記事執筆時点でSonyが今年の新製品発表会をいつ開催するのか不明で特段動きがありません。
海外のスレットを見ると4月25日という話もあるみたいですが仮にこの情報通りだとしてもSonyからイベントの告知があるのは4月中旬以降になってくるかもしれません。
ちなみに一部噂ではどんなに遅くても5月までには開催される可能性が高いとされています。今回国内キャリアが扱う新型Xperiaについての新たな噂ができたのでまとめたいと思います。
2021年の販路。
ひと昔前においてXperiaの新型モデルはdocomoが全て取り扱いauとSoftBankは標準モデルのみを扱う流れ。イレギュラーがあったのはdocomoがキャンセルしたとされているXperia Z Ultraくらいですが近年はSonyの販促も変わってきておりより拡大しています。
2021年で見れば国内で発売されたXperiaは合計6機種。まずSony Storeや一部家電量販店がXperia PROやXperia PRO-IなどXperia PROシリーズを扱っておりauあたりがアクセサリーの一つとして販売していましたが大手キャリアはキャリアモデルは出さず。
そしてミドルレンジであるXperia 10Ⅲはauとdocomoからキャリアモデルが発売。ただMVNO向けかつXperia初のeSIM対応モデルとしてXperia 10Ⅲ Liteも発売されています。
フラッグシップモデルであるXperia 1ⅢとXperia 5Ⅲは大手3キャリアから発売に。またそれぞれ直販モデルも用意されており2021年で最も売れたのがXperia AceIIです。
前モデルはMVNOとdocomoが取り扱っていましたが現行モデルはdocomo専売となっています。
実際には不明ですがSonyがXperia L5としてグローバル市場向けに開発していた機種をdocomoの要望に合わせてスペックやデザインをカスタマイズしたモデルの可能性もあります。
3G契約者を膨大に抱えるdocomoからすれば2026年までに4Gか5Gへユーザーを移行させる必要がある。そのため国内でも知名度が高く、さらに安いモデルとなった時にSonyが選ばれた可能性。
楽天に関してAndroidは他社製を扱うことに消極的で今後も扱わない可能性もあります。ただ直販モデルが発売されるようになったこともありますが以前よりユーザーもどこで買うかキャリア含めて選択肢が増えたのは嬉しいところです。
docomoとauのラインナップ。
そして今回の情報によると日本市場においてdocomoが新型Xperiaを3機種扱うとしています。これは妥当と言えば妥当で昨年の上半期と同じとイメージすると分かりやすいです。
なのでdocomoは夏モデルとしてXperia AceⅢ/Xperia 10Ⅳ/Xperia 1Ⅳの3機種を扱う可能性。現時点でXperia 5Ⅳに関してはいつ発表されるのか有力な情報はありません。
ただ2021年で見ればグローバルイベントでXperia 1ⅢとXperia 5Ⅲが同時に正式発表。このイベント直後に国内キャリアはXperia 1Ⅲを取り扱うことを正式発表しましたがXperia 5Ⅲに言及なし。
別途10月にXperia 5Ⅲを発売すること正式発表の流れに。そのためXperia 1ⅣとXperia 5Ⅳが同時に正式発表かつ同時期に発売じゃない限りXperia 5Ⅳの国内発表はずれこむ可能性があり今回の3モデルにもおそらく含まれていません。
ほとんどの市場では11月頃に発売されたことを考えれば下半期に正式発表の方がいい感じです。扱わないカラバリはあったとしても扱わないモデルはほぼないのでdocomoが3モデルは妥当。
そして今回の情報によるとauに関してはこの情報を入手した時点では1モデルだとしています。単純に考えればXperia AceⅢを扱う可能性は低い。なのでXperia 10ⅣもしくはXperia 1Ⅳのどちらかが取り扱わない可能性がある。
個人的にはXperia 10Ⅳがカットされる可能性が高い印象。Xperia 10Ⅳのスペックが分からない以上なんともですが歴代Xperia 10シリーズを見ると他のメーカーのミドルレンジと比較しても競争力があまりない。
またSonyの関係者がミドルレンジはあまり売れないことを明らかにしているのでXperia Aceのように価格が突き抜けない限りXperia 10シリーズの売り上げはあまり芳しくないのかもしれません。
本体価格が高いとはいえXperia 1シリーズなどフラッグシップの方が突き抜けたものがあります。仮に今回の情報通りであれば上半期auが扱う可能性があるXperiaはXperia 1Ⅳだけかも。
SoftBankの動向。
一方で今回の情報では言及が全くないですが推測しにくいのがSoftBankです。Xperia AceⅢは最初から扱う可能性はほぼ0 。そしてXperia 10Ⅳも扱う可能性はかなり低く扱うとしても歴代モデルと同様に傘下のY-Mobileが扱う可能性の方がまだ高いように感じます。
SoftBankはあまりAndroidに積極的ではなく近年で見れば中華スマホの廉価版に注力。なので高単価のXperiaに関しては近年で見ればXperia 1IIを扱わなかったことを考えると必ずしもXperia 1Ⅳで扱うとはいいきれない。
Xperia 1IIを厚かなかった理由としては前モデルであるXperia 1の在庫処分にかなり苦労したとされており最後の方は叩き売り。ただ何よりSoftBankはトクするサポート+前提の価格設定で他のキャリアよりも一括価格が高い。
もともと仕入れ値が高いのかちょっと高い印象でしたがプログラム開始以降さらに高い印象。
ちなみにXperia 1Ⅲで見ればdocomo版が約15万5000円に対してSoftBank版は約19万円。
プログラムを利用することで実質負担金を抑えることができるとしても流石に20万円近くなると折りたたみ式機種でもない通常のスマホとしてみた場合高すぎの印象を持っちゃうと思います。
結局Xperia 1ⅢとXperia 5Ⅲがどの程度売れているのか。在庫がどの程度なのか不明。ただXperia 5Ⅲは一時期叩き売りをしていたので在庫が過剰気味だったのかもしれません。
実際にどうなるか不明ですがXperia 1Ⅲの売れ行き次第ではXperia 1Ⅳを扱わない可能性も。もともとiPhoneを独占販売してシェアを拡大してその後Androidのラインナップ拡大が課題に。
ただSamsungと喧嘩したのかGalaxyの取り扱いは久しくなくあまり魅力的なラインナップじゃない。現時点でのAndroidのラインナップを見ても極端に高い機種か安い機種のみという感じ。
SoftBankはアップデートにあまり力を入れたくないのかiPhoneやPixelなどメーカー側がアップデートは調節してくれるメーカーの機種に力を入れている印象でXperiaで見れば他のキャリアがメジャーアップデートが2回サポートされていてもSoftBank版だけ1回で終わることもあるのでAndroidが好きな人はSoftBank以外の方がいいかも。
Xperia 1Ⅳは一部情報では現行モデル対比で20%近く値上がりすると噂されている中ソフトバンク版はついに20万円を突破する可能性も出てくるのでほとんどの人が買えなくなります。
直販モデル。
あとはSonyが直販モデルに今年はどの程度力を入れてくるのかもきになります。現状ではキャリアモデルと直販モデルでは発売時期のタイムラグが4ヶ月近くあるのが課題。
意図的なのかコストカットなどの問題からも仕方なくなのか詳細な理由は不明です。またフラッグシップモデルは直販モデルが出るようになりましたがミドルレンジ以下は出ない。
Xperia 10シリーズのターゲット層を考えれば直販モデルよりキャリアモデルの方が相性がいい。一般ユーザーで直販モデルに拘る人なんてほとんどいないと思うので尚更です。
ただ直販モデルのラインナップを強化してくるという面でもXperia 10シリーズなどを発売するかどうか。自分はXperiaが好きなので基本は何ヶ月でも待ちますが多くのユーザーはそうはいかないです。
せめてタイムラグが2ヶ月以内にしてくれればかなり印象が変わると思うのですが難しいのか。
まとめ。
とりあえず早く今年の新型Xperiaを正式発表して欲しいように感じます。半導体不足の影響などから開発が難航しているのか。それとも一部噂にあるようにXperia 1ⅣはSnapdragon 8 Gen 1+の登場を待っていてスケジュールが後にずれこんでいるのか。
また一部情報ではミドルレンジのみ春頃に先に発表されるとの噂もありますが実際にはどうなのか。流石に有力なリーク情報があまりにもなさすぎて話題にすらならないのが寂しいです。