2020年の2月に正式発表されたXperia PRO。ミリ波に対応していることや電波状況を確認できる専用アプリ。さらにHDMI端子を搭載しαシリーズと接続することでライブ配信を可能にするなど通信機器の側面が強い。
一方で12月15日に国内ではカメラをより特化した派生モデルであるXperia PRO-Iが発売に。そして今回Sonyの特許から新たなプロユースを想定した派生モデルの情報が出てきたのでまとめたいと思います。
新たな特許が判明。
Xperia PROの派生モデルとして登場するXperia PRO-I。プロユースを想定したPROシリーズでありIはImagingのIであることからそのスペックでも名称でもカメラに特化したモデルであること。
またこの命名規則からも他のことに特化した派生モデルが登場してもおかしくないと感じます。そして今回海外サイトによるとSonyが申請した特許からPlayStationモバイルコントローラを開発していることが判明。
ベースはPlayStationのコントローラであるDualShock4に近いデザインを採用していることを確認できます。またコントローラを持ちやすいようにグリップ部分そしてサムスティックや十字キーにアクションボタンなど搭載。
ただ大きく違うのはコントローラ中央部分にXperia自体をはめ込めるような感じになっていること。
またこのモバイルコントローラはテレビなど大画面のディスプレイと接続できるようなることも判明。さらにコントローラの角度で傾斜は判断することができゲーミング体験がより強化されるとしています。
少なくとも今回の特許だけでは正確に判断できませんがこのモバイルコントローラは大きく2通り。一つはNintendo Switchのような感じ。
Sonyで言えばPSPの最新版という感じでPlayStationをモバイル用として開発しているものでありXperiaなどスマホは一切関係ないこと。そしてもう一つがXperiaをよりゲーミングに特化させるための一つのツールであること。
動画撮影時点でXperiaはPlayStation 5のRemote Playに対応していませんがPlayStation 4のようにXperiaを通して遠隔でPlayStationで遊ぶという感じでこのモバイルコントローラはより最適化させたものかもしれません。
単純に持ち運べる新型の家庭用ゲーム機である可能性もあればXperiaのゲーム機能をさらに強化と捉え方次第で大きく意味合いが異なります。また一つ気になるのがXperiaをはめて遊ぶためのツールとした場合。
モバイルコントローラの開発方法にもよりますがXperia自体のサイズに制限されるため対応機種も限定。
この特許がいつ商品化されるか不明ですが例えばXperia 1Ⅳのサイズをベースにして製造してXperia 5Ⅳで遊びたい場合はアダプターみたいなものをかますことで対応させるのか。もっと機種を限定するのか現時点で不明です。
新たな派生モデルの登場の可能性。
また中国の有名なリーカーがweiboに今回判明した特許図と合わせて来年Xperia PRO-Gが登場するとしています。Xperia PRO-GのGは単純に考えればGamingのGで今度はゲームに特化した派生モデルが登場する可能性も。
同氏の発言通りXperia PRO-Gが登場する場合このモバイルコントローラは専用アクセサリーになると考えれば整合性がつきます。仮にゲーム機能に特化した派生モデルが登場する場合どのようなXperiaになるのかなんとなく推測できます。
まずは最新のハイエンド向けのSoCを搭載していること。記事執筆時点でSoCによる発熱がどの程度か不明ですがSnapdragon888のように発熱しやすいのであれば発熱によるアプリが強制終了しないようにエンデュランスモード。
もしくはXperia PROのようにパフォーマンス持続モードを搭載する可能性もありますが発熱次第です。Xperia PROとXperia PRO-Iでは使う用途が異なるため発熱対策も違います。
Xperia PROは長時間高速通信ができるようにするため巨大なベイパーチャンバーやグラファイトシートの搭載。長時間カメラで撮影するより長時間高速通信する方が発熱しやすいとSonyは考えている可能性が高い。
またカメラにドッキングしていることが前提。つまりXperia PROをユーザーが直接持たないことを前提でパフォーマンス持続モードが使えますがXperia PRO-Iは本体を手に持って撮影することが多いことから発熱によるユーザーへの怪我などを考えてパフォーマンス持続モードは非搭載。
一方でユーザーの判断で発熱によるカメラアプリが強制終了にならないようにXperia PRO-Iはエンデュランスモードを搭載している可能性。これがゲームとなると発熱対策は強化してくると思いますがハイパフォーマンスを優先させてくるのか。
それとも持続を優先させてくるのか読めません。ただeスポーツを意識しているならパフォーマンスを優先かも。モバイルコントローラにドッキングしている時のみパフォーマンス持続モードを使えるような感じに。
またXperia 1 Professional Editionで対応したUSBCでの有線LAN接続を可能にして通信環境の安定化。現時点で全く情報がありませんが来年のXperiaはさらにゲームエンハンサーが強化されると予測できる中Xperia PRO-G専用の機能なども追加されてもおかしくない。
ゲームをガチでやるなら充電ありきになる可能性。
なので現行モデルと同じく充電による発熱を抑えるためにHSパワーコントロールは対応していると思いますがバッテリー容量などはXperia 1Ⅳがベースになっている可能性があり特段大きいバッテリーとかはないと思います。
また自分はゲームをやらないため全くピンとこないですがゲームエンハンサー以外にゲーム専用のアプリを搭載?
その他アスファルト9など一部コンテンツがXperiaの120Hz表示に対応したとアピールしていることからもディスプレイサイズや表示解像度はよめなくても120Hzのリフレッシュレートに対応する可能性はあります。
本当にXperia PRO-Gが登場するか不明ですが単純に考えればXperia 1Ⅳがベースの可能性は高いと思います。
次にはどの派生モデルが?
また何の情報に基づいているのか不明ですが海外のスレットに投稿されていた興味深い話。Xperia PROに派生モデルが今後登場するとして次にどの分野に特化した機種が登場するのか。
この投稿においてXperia PRO-I 。つまりカメラの次は少なくともオーディオではないとしています。スマホなどで音楽を聴くユーザーはかなりいると思いますがオーディオ機材を買うガチ勢。
具体的なデータがあるのか不明ですがオーディオ勢の母数はカメラ勢の母数より圧倒的に少ないとしています。またスマホサイズでかなり拘った構成にしようとする場合本体価格が高くなりすぎると可能性があると指摘。
ウォークマン一つ見ても1万円ちょっとから30万円オーバーのものまでありカメラ同様まさにピンキリです。自分はオーディオに関して全く知識がないためオーディオに特化する場合何をどのように特化するのか予測できず。
Xperia PRO自体がコアファンをターゲットにした製品ですが最低限の売り上げ目標はあるはず。その中で少しでも母数が多いカテゴリーから攻めて市場の様子を見るというのは妥当な流れのように感じます。
となるとカメラの次はオーディオではなくゲームという流れなのかもしれません。eスポーツの市場が年々拡大していること。さらにゲームに特化したゲーミングスマホに一定のニーズがあること。
スマホメーカーの中で家庭用ゲーム機まで開発しているのはsonyくらいでゲームも強みの一つになります。特にPlayStationとの連携など強みを活かしたゲーミングスマホを開発できれば相当な差別化に繋がります。
まとめ。
またXperia PROシリーズはどの程度の頻度でアップデートするのかも気になります。来年は新しい派生モデルが発表されるのか。既存のモデルはアップデートされるのか。
モデルによって頻度は異なる可能性がありますがこの辺含めて来年が非常に楽しみです。Sonyはテレビにしろカメラにしろ徹底的な拘りを持って今の成功があるのでスマホにも拘りを反映して欲しいです