Samsungはハイエンドシリーズのラインナップを整理するために売れ筋であるGalaxy Sシリーズに販売不調となっていたGalaxy Noteシリーズを統合。
Samsungの幹部が明らかにした通り今後Ultraモデルが実質Noteとして登場するとしており新たにプレミアムモデルとしてGalaxy Z。
事前情報通りであれば今年の8月に正式発表が予測されているGalaxy Zシリーズですが今回ほぼフルスペックがリークしたので簡単にまとめたいと思います。
Galaxy Z Flip 4。
Samsungは今年もGalaxy ZシリーズとしてGalaxy Z Flip 4とGalaxy Z Fold 4を発表予定。まず現行モデルが超ヒット作となっているGalaxy Z Flip 4から確認したいと思います。
デザイン。
記事執筆時点でCADを元に作成されたレンダリング画像がリークしているとはいえ本体サイズが判明しているのは開いた状態のみで閉じた状態での筐体サイズは不明となっています。
現行モデルと比較すると僅かに縦幅と横幅がスリム化していますが本体の厚みは増している感じです。ただヒンジが大幅に改善されていると予測されており現行モデルのように折り畳んだ時に折り畳み部分の隙間がほとんどないとされています。
ヒンジの薄型化に対して本体を厚くしたことで隙間が改善したとも考えることができます。一方でヒンジの改善されても本体の重さは変わらない。
少なくとも現時点での情報で見ると現行モデルと同じく183gくらいの重さになるとしています。ただ何よりヒンジが改善されたことで折り畳んだ時により薄くなったという印象を受けるとしています。
全体的なデザインに関してはほとんど変わらないですがサブディスプレイが2.1インチと僅かに大型化。またカラバリグラファイト/パープル/ピンクゴールド/ブルーの4色展開になるとの予測。
あとはGalaxy S22 Ultraのようにアーマーアルミフレームやバックパネルに対してGorilla Glass Victus+を採用して耐久性を改善するのか不明です。
ディスプレイ。
メインディスプレイや表示解像度に変更はないとされており可変式の120Hz表示に対応も一緒。
ただ採用されるディスプレイ自体はGalaxy S22 UltraがM11を採用している中Galaxy Zシリーズは最新となるM12を採用するとの予測もありディスプレイの品質自体はさらに強化される可能性。
またUTGが改善されるのか定かではありませんがリーカーによれば折り目はほとんど目立たないと予測。少なくともディスプレイやデザインにおいてはヒンジの改善に伴い合わせて改善している印象。
OS
そしてOSはAndroid12とされており開発が噂されているOneUI4.1.1を標準搭載しているか不明。Googleが折角折畳式機種に最適化させたAndroid12Lを配信しているので採用して欲しいところ。
またアップデートに関してはGalaxy S22シリーズと同じくメジャーアップデートが4回。そしてセキュリティが5年と現時点でAndroidでは最大クラスのサポートに対応する可能性。
SoCに関してはだいぶ前からSnapdragon 8+ Gen 1を搭載してテストされているとしています。
Samsungもテスト結果に満足していると思いますが少なくともテスト機の検証結果だとSnapdragon 8+ Gen 1はSnapdragon 8 Gen 1対比で消費電力や発熱が大幅に改善していない。
そのためSoCによって懸念されている電池持ちや発熱が大幅に改善すると期待しない方がいいです。現時点で情報はありませんがSamsungがソフトやハードでどのように対策するかだと思います。
ちなみにGalaxy S22シリーズは発売地域によってSoCが異なりますがGalaxy ZはSnapdragonのみ。
バッテリー
そして発熱と合わせて気になるのが電池持ちですが現行モデルは海外サイトのバッテリーテストからもスコアが70以下と散々ですがGalaxy Z Flip 4ではバッテリー容量が大型化するとの予測。
また歴代Galaxy Zシリーズでは搭載されたことがなかったみたいですがGalaxy S22シリーズで話題となったGOSを搭載してパフォーマンスよりも電池持ちや発熱など安定性を優先するのか。
またバッテリー容量の増加に合わせたのか充電速度が僅かに改善するとの予測です。何より電池持ちが現行モデルの大きな課題となっているのが実際にどの程度改善するのか気になります。
カメラ
そしてカメラに関しては広角+超広角の組み合わせで12MP+12MPのデュアルレンズカメラを採用。ただセンサー自体は現行モデルから変更があるのか不明。一方でインカメラはGalaxy S22と同じ。
10MPのインカメラを採用と予測されているのでインカメラの画質は改善に期待できそうです。
価格。
また現時点で防塵に対応するのか不明など細かいところは不明ですがマイナーアップデートモデルで本体価格に関しては$999と据え置きになるとの予測で値下げは厳しいと予測されています。
Galaxy Zシリーズはもちろん折畳式機種の市場を牽引しているのがGalaxy Z Flip 3でその後継機種ではどの程度売上を伸ばすことができるのか非常に気になるところです。
また個人的にはざっくりいえば普通のスマホを折り畳むクラムシェル型に魅力を感じていませんが実際に使ってみないとその良さが分からないのでそろそろ購入したいと思っています。
Galaxy Z Fold 4
次にGalaxy Zシリーズの中でも最上位モデル扱いとなるGalaxy Z Fold 4を確認したいと思います。
デザイン。
すでにCADを元に作成されたレンダリング画像が公開されていますが開いた状態の本体サイズのみ判明。現行モデルは何方かと言えば縦長の印象ですがGalaxy Z Fold 4では僅かに横長に変更されます。
横長に変更されることで恩恵を受けるのがサブディプレイで従来より僅かですが横幅がます。横幅がスリムだと持ちやすいメリットがありますがGalaxy Z Fold 3の場合は縦長すぎた。
ただGalaxy Z Fold 4では僅かに横幅が増すため視認性や操作性が大きく改善する可能性があります。これは現行モデルを使っている人ほど分かりやすいメリットで見た目以上の大きな進化に感じます。
またGalaxy Z Flip 4と同様にヒンジが大幅に改善され薄型化/軽量化に大きく改善するとの予測。ヒンジが薄型化した上で本体の厚みが増しているため折りたたんだ時の隙間がほとんどなくなる。
さらに本体の重さも現時点での情報だと258g程度になると予測されており大幅に軽量化されます。
日本で販売されているスマホの中ではGalaxy S22 UltraやiPhone 13 Pro Maxなど重量級のスマホよりも重いですが折畳式機種がついに250g前後の重さになってくるのはすごい。
デザイン自体は比較しないと分からない程度の変更ですがユーザビリティは大きく改善するかも。ちなみにカラバリに関してはブラック/グリーン/ベージュの3色展開で個人的にベージュが気になる
カメラ部分のデザインはGalaxy S22 Ultraと同じく台座なしのデザインでちょっとすっきり。
ディスプレイ。
そしてディスプレイに関して確認するとスペック上では大きな変更はありません。ただデザインの部分とも重複しますがアスペクト比はメインディスプレイもサブディスプレイも変更。
またGalaxy Z Flip 4と同じくSamsung製のM12を採用すると予測されていますが肝心なディスプレイの折り目やシワに関してはGalaxy Z Flip 3ほど改善されないとしています。
個人的にはディスプレイサイズが大きいGalaxy Z Fold 4の方こそ改善してほしかったので残念。ただ現行モデルも実際に使っていてそこまで気にならないのでGalaxy Z Fold 4も多分気にならない。
発熱と電池持ち
そしてOSに関しては実質Android12LとなるOneUI4.1.1を搭載している可能性が高いとされています。もちろんOSだけ対応してもアプリ側が対応しないと何ともですがどの程度最適化されているのか楽しみ。
少なくともGoogleもGboardを始めとした謹製アプリの最適化を進めていることが判明しています。SoCはSnapdragon 8+ Gen 1を搭載すると予測されておりバッテリー容量は前モデルから変わらず。
SamsungがGalaxy Saw Ultraのようにベイパーチャンバーなどで冷却対策を大幅に強化するのか。
少なくともSnapdragon888と比較すればSnapdragon 8+ Gen 1の方が消費電力効率も良く発熱もマシな可能性が高いですがSoCだけで電池持ちが大幅に改善するとは正直期待できないです。
せめて海外サイトのバッテリーテストでスコア90くらい獲得すればボチボチになるのでちょっと期待。充電速度は有線の場合は最大で25Wとしておりワイヤレス充電にもおそらく対応しています。
容量構成。
ちなみに容量構成に関してはRAMが12GBで発売地域によって256/512GBモデルが存在。ただ一部噂ではRAM16GB/ROM1TBの最上位モデルがオンライン限定などで販売されるかもとの話。
少なくとも日本で発売される場合はROM256GBモデルが妥当という感じだと思います。
カメラ
そしてカメラに関して現行モデルから大幅にアップデートされるとしておりメインカメラは50MP。センサーの詳細は不明ですがリーカーによればGalaxy S22 Ultraより優れていると予測しています。
超広角に関して詳細は不明。そして望遠レンズはGalaxy S22シリーズが搭載している光学式3倍に対応した望遠レンズを搭載するとしており今まで弱かったリアカメラが大幅に強化されるとの予測。
ちなみに一部情報では108MPのカメラセンサーを搭載するとの話がありましたが内部スペースや本体の大きさに重さなどを考慮した上で搭載出来ないとの予測。
逆に言えばメインカメラセンサーは108MPの1/1.3インチほどの大型ではないかもしれませんがどちらにせよ大幅なアップデートです。
そしてインカメラに関してサブディスプレイ側はGalalxy S22シリーズと同じ10MPのカメラを採用。またUnder Display Cameraは画素数は変わらないですが画質自体は大きく改善するとしています。
ただピクセル自体がまだまだ大きいため表示している時のドットの荒さは目立つとしています。少なくともGalaxy Z Fold 4のスペックに関しては実績のあるリーカーが100%確認済みと評価。
その他Galaxy Z Fold 4専用のS-Penの生産や一部コンポーネントの大量生産はすでに開始。事前情報通りであれば7月に本体の大量生産が開始して8月に正式発表される可能性が高いです。
ちなみに価格に関しては現行モデルが$1799ですが据え置きもしくは$1699になる可能性があります。カメラが大幅に進化している中で価格がさらに値下げとなったらもう単純にすごいですよね。
絶対買うぞ。
個人的に気になるのはやはりGalaxy Z Fold 4の方で個人的に現行モデルに感じていた不満の一つサブディスプレイのアスペクト比が改善されるだけでもかなり使いやすくなる可能性が高い。
またカメラに関しては現行モデルでも数年前のハイエンドGalaxyが採用していたカメラセンサーを搭載していますがUltraなどと比較するかなり見劣りする感じだったのが今回で大幅に改善。
実際にどのような感じになるか不明ですが折畳式機種でカメラがある程度使える機種が欲しかったのでGalaxy Z Fold 4のカメラは非常に気になります。
何より事前情報通りであれば今年の後半に発表されていたPixel NotePadが延期された可能性が高い。となれば国内で販売に期待できるのは結局Galaxy Zシリーズだけという感じで個人的にはGalaxy Z Fold 4に期待するしかない状況。
また発表時期の問題だったのか何なのか不明ですがGalaxy S22シリーズのキャリアモデルはeSIMに対応していませんがその後に同じく夏モデルとして登場したハイエンドAndroidはバンド潰しも改善されておりeSIMにも対応している。
おそらくキャリアとSamsungはだいぶ前に国内販売のすり合わせをしておりキャリアの販売方針の変更はその後に決まったのかもしれません。何よりGalaxy Zシリーズはバンド潰しなしでeSIM対応で販売される可能性があります。
以前よりGalaxyはSingle SIMなのにデュアルメッセンジャー機能に対応とどのようなシーンで使うのかいまいちピンときませんでしたがDual SIMに対応すればかなり使いやすくなります。
ただ円安の影響はおそろしくアメリカの現地価格でGalaxy S22 Ultraが$1299ですが国内では約18万円と非常に高く感じますがGalaxy Z Fold 4が仮に$17998だった場合ほぼ間違いなく現行モデルの24万円を超えてくる可能性があるので購入しにくくなるかもしれません。
まとめ。
今回は8月に正式発表が予測されているGalaxy Z Flip 4とGalaxy Z Fold 4のスペックについて最近リークが多発しているので改めてまとめてみました。とりあえずGalaxy Z Fold 4は欲しい。
直近の情報では8月10日に正式発表でアメリカや韓国などを中心に8月26日に発売と予測されています。
おそらく最初にレビュー用として香港版を購入してその後にキャリアモデルを購入すると思います。ここに来てdocomoが取り扱わないという流れになるのだけは避けてほしいようにも感じます。