日本市場ではコンパクトモデルのニーズがかなり高い。待望しているユーザーが多いという印象でしたがiPhone12 miniの投げ売りを見ている感じだとそこまで売れていなかったと思われます。
その後継機種であるiPhone 13 miniが発売されましたがこれが最後のminiモデルだとされています。今回Phone Arenaが来年登場するiPhone 14シリーズのリフレッシュレートに言及していることが判明したので簡単にまとめたいと思います。
今年と同じ流れ。
miniモデルは廃止されると予測されている中来年登場するiPhone 14シリーズも4モデル構成になると予測されています。ラインナップと今回の情報に基づいてリフレッシュレートをまとめると以下のようになります。
機種名(仮称) | ディスプレイサイズ | リフレッシュレート |
14 | 6.1 | 60Hz |
14 Max | 6.7 | ? |
14 Pro | 6.1 | 120Hz(可変式) |
14 Pro Max | 6.7 |
今回の情報によるとiPhone 14 Max以外の3モデルに関してはリフレッシュレートがほぼ確定とされており、iPhone 14 Maxは今回の情報によると60Hzにするか120Hz表示になるか最終確定されていないとしています。
最終確定できない理由。
まずiPhone 12シリーズの頃から徐々に切り替わっていましたが無印の2モデルとProの2モデルは採用しているディスプレイのサプライヤーが違います。以前まではSamsungのディスプレイを共通で採用していました。
ただ厳しすぎる契約とそれに伴う莫大な違約金。さらに原価コストの高さからAppleはLGやBOEなどに少しずつ委託を開始。そのため無印はLG製やBOE製のディスプレイが採用されています。
ただこのサプライヤーの違いが今回の最終確定できない理由の一つとなっており、LGがLTPO技術を用いた可変式120Hz表示に対応したディスプレイの開発に遅れが出ていること。
少なくともBOEに関しては2023年までに製品化することが難しいとされており、結局のところLGの開発進捗によってiPhone 14 Maxのリフレッシュレートが決定するという形になります。
LGがもし間に合えばiPhone 14シリーズで唯一60HzなのがiPhone 14のみということになり、間に合わなければ無印の2モデルが現行モデルと同じく60Hz表示になるとしています。
またLGやBOEがLTPO技術を用いた可変式120Hz表示に対応したディスプレイの開発に成功すれば今後Proモデルの方もSamsung製を使用しなくなる可能性もあります。
代わりがないため大口顧客であるAppleに対してSamsungは強気の交渉をしているみたいですが今後の状況によってSamsungは大口顧客を失う可能性が出てくるのでヒヤヒヤなのかもしれません。