長年Appleは主力製品であるiPhoneからの依存を避けるためにApple Musicなど自社サービスの強化していますがその売上の多くはいまだiPhoneとなっており長年の課題は解決できていません。
一方で事前情報においてAppleは今後10年先を見据えてiPhoneに代わる存在としてVRヘッドセットを開発していると予測されています。今回Phone Arenaによると、このARヘッドセットは発売当初20万円を超えると報告しているので簡単にまとめたいと思います。
やはり非常に高価になる可能性。
事前情報からもAppleのARヘッドセットは30万円近くの価格設定になると予測されていましたが、今回の情報によるとAppleは社内で価格について協議をしており、その価格は少なくとも$2000以上になる可能性があるとしていす。
同じ製品カテゴリーでもApple製品は他社製より高めの価格設定ですが、ARヘッドセットに採用されている技術がより高い価格設定の原因になっているとしています。
今回の情報によるとMacBook Proに搭載されているM1 Proと同等のCPUを2つ搭載。さらに8Kに対応したディスプレイ。またメガネを普段使っているユーザーでも使えるように度付きレンズのオプション。
また高度なオーディオテクノロジーの搭載などで原価コスト自体がかなり高いとしています。また今までの約7年にも及ぶ研究開発費も上乗せすると、この価格は妥当としています。
またARヘッドセットで出来ること。Appleはゲーマーを主なターゲットとしている可能性があるとしており、Appleはメディアパートナーと協力してメディア消費用のコンテンツを今後開発していくとしています。
少なくとも今回の情報を見る限りでは最初はゲーム関連のコンテンツが多めになりそうで、それ以外のカテゴリーにおいてはコンテンツ不足が否めないという状況になるのかもしれません。
半導体不足の影響も。
また事前情報において6月に開催予定となっているWWDCで正式発表されると予測されていましたが、Appleは正式発表を数ヶ月延期することを検討しているとしています。
なので年末までに発表はされたとしてもその発売自体は2023年になる可能性。発表時期が遅れる理由の一つとして半導体不足が原因で十分なSoCを確保できない状況にあるとしています。
少なくともハード面で見ればかなり強力になる可能性が高く今のiPhoneでできることがそう遠くない未来にできるようになるかもしれません。ただARヘッドセットを日常の中で使うようになるのかと言われると現時点では難しいようにも感じてしまいます。
現状ではスマホのように使えるわけではなく折りたたみ式機種よりも高価。ただAppleがiPhoneの代わりになる存在へと研究開発を進めていることを考えれば、いままでのARやVRヘッドセットにはない何か新しい提案をしてくれるのかもしれません。