5月中旬にSonyは新製品発表会を開催しグローバル向けとしてXperia 1ⅣとXperia 10Ⅳを正式発表。さらに国内で合わせてXperia AceⅢを正式発表しましたが2021年モデルと違うのがXperia 5Ⅳが発表されなかったこと。
昨年はなぜか上半期に発表されましたが今年は現時点でどうなるのか不明。今回Xperia 5Ⅳを待つべきかそれとも他の機種を選ぶべきなのか簡単にまとめたいと思います。
現時点で諦めるのは早い。
以前記事にもさせて頂きましたが一部情報ではXperia 5Ⅳがキャンセルされたという噂もあります。また上半期に発表されなかった=今年発表されないと思っているユーザーの方もいらっしゃいますが実際に現時点では不明です。
少なくとも歴代Xperia 5シリーズを見る限りでは2021年がイレギュラーで本来であれば9月上旬に開催されるIFAで発表されていた機種なので下半期に発表されるのが通常。
なので現時点で正式発表されていないからといってXperaia 5Ⅳを諦めるのはちょっと早いです。
少なくともキャリアのプログラムのタイミングなど上半期にどうしても乗り換えなきゃいけない場合除いて個人的にXperia 5Ⅳが実際に登場するかは別として9月から10月頃まで待つのはありだと思います。
ちなみに有名なリーカーがCADを基に作成したレンダリング画像を公開するのは正式発表の2ヶ月前くらい。なので仮に10月頃に正式発表であれば8月から9月頃には公開される可能性があります。
ただ逆に9月や10月になってもリーク情報がない場合。またXperia 5Ⅳと思えない機種のデザインがリークした場合はXperia 5Ⅳにあまり期待できない感じ。
また10月頃になれば従来の流れならXperia 1Ⅳの直販モデルが登場してもおかしくない時期なのでXperia 5Ⅳ以外を選択するとなっても選択肢が少しでも増えるのはありがたいところ。
Xperia 1Ⅳの直販モデル。
あくまでも個人的な予測ですがキャリアモデルの様に19万円とかの価格設定にはならないように思っています。docomo版が前モデル対比で4万円の値上がり。
この4万円という数字だけ一人歩きしていますがXperia 1Ⅲの時は一括価格が抑えめの価格設定。
一方でXperia 1Ⅳはプログラム利用前提の価格設定に変更されているため高いことに違いはありませんが価格の設定方法が違うために単純にXperia 1ⅢからXperia 1Ⅳで4万円の値上がりとは言い切れない。
ちなみにヨーロッパでは前モデル対比で1万4000円の値上げ。auに関しても約1万4000円の値上げ。SoftBankに関しては約1万円の値上げでもともとプログラムの利用前提で割高な価格設定だった。
auとSoftBankでは1万円ちょっとの値上げなので前モデル対比でXperia 1Ⅳは1万円ちょっとの値上げ。こう考えると分かりやすくdocomo版が異常なだけ。
なので直販モデルも単純に1万円ちょっとの値上げなら18万円以下の価格設定になると思うので高いことに違いはないと思いますがまだ買いやすいと思います。
ただ個人的な推測ですが現時点で判明しているモデル番号からみて従来は中国版と共通化することでコストカットしている感じでしたがキャリアモデルと共通化してコストカットしている可能性。
となれば従来と異なりeSIMと物理SIMのDual SIMにストレージは256GBのままでミリ波対応の可能性。
実際にどうなるかは発表されるまで不明ですが少なくともXperia 5Ⅳ以外を選択する時にXperia 1Ⅳのキャリアモデルほど買いにくいという感じではないかもしれません。
Xperia 5Ⅳのスペック。
一方でXperia 1Ⅳのスペックが明らかになったことでXperia 5Ⅳのスペックもある程度推測できます。2021年モデル対比で2022年モデルの共通事項としてサイドフレームがフラットになっていること。
本体が僅かに小型化していること。そしてGoogle Assistant専用ボタンが廃止されていること。少なくともGoogle Assistant専用ボタンが廃止されていることはほぼ間違いないと思います。
デザインとバッテリー。
ただ気になるポイントとしては本体サイズを小型化出来るのか。またサイドフレームがフラットになるのか。Xperia 1Ⅳはサイドフレームはよりフラットにしていますが筐体サイズは前モデルと同じ。
ただ内部スペースをより効率的に使うことで5000mAhの大型バッテリーを搭載することが可能に。直近のハイエンドXperiaを見る限りはバッテリー容量は同じです。なので単純に見ればXperia 5Ⅳも同じかもしれません。
ただXperia 5Ⅲでどの程度スペースに余裕があるのか不明ですが筐体サイズを小型化は可能なのか。またサイドフレームに丸みが帯びているのは手にフィットしやすいと持ちやすさの面でメリットが一つ。
そしてもう一つが内部スペースを確保するというメリットがありますがXperia 1Ⅳのようにサイドフレームをフラットにした上で小型化出来るのか疑問。勝手な推測ですがサイドフレームはフラット。
そして筐体サイズは現行モデルと同じままでバッテリー容量を5000mAhに増加させると思っています。
ただ一方でバッテリー容量が4500mAhのままという噂もありこの噂通りであればサイドフレームがフラット化して筐体サイズも小型化する可能性。またXperia 5Ⅲで日本限定モデルとしてフロストカラバリ。
これがXperia 5Ⅳでもレギュラー扱いになるのか。また日本限定色になるのか気になります。
SoC
SoCに関してはおそらくSnapdragon 8 Gen 1。先日QualcommはSnapdragon 8+ Gen 1を正式発表。今後もSnapdragon 8 Gen 1の製造を継続することを明らかにしたこと。
さらにXperia 1Ⅳがプレミアムモデル扱いなのに対してレギュラーフラッグシップモデルであるXperia 5Ⅳが上位のSoCを搭載する可能性は低いように感じます。
ユーザーとしては搭載してもらった方がいいですがここでXperia 5に搭載するとラインナップのバランスが崩れる。まだSnapdragon888以上とされているSnapdragon 7 Gen 1を搭載する方が分かります。
Snapdragon 8+ Gen 1に期待しない方がいい。
その他。
ディスプレイは6.1インチにFHDの表示解像度。Xperia 5シリーズの方が先にディスプレイが進化している印象があるため可変式の120Hz表示に対応する可能性が全くないということはないです。
おそらくイヤホンジャックにIP68に指紋認証は変わらず。あとは気になるのがスピーカーです。Xperia 5Ⅲは前モデル対比でスピーカーがほぼ進化していない。
一方でXperia 1Ⅲの時は前モデル対比で音圧が40%改善しており共振もほぼなくなりXperia 1Ⅳでは低音がさらに改善しています。Xperia 1Ⅳでは新たなBOXスピーカーが採用されましたがXperia 5Ⅳでも同様に採用されるのか。
Xperia 1Ⅳとの大きな違いとしては内部スペースだと思うので改良したスピーカーを搭載できるのか。Xperia 1ⅣとまでいかなくてもXperia 1Ⅲと同等のものを搭載すればかなりの御の字に感じます。
カメラの進化。
そしてカメラの進化もおそらく特徴になると思います。ただカメラはXperia 1Ⅳと共通化の可能性。Xperia 1ⅢとXperia 5Ⅲはハード面では全く一緒なのでこの流れは踏襲すると思われます。
インカメラの刷新/そして可変式望遠レンズではなく光学式シームレスズームに変更という感じ。僅かにチューニングの差なのか画質に差が生じることがありますが基本は一緒と考えた方がいいです。
そのため4K/120fps撮影や秒20コマのバースト撮影が全画角で撮影可能になりVideo Proの搭載などXperia 1Ⅳは前モデル対比でハード面の強化というよりは使い勝手の部分を強化していますがXperia 5Ⅳも使い勝手の強化がメインになると思います。
全体的にはXperia 5シリーズのスペックを踏襲しつつXperia 1Ⅳでの進化ポイントが新たに追加されるという感じ。
安定性の強化。
あとはXperia 5シリーズは安定性が重要になってきますがXperia 1Ⅳは海外サイトのバッテリーテストでスコア100を獲得。前モデル対比で大幅に改善しましたがXperia 5Ⅳもバッテリー容量を増加させたうえで消費電力の改善。
流石に電池持ちが悪かったXperia 1シリーズほどの電池持ちの改善は期待できないですがXperia 5Ⅲのスコアが100で仮にXperia 1Ⅳと同じく3割程度電池持ちが改善すればスコア130。
このスコアを実現することが出来ればハイエンドモデルの中でトップクラスの電池持ちを実現。仮に2割改善したとしても電池持ちがかなり良いとされているiPhone 13 Pro Maxとほぼ同等に。
スコアが120程度あれば下手なミドルレンジよりも電池持ちはかなり良くなるので期待したいくなります。
またXperia 5Ⅲをみる限りはXperia 1Ⅲよりソフトで発熱は抑え気味という感じなので発熱しやすいことに違いはないと思いますがXperia 1Ⅳよりはまだマシかもしれません。
価格。
あとは価格ですがXperia 1Ⅳと共通化できる部分は共通化してコストカットする可能性があります。仮にXperia 1Ⅳと同じ値上げ幅であれば1万5000円前後でXperia 5Ⅲの直販モデルが11万4400円。
なので13万円前後が一つの目安になると思います。ちなみにdocomo版は11万3000円と安めですがXperia 1Ⅳと同じくプログラム利用前提の価格に見直される可能性があるので14万円前後になる可能性。
少なくともキャリアモデルは割高になる可能性が高く今後はタイムラグが気にならないなら直販モデルの方が安く付加価値が高いという流れになるかも。
またeSIMにミリ波非対応あたりに落ち着く可能性がありSoftBankも実店舗で販売するように感じます。
まとめ
今回はXperia 5Ⅳに関してXperia 1Ⅳを参考にスペックなどを推測してみました。繰り返しになりますが現時点でXperia 5Ⅳが出ないと諦めるのは早いと思うので待てる人は待つべし。
SonyにとってもXperia 5シリーズは売れ筋の方だと思うのでぜひ後継機種を出して欲しい。