がかなりシビアでしたが電池持ちは良かった。
今回はハード面での発熱対策を強化しているのでソフトとのバランスが上手く取れていれば電池持ち含めてかなり安定するかもしれません。
またやはり気になるのはカメラの進化です。今のスマホ市場のトレンドは多眼化に高画素化。そしてズーム倍率の強化という感じですがAQUOS R7は真逆で今やエントリーモデルでも珍しくなってきた一眼構成を採用に。
さらに48MPの1.0型センサーと大型センサーを搭載しており新たにポートレートモードセンサー。
前モデルはレーザーオートフォーカスを搭載していましたがフォーカス精度は甘めで最短撮影距離も長めという感じで使いにくかったですがAQUOS R7ではどの程度汎用性が増したのか気になるところ。
ちなみに最短撮影距離自体は改善しているみたいでQRコードの読み取りなども改善しています。
1.0型センサーを搭載した時点で癖がかなり強いカメラですが使い勝手がどの程度改善したか。Xperia PRO-Iとはまた違った使いにくさがあると思うのでこの辺を楽しみたいと思います。
またオートフォーカス速度も前モデル対比で2倍改善しているみたいなので被写体が動く場合にどの程度撮影できるのか楽しみで個人的にはXperia 1Ⅳの癖があるカメラが好きなのでAQUOS R7のカメラも今から非常に楽しみ。
ライカ監修となって2世代目になのでカメラソフトの完成度も期待したいところ。ハイエンドモデルが汎用性よりロマンを求めたい。ただ高すぎて買えないというユーザーにとって価格とロマンのバランスがとれた機種になるかも。
docomo版に関しては本体価格が一括で19万8000円と前モデルから約7万円の値上げ。この記事を作った時はここまでの値段になると思っていなかったので候補に入れましたがこの値段になると微妙なところ。
Xiaomi 12 Ultra
そして3つ目の機種としてXiaomi 12 Ultraです。Xiaomi 12シリーズ自体が日本で未発売の状況で最上位だけ日本で発売するとは考えにくいのでおそらく日本でも発売されない。
むしろ事前情報通りであれば中国以外で発売されない可能性もあるくらいです。第2世代のLTPO技術を採用したSamsung製の可変式120Hz表示に対応すると予測されておりディスプレイ輝度もおそらく改善。
さらにDisplay Mateで最高評価を獲得すると思います。
Snapdragon 8+ Gen 1を搭載すると予測されておりバッテリー容量は5000mAとの予測。おそらく冷却機能はかなり強化されると思うので発熱含めて電池持ちがどうなっているのか。
中華スマホは超急速充電に対応していることから比較的電池持ちが悪い機種が多いです。ただ前モデルはまだマシな方だったのでXiaomi 12 Ultraでは改善しているのかどうか気になる。
そしてCADを元に作成されたレンダリング画像を確認するとTOFセンサーなど各種センサー除いてカメラセンサーは4つ搭載していることを確認。
メインカメラセンサーはSamsung製ではなくSony製の大型センサーを搭載しているとしておりレンダリング画像をみる限りではペリスコープを2つ搭載しているようにも見えます。
Galaxyの最上位モデルなどズーム倍率が異なる2つの望遠レンズを搭載することで光学式ズームとデジタルズームの最大倍率を強化。
ただ今までペリスコープを2つ搭載した機種はなかったので最大ズーム倍率よりも中距離撮影時のズームの画質がどの程度になるのか非常に気になるところで光学式15倍とか対応したら面白い。
半導体不足の影響などから中華メーカーの多くは販売台数を稼げるミドルレンジに注力。
その結果今年発表予定だった最上位モデルがキャンセルされたとの情報が多い中でXiaomiは例年より約3ヶ月遅れとはいえ最上位モデルを発表する可能性があるので期待したくなります。
またXiaomi 12 Ultraはライカ監修のカメラソフトを搭載した初のXiaomi製品の予定。一部情報ではAndroid13を標準搭載しているとの話。仮にこの情報通りであれば発表は7月でも発売は8月以降になるのかもしれません。
Android13は記事執筆時点でβ3まできており7月には最終のβ版が配信予定で8月にはPixelに本配信が開始するとされています。少なくともPixelより先に配信されることはないと思うのでとなれば8月以降かもしれません。
半導体不足による値上げ。さらに円安とXiaomi 12 Ultraが欲しい場合は輸入に頼るしかない。となればかなり高くなりそうですが化け物みたいなスペックを搭載しておりロマンを感じます。
まとめ
今回は個人的に7月に絶対はずせない3機種についてまとめてみました。Xiaomi 12 Ultraはまだ確定させていませんがPixel 6aとAQUOS R7は購入予定です。
またPixel 6aと同時に発売予定のPixel Buds Proについても購入予定と出費が多い。Xiaomi 12 Ultraは8月にGalaxy Z Fold 4の発売を控えているので7月に発売して欲しい。
価格面は怖いですが8月にはGalaxy Zシリーズに9月にはiPhoneに10月頃にはPixel。そして10月頃にはsonyにも何かしらの動きがあると思うので毎月何かしらの楽しみがありそう