オタクを大切にすべき。Xperiaがこのままだとやばいと思う2つの理由

2021年はよりカメラを特化したXperia PRO-Iを発表するなどSonyらしさを全開に。2019年以降コンセプトを明確化させたからこそ今のXperiaはより魅力的に感じるんだと思います。

一方ですが当たり前といえば当たり前ですがXperiaの問題点もいくつかあります。今回はこのままだとやばいと思うXperiaのデメリットについて簡単にまとめたいと思います。

一般受けを排除したコンセプト。

今回の記事は主観に基づいているので予めご了承下さい。個人的には2019年に採用された万人受けをやめ好きな人にとことん好きになって貰うコンセプトは大賛成という感じです。

よりSonyらしさを強調するため例えばコンテンツを最大限活かすためにノッチやパンチホールは採用せず対応しているコンテンツが限定的とはアスペクト比21:9の採用。

またカメラに関してはPhotography Proを中心としたマニュアル撮影に特化していること。Xperia 1で初めてトリプルレンズカメラを搭載した際にもカメラの多眼化には抵抗があった。

ただ画角が異なるシングルレンズカメラを3つ搭載していることで抵抗がなくなったことを明らかに。基本今のXperiaのカメラはデジカメのαシリーズの立ち位置となっているためスマホではなくデジカメ寄りのコンセプト。

そのため動画撮影中に画角を切り替えることも出来なければズーム倍率に関しても画角ごとで他のスマホのようなシームレスなズーム倍率の変更はできません。

また自分が知らないだけかもしれませんがデジカメで夜景を撮影したい場合は基本マニュアル。そのためスマホのようにナイトモードなんておそらく対応している製品はほぼないと思います。

すごく分かりやすく言えばデジカメで出来ないことは基本Xperiaのカメラで出来ないです。

なのでカメラを中心に他社の機種とほぼ真逆の方向に進化しておりかなり癖が強いです。ただ自分はこのコンセプトを採用したからこそXperiaがより好きになったように感じます。

自分が一番身近でよく使うガジェットであるスマホのカメラで簡単にマニュアル撮影ができる。なのでデジカメでももうちょっと拘って撮影してみようと他のスマホにない魅力。

よくXperiaはユーザーの声を聞き入れないからダメだと言われますがユーザーの声を取り入れたのがXperia Xシリーズ。結果どうなったかと言えば失敗で販売台数の減少を止められず。

少なくとも一般受けをするようなやり方では激戦区であるスマホ市場で生き残ることが出来ない。そのために一般受けをやめファンに刺さるコンセプトを採用したんだと思います。

なので今はユーザーの声を取り入れていないのではなく少なくとも一般ユーザーは切り捨てた。ナイトモード非対応とか縦長が嫌だとか批判されますが答えは簡単でXperia以外を買えばいいだけ。

どんなに不満を言ってもSonyが大きく方針転換することはありえないので期待するだけ無駄です。また現状これだけ選択肢がある中わざわざXperiaに文句をいう必要もなく他の機種を買う。

それが一番合理的で何よりユーザーもどの機種を購入するか選ぶ権利がありますが逆にメーカーもユーザーを選ぶ権利がある。Sonyはコンセプトを共感してくれない人以外ははっきり言ってしまえば切り捨てたことになるのですごく分かりやすいと思います。

Xperiaのデメリット。

自分は今のXperiaのコンセプトに共感できるだめコンセプトから派生しているスペックに関して否定する気は全くないです。ただこのままだとやばいなと思うこともいくつかあります。

コンセプトが尖りまくっているということは逆に言えばオタクがターゲットになっています。つまりオタクが欲しいと思える製品でないと今後尻つぼみする可能性があって危険です。

オタクを大切にするべき。

まず一つ目として直販モデルです。そもそも直販モデル自体の認知度が一般ユーザーの中で低い。

総務省の横槍でキャリアモデルもSIMロックが出来なくなりましたが一般層の多くはそもそも自分が契約しているキャリアで機種を購入するものだと思っており機種だけ購入することはほぼない。

ましてオタク向けとなっているXperiaの直販モデルとなればさらに限定されてきます。なので個人的には直販モデルの購入を考えてくれるユーザーこそ大切にするべきだと思います。

ただ現状で見ると直販モデルがとてもじゃないですけど購入しやすい環境にない。キャリアモデルと直販モデルでタイムラグがありすぎで2021年モデルで見れば約4ヶ月もあります。

なぜここまでタイムラグがあるのかSonyはその理由を明らかにしていません。

ただ要因として推測ですが2つ。一つはコストカットのため。初めて直販モデルが発表された時もコストカットのためか主に中国向けのモデルと共通化されている部分が多いです。

そのため直販モデルのスペックは中華モデルを参考にすると非常にイメージしやすいです。Xperia 1IIの時はフロストブラックと限定色の存在。そしてRAM12GBにストレージが256GBにDual SIMも共通。

そしてXperia 1Ⅲで見ればストレージが512GBに限定色のグリーン。また中国モデルはミリ波非対応で直販モデルもミリ波非対応を共通化されています。

中華モデルとセットにすることでコストカットをしているのか中国モデルと合わせることでコストカットしているのか不明ですが少なくとも中国モデルの動向にリンクしている印象を受けます。

早く発売されて欲しいところですがキャリアモデルと比較すれば販売台数は見込めない。そのためコストカットが必要でさらに生産状況が落ち着いたタイミングでしか出せないためタイムラグがあるのかもしれません。

そしてもう一つ推測できるのは単純にキャリアへの忖度。国内において直販モデルの市場が拡大しているとはいえそれでも全体の1割程度しかないです。

なのでほとんどの人はキャリアで購入しておりメーカーも確実に売れるようにするにはキャリアを優先した方が早い。そのためキャリアモデルの販売がある程度落ち着いたタイミングで直販モデルを発売するようにしてキャリアモデルへの影響を出来るだけ避けている可能性も。

ただXperia 5Ⅲで残念だったのかカラバリ。キャリアモデルでは限定色として2色がラインナップ。一方で直販モデルはグローバルと同じく3色展開でまさかの限定色がない状況に。

先日にはアンケートをとらさせて頂きましたがフロスト系がほしかった人は全体の7割。キャリアへの忖度なのか。フロスト系は通常のガラスと比較すれば原価コストが高くなるためやむなく見送ったのか定かではありませんが直販モデルを待望していたユーザーの多くをがっかり。

これだったら個人的にはキャリアモデルがグローバルと一緒で直販モデルに限定色が追加された方がよかったように感じてしまいます。

Sonyとしても難しいところだと思いますがキャリアで購入する一般層を大切にしたいのか直販モデルを購入するオタクを大切にしたいのか。少なくとも直販モデルが欲しいと思うユーザーは本当のコアファンであることが多いです。

そんなコアファンにいかに上手く売るかが重要なのに直販モデルは正直かなり中途半端に感じます。なので発売時期含めて直販モデルをもっと大切にする必要があると思います。

アップデートのサポート期間。

そしてもう一つがアップデートのサポート期間です。個人的にPixelやGalaxyのようにメジャーアップデートやセキュリティアップデートをいきなり伸ばして欲しいとは思わない。

アップデートのサポートで年間どれくらいのコストがかかっているのか把握していませんが仮に伸ばしたとしてその分本体価格が一気に高くなったりする方が個人的には嫌です。

何よりSonyに求めたいのは新機種を発表した際にアップデートサポート期間も合わせて発表。この機種があとどの程度使えるのかユーザーが購入する前に確認できるようにして欲しいです。

Googleは一応メジャーアップデートが2回でセキュリティアップデートが3年としています。ただこれは強制ではなくこのアップデート期間をサポートするかはメーカー次第の面があります。

またメーカーが対応したとしても今度は取り扱うキャリアがサポートするかは別の話になります。ただこれはSonyがアップデートサポート期間を約束していないからこそ発売地域や取り扱うキャリアによって差が生まれる。

例えば一時期話題となりましたがXperia 1Ⅲにおいてアメリカではメジャーアップデートが最低2回。ただオランダではサポートが1回であることが判明しておりユーザーの混乱を招くだけだと思うのではっきりさせてユーザーを安心させた方がいい。

またせめてメジャーアップデートは3回に対応して欲しいところですが現状ではSonyの発表がないためXperia 1ⅢやXperia 5Ⅲはそのつもりなのかもしれませんが不明です。

あとは気になるのがキャリアモデルを購入するユーザーの購入方法です。国内市場で9割はキャリアモデル。そのユーザーがキャリアのレンタルサービスを利用するのか。それとも通常の分割で購入するのか。

もしくは一括で購入するのか詳細な内訳が不明です。先日のアンケートでは自分のチャンネルを見て下さるユーザーは一括払いの人が多い印象。ただスマホを一括で購入するユーザーは全体の1割程度とされており多くのユーザーは分割。

逆に言えば分割しているユーザーが9割いますがあとはどの程度レンタルサービスを利用しているか。仮にほとんどの人がレンタルサービスを利用しているなら基本端末は2年で返却。

なのでアップデートサポート期間は現状のままでもいいかもしれませんが発売のタイムラグがある。直販モデルのことを考えるとやはりアップデートサポート期間を伸ばした方がいいと思います。

何よりアップデートサポート期間を明白にすることが今のXperiaに必要に感じます。

まとめ。

今回はXperiaがこのままではあまり良くないと思うことについて大きく2つまとめてみました。自分は今のコンセプトが好きだしすごく応援したいと思っていますが不満ももちろんあります。

何より今のSonyのコンセプトからもコアファンをもっと大切にすることを優先して欲しい。一般層よりオタクの方が気難しいので大変だと思いますがもっと頑張って欲しいと思います。

スペックどうこうよりマーケティングの方をもっと力を入れて改善して欲しい。

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