日本ではPixel 6の方が注目度が高いように感じますが海外ではPixel 6 Proの方が人気が高い印象。先日にはPixel 6シリーズ全体。そしてPixel 6のデメリットについてまとめてみました。
今回は約2週間使って感じたGoogle Pixel 6 Proのメリット/デメリットについてまとめたいと思います。
残念なことを確認。
個人的にはメリットよりもデメリットをどう受け止めるかで満足度が変わると思っており、デメリットこそ重要だと思っています。なのでまずデメリットから確認していきたいと思います。
ポートレートモードの画角。
一つ目はポートレート撮影時の画角が変わることです。ただこれはPixel 6とも共通している部分です。実際に見て撮影した画角より一歩引いた画角で撮影
画像処理の際により広角になります。なぜこのような仕様になっているのか不明ですが実際に撮影した画角と撮影後の画角で異なるのは使いにくいです。
ただYouTubeのコメントで教えてもらったのですが写真の設定でアスペクト比が4:3であれば画角が変わらない。上記の画像はアスペクト比4:3で撮影。
上記の画像はアスペクト比16:9で撮影。全く同じ位置で同じ画角で撮影していますが、アスペクト比が違うだけでこれだけ画角に違いがでます。自分は撮影した画像が動画の素材としても使いやすいようにアスペクト比16:9で撮影することがほとんど。
なので4:3にして撮影することはほぼないのですが画角が変わるのが気になるなら4:3で撮影するしかないです。ただ4:3で撮影すると写真にもよりますがポートレート撮影時のフォーカス精度が甘くなる印象。
特に娘を撮影する時に4:3で撮影した場合画像処理がかなり荒いという時が16:9より多い印象。手持ちの個体にバグが発生しているのか不明です。何よりアスペクト比の変更で写真の完成度、そして画角が変わってくるのはちょっと撮影しにくいです。
結局写真の完成度を優先して16:9で撮影することが多く画角のずれは目を瞑っているという感じです。今後アップデートで改善されるのか。それともハードに起因しているのか不明ですが改善して欲しい。
Android12の最適化。
そして次に2つ目としてはPixel 6 Proの問題というよりはおそらくAndroid12の問題ですがYouTubeを管理するYT Studioの挙動がおかしいこと。YouTubeを運営している以上データやコメントはこのアプリを使って確認しますがコメントをちょっとでも表示しようとすれば速攻でクラッシュします。
多くのユーザーにとっては最適化の影響なのか120Hz表示の影響なのか不明ですがTwitterのスクロールの際にカクツクことの方がストレスだと思います。ただ自分にとってかなり優先度の高いアプリだからこそ安定して使えないというのはかなりストレスです。
Twitterがカクツクのは我慢できます。自分がやるゲームアプリの一部が落ちるのも我慢できます。その理由はサードパーティ製のアプリだから。ただYT StudioはGoogle謹製だからこそ納得できない。
極端な言い方をすれば自社のアプリすらまともに動作しないとなればサードパーティ製のアプリの挙動はもっと不安定であってもおかしくないということになりアップデートを躊躇する人も増えると思います。
せめてGoogle純正のアプリくらいはAndroid12の配信開始に合わせてまともに動作するようにして欲しいと思っちゃいます。今後のアップデートで改善されると思いますが少なくとも改善されるまではメイン機扱いになることはないです。
Pixel 6より満足度が高い。
あくまでも手持ちの話になりますがPixel 6と比較してPixel 6 Proの方が不満に思うことが少ない。同時に使っているとどうしても比較してしまいます。特にPixel 6で感じている不満がPixel 6 Proではほぼ不満に感じない。
指紋認証が快適。
一つ目としてPixel 6で不満に感じることが指紋認証ですがPixel 6 Proではストレスなく使えています。自分はSpigenのTPUのフィルムを使っています。正直不器用な自分にとって貼るのはめちゃくちゃ苦労しました。
また貼った後も指紋認証の再登録。かつ同じ指を複数回登録。そしてタッチ感度を上げるオプションをオン。この状態ではほぼ認証エラーすることはなく快適です。
例えば洗い物の後など指が湿っている状態。Pixel 6ならほぼ間違いなくエラーですがPixel 6 Proはむしろ失敗なしで認証することが多い。Googleがセキュリティを強化したことで認証する際の時間が長くなっていることが判明していますがそれでも2秒いかないくらい指を当てていればいいだけ。
少なくともエラーで弾かれるよりはマシです。指紋認証は個体差。そして個人差もあるみたいで一概に言えませんが自分の手持ちで判断した場合Pixel 6とPixel 6 Proが本当に同じ指紋センサーを搭載しているのかと思うくらい別物に感じます。
電池持ちの差。
また電池持ちに関しては正直悪いです。ただPixel 6よりスペックがいいことを考えると当たり前。特にディスプレイのスペックで地味に差があるためPixel 6 Proの方が燃費が悪いのは妥当な流れです。
スペック的にみればPixel 6はもうちょっと電池持ちが頑張って欲しかったとなりますがPixel 6がいまいちだからこそPixel 6 Proはこんなもんでも仕方ないよねと思っちゃう自分もいます。
最適化もかなり進み自分の使い方だと寝る前の電池残量が40%~50%程度という感じ。平日ほぼ在宅の状態だと40%をきることはなく土日に外で子供の写真を撮影したりするともうちょっと減る。
また面白いのが待機時間で8時間放置した場合Pixel 6は10%以上消費することが多いですがPixel 6 Proは9%以下の消費であることが多くなぜか使っていないとPixel 6 Proの方が燃費がいいです。
電池持ちにあまり差がないこと。そしてPixel 6 Proの電池持ちがめちゃくちゃ悪いと思わないからこそ相対的にPixel 6 Proの電池持ちでもそこまで不満を持たないという感じです。
メリットを確認。
次にメリットを確認したいと思います。正直最初はそこまで興味がなかったのですがやはりAI関連の新機能は素晴らしい。
消しゴムマジックの汎用性。
AIが自動判定もしくは指定したものや人を削除。精度的にはちょっと微妙かつまた加工自体もかなり荒いという感じです。なので面白い機能だと思いますがこれだけでは個人的にハマらなかったと思います。
ただ個人的に嬉しいのがPixel以外で撮影した写真であってもPixel 6 Proで加工することができること。娘をXperia 5Ⅲで撮影した写真をGoogle Photoにバックアップした画像を試しに加工してもしっかりと背景の人物を認識して削除できること。
自分は撮影シーンに合わせてPixelを使ったりXperiaを使ったりしていますがGoogle Photoにバックアップするだけで簡単に加工できるのが便利。これがPixel 6シリーズで撮影した写真のみに限定されていればそこまではまらなかったと思います。
翻訳機能が便利。
そしてもう一つ今後重宝する機能として翻訳機能です。レコーダーアプリを使った文字起こし機能が注目されていますが個人的にはそこまで使う機会がない。今後もイベントに呼んで頂ければ使う機会が増えるかもしれませんが頻度はそこまで高くないです。
ただこの書き起こし機能に翻訳機能を追加することができるのが嬉しい。最近はコロナの影響もあり各メーカーの新製品イベントもライブ放送より録画してあるものが増えました。なので言語設定が最初からされており日本語に対応していれば字幕で確認ができます。
ただ今後ライブが増えれば言語設定はない。そういった時に翻訳機能が使えるの結構便利に感じます。とはいえ翻訳精度自体は正直微妙です。訳がわからない文章もあります。ただなんとなくの意味は分かります。
他にも120Hz表示の対応やカメラの刷新など魅力的な部分もありますが、何よりAIを活かした新機能の追加などこういうところに力を入れてくれるのが楽しい。結局どんなにスペックアップしても使い勝手の部分が大きく変わることはありません。
なのでユーザーの買い替え需要も下がっている中使い勝手の改善につながる部分をしっかり強化するあたりソフトに力を入れているGoogleらしくPixel 6シリーズの魅力につながっているように感じます。
まとめ。
今回はPixel 6 Proのメリット/デメリットについてざっくりまとめてみました。とりあえずAndroid12やそのアプリが安定してくれればほぼ不満がないという感じになります。
自分の場合はPixel 6と比較してという見方が強くなってしまいますがPixel 6 Proの方が満足度が高い。特に消しゴムマジックや翻訳機能はPixel 6でも使えますがズーム機能がより強化されていること。
そして120Hz表示はより滑らかで何より指紋認証は圧倒的にエラーなく使うことができる。また大型Pixelを待望していた自分にとってPixel 6 Proは現状で最高のPixelに感じます。気になる人はソフトバンクやGoogle Storeはチェックしてみてください。