有名なリーカーによればディスプレイの生産が例年より約1ヶ月早く開始すると予測されており発表自体も9月頃になる可能性があるGoogle Pixel 7シリーズ。一方で直近の情報ではすでにFCCの認証を通過したともされており上半期に登場するのか下半期に登場するのか不明。
10月頃の発表と考えておくのが一番ですが今回9To5GoogleがPixel 7シリーズはマイナーアップグレードの方が適している理由について言及しているので簡単にまとめたいと思います。
アップデートサイクルの見直し?
直近の情報を見るとSoCに関しては2世代目のGoogle Tensorを搭載すると予測されているとはいえデザイン自体は大きな変更もない。カメラに関してもセンサー自体のアップデートはなくカメラソフトによる最適化がメインになるとされています。
このことからもマイナーアップデートになる可能性がありますが、同サイトによればGoogleも「tick-tock’ cycle」を採用する可能性があるとしています。これは以前のiPhoneのようにメジャーアップデートとマイナーアップデートを2年周期で繰り返すことです。
デメリットとしては新機能の採用が他社と比較して遅くなることや、マイナーアップデートのターンはユーザーに期待値も下がりやすく注目度も下がりやすいこと。
ただそれでも同サイトは少なくともPixel 7シリーズはマイナーアップデートでいいとしています。
マイナーアップデートのメリット。
少なくとも折りたたみ式機種など新しいタイプのスマホを除けば近年のスマホの進化は頭打ちになっていること。このことからも進化よりも「洗練」を優先させるべきで、ユーザーの多くも「洗練」を求めることが多い。
1年目で大きな進化をさせ、2年目では不具合やバグをしっかり潰すことを優先することで、洗練より進化を求めるユーザーは1年目のモデル。そして進化より洗練を求めるユーザーは2年目のモデルとユーザーのニーズもうまく棲み分けできる。
少なくともGoogle Pixel 6シリーズで報告が多かった通信関連の不具合などをPixel 7シリーズでしっかり潰すこと。さらにあまり評判のいいと言えない指紋認証をしっかりアップグレードすることなどPixel 7シリーズは改善の1年にあてるべきだとしています。
またGoogle Tensorの制御も現時点で上手くいっているとは言えずアップデートの配信時期のズレや不具合やバグの多さなどの問題も。これは独自SoCに移行したばかりということもありますがGoogleはしっかりとワークフローを確立させる必要がある。
そしてワークフローを確立した上でアップデートを安定させて失った信頼を取り戻す必要があるとしています。
とりあえずPixel 7シリーズはどれくらい安定するのか。その上でどの程度進化するのか。ソフトを中心にしている機種であるからこそ進化より洗練の方を優先して欲しいようにも感じます。