今年はXperia 5Ⅲで精一杯な雰囲気があり新型Xperiaはこれ以上発表されないのではないかとの雰囲気もありました。ただSonyが先日にグローバル市場向けとして10月26日にイベントを開催することを明らかに。
どんな新製品が発表されるのか様々な憶測がありますが、今回カメラ特化型の機種が登場する可能性が出てきたので簡単にまとめたいと思います。
①カメラ特化型が登場する可能性。
運営しているYouTubeのコメントで教えて頂いた情報。なんでもYouTubeの広告でこのイベントに関するものがあるとしています。その広告を自分の目で見れていないのですが、「これはスマホ機能がついたカメラ」とのニュアンスでアピールしているらしい。
また「これは」と表記していることからも、このイベントで発表される新型Xperiaは1機種になるのではないかとの推測。自分の目で実際に確認できていないのが残念ですが、かなり有力な広告です。
少なくともこの広告から受け取れるメッセージとして新型Xperiaはカメラに特化されている可能性が高い。むしろXperia PROのようにプロユースを想定したカメラに全振りした機種になると推測できます。
ハイエンドモデルの可能性。
まずこのイベントで発表される新型Xperiaとイコールになるかは不明ですがロシアメディアのmobiltelefonが未発表のXQ-BE72という機種がECCの認証を通過したことが判明したとしています。
モデル番号 | |
Xperia 1Ⅲ | XQ-BCx2 |
Xperia 5Ⅲ | XQ-BQx2 |
Xperia 10Ⅲ | XQ-BTx2 |
モデル番号の規則を見るとXperia。またスマホである可能性が高い。ただこの時点だとハイエンドかミドルレンジなのか立ち位置が不明。
また中国でも発売される可能性が高い中、このXQ-BE72が3C認証を通過。充電速度を確認でき最大で30W。つまりXperia 1Ⅲと同じ。バカでかいバッテリーを搭載しているとかない限り、充電速度だけで見ればハイエンドモデルである可能性が高い。
またSonyがそこまで注力していないミドルレンジをわざわざ大々的にグローバルイベントで発表する可能性は低い。このことからもハイエンドモデルの可能性が高いと思います。
Xperia PROとの棲み分け。
ここで一つ気になるのがXperia PROの後継機種として登場するのか。それともプロユースを想定した同じシリーズのモデルとして登場するのか。
特徴 | |
Xperia PRO |
|
新型Xperia |
|
捉え方次第ではXperia PROの後継機種とも言えますが正直微妙なところ。全く別軸と考えた方が個人的にはしっくりくる気がします。名称もXperia PRO αとかXperia αとかの方がなんかいい感じに。
なんとなくスペックも予測。
仮にプロユースを想定しているならXperia PROとスペックが似ている部分もあると思います。
OS | Android11 |
SOC | Snapdragon888 |
ミリ波 | ○ |
RAM/ROM | 12GB/512GB |
SDカード | ○ |
生体認証 | 指紋 |
おサイフケータイ | × |
いつから開発を開始していたのか不明ですが個人的にはXperia 1Ⅲがベースになっているような気がする。そしてプロユースを想定すれば安定性が重要視されるのでAndroid11。Snapdragon888を搭載してもパフォーマンスを持続させるために巨大なヒートパイプを搭載など。
発熱は制御できなくても放熱でカバーすることは考えられます。
HDMI端子。
Xperia PROはカメラの外部モニターとして使えるようにHDMI端子を搭載していますが、この新型Xperiaは撮影した写真や動画をすぐに大画面で確認できるようにHDMI端子を搭載しているかもしれません。
また撮影した画像や動画をその場で最高の環境で再生できるように、ディスプレイサイズなどは不明ですが4K/120Hz表示に対応していてもおかしくありません。また6.5インチというサイズに縛る必要性もないのでもっとディスプレイが大型化して見やすくする可能性も。
仮にXperia 1Ⅲをベースにしている場合、その電池持ちは壊滅的です。少なくとも機材として使うには電池持ちが悪すぎる。となればバッテリー容量をさらに大型化する可能性も。ただ一方でワイヤレス充電には非対応かもしれません。
カメラは未知数。
Xperia 1Ⅲでも十分に高いですがプロユースを想定するなら価格の縛りは緩くなります。となればハードにかけられるコストも増える。先日の情報にあったIMX800や液体レンズの話もコストを考えるとあまり現実的ではありません。
ただ本体価格が高くても大丈夫となれば1インチの大型センサーや液体レンズなども現実を増します。仮に液体レンズを搭載するならマクロ撮影からズームまで対応できるため1眼の可能性も出てきます。
ただ液体レンズを搭載しないのであればどうなるのかさっぱり。フォーカス速度を重要視していることを考えるとTOFセンサーは搭載していると思います。少なくともXperia 1Ⅲとは別ラインと考えればハード面も期待できます。
販売方法。
今季唯一冬春モデルをまとめて発表したdocomo。メーカーの発表に合わせてすでに取り扱いが明らかにされていた機種もあれば、この発表に合わせて新たに登場した機種もあり、単純に考えればdocomoの冬春モデルはこれで一区切りなのかもしれません。
もちろん例外もあると思いますが、今後発表されるGoogle Pixel 6シリーズも扱わない可能性。そしてこの新型Xperiaも扱わない可能性があります。docomoが過去に他のキャリアが扱っているのにドコモが扱わなかったXperiaはXperia Z Ultraくらいでしょうか。
そもそも国内で発表されているXperiaでdocomoが扱わなかったことがほぼなく近年で見ればXperia PROくらいでしょうか。つまりこの新型XperiaもSIMフリーが直販されるのではないかと勘ぐりたくなります。
SIMフリーの充実。
そうなってくると新型Xperiaの発売に合わせてSIMフリーのラインナップの拡充も行われるのでは?と期待したくなります。現在のSony Storeのラインナップを確認するとXperia PRO/Xperia 1II/Xperia 5II。
Xperia PROとXperia 5IIは2021年に発売されたとはいえ実質2020年モデルで、今のラインナップに新しい機種がない。となればXperia 1ⅢのSIMフリーもそろそろ登場してもおかしくありません。
Xperia 1II/Xperia 5IIが直近で値下げされており売り切りに入っていると思うのでそろそろラインナップが拡充されてもおかしくないように感じます。新型Xperiaがプロユースを想定していると仮定した場合、本体価格が高く購入する人も限定されると思います。
一方でXperia 1Ⅲは一般ユース向けなので決して本体価格が安くなくても新型Xperiaよりは動く可能性があります。
今年最高級のXperiaに。
あくまでも仮定の話で繋げてきましたがプロユースを想定したカメラ特化型機種になる可能性が割と高いと思います。また半導体不足の影響で足りていない状況の中でもプロ向けのモデルだとすればグローバル市場で発売しても一つの市場でそこまで在庫を用意する必要性がない。
今後Sonyは上半期に一般ユース向け。そして下半期にプロユース向けと分けていくのかもしれません。