直販モデルも大幅値下げ。Xperia 5IIを今購入するのはありか?それともなしか?

2021年は半導体不足の影響もあるのかハイエンドが特に高く15万円オーバーが当たり前になりつつあります。元々価格が高いXperiaですがプロモデルを追加したことで2021年に発売された6機種の中で3機種が15万円以上。

その中でXperia 5Ⅲはまだ良心的な価格となっていますがそれでも10万円オーバーと安くはないです。今回は先日より大幅値引きで販売されていたXperia 5IIですが今購入するのはありなのかまとめたいと思います。

docomo版の在庫が復活。

発売当初においてXperia 5IIのドコモ版は大手キャリアの中で唯一10万円をきるなどかなり安め。au版に関してはその後値下げされたため最終的にdocomo版より安くなりましたがdocomoが先日より割引開始。

ドコモオンラインショップ限定で3万3000円の値引きで型落ちとはいえハイエンドが6万6000円で購入可能。割引直後は在庫がすぐなくなるなど非常に購入しにくくかったですが記事執筆時点では在庫が落ち着いた感じに。

在庫なしの表記となっているグレーが値引き開始後に入荷したのかは把握していませんがパープルは在庫ありに。あとどの程度在庫があるのか不明ですが在庫が落ち着いたこともあり気になる人はチャンスだと思います。

docomo限定のカラバリであるパープルのみが在庫があるというのが面白い。カラバリはユーザーの好みですがXperia Zで採用されたパープルはXperiaの伝統カラーでもありXperia 5IIの光沢感ある質感とマッチ。

ホームページなどで確認するより実機の方がよほど高級感を感じ個人的には直販モデルで購入したブルーや香港版のブラックよりdocomo版のパープルの方が所有欲が高くデザインに満足していました。

濃いめのパープルのためどうしても安っぽく見えやすいですがそんなことはないです。ただ実機が展示されている店舗がかなり限定的なのがマイナス。

白ロムでの購入含めて新規でも機種変更でも値引きが共通なのがポイントでスマホお返しプログラムは個人的に使わなくてもいいようにも感じます。2年間使って端末を返却したとしても実質2万円程度の買取と同じ。

一括で購入できる人は別としてプログラムの期間に縛られたくない人は通常の分割でもいいかもしれません。Xperia 5IIはAndroid12が最後のメジャーアップデートになるとされており今購入してもあと1回。

セキュリティアップデートもどんなに長くても来年の11月頃が最後になると思うので今購入した場合アップデートは2年以内に確実にきれます。なので自分だったら2年以内の機種変更がおすすめです。

プログラムを利用して逆に端末を返却することを前提にして確実に買い替えるという縛りにするのもあり。ただ本体価格が値引きによって安くなっているのでプログラムを利用してもあまりお得感がないです。

なので自分だったら通常の分割もしくは一括購入でアップデートのサポートがきれるタイミングで分割残金を処理。その後端末を売却して次の機種を購入する予算に組み込むくなり手元に残すなりという感じにすると思います。

直販モデルも値下げ。

 

ドコモ版が安くなったことが大きく注目されましたがSony Storeにおける直販モデルも静かに値引きされました。記事執筆時点で8万9100円となっており約1万円の値引きが行われたことになります。

docomo版と異なりパープルはありませんが直販モデルであれば記事執筆時点で全色在庫ありの状態。また翌日出荷の状態なので在庫は十分にあると思います。

Dual SIMにDSDVにおサイフケータイに対応した機種はXperiaの直販モデル以外であまり選択肢がなくその中でもXperia 5IIの価格は魅力的です。そしてdocomo版と約価格差が2万3000円。

ドコモ版との違いとしてはまずSIMフリーでDual SIMに対応していること。docomo版は端末のみ購入。もしくは本体を一括で購入しない限り2021年10月より前に発売された機種なのでSIMロックされた状態です。

またストレージに関して2倍の256GBに増強されていますさらにdocomo版をSIMロック解除の状態で購入してもバンドが最適化されているのはdocomoのみでSoftBankはギリギリ、auに関しては相性が悪いという感じ。

docomo系列以外のSIMカードを使っているユーザーには圧倒的に直販モデルの方がおすすめになります。

自分が使っているSIMカードとの相性を特段考える必要性がない。Dual SIMでストレージが2倍。この時点で価格差2万3000円以上の付加価値を感じるのであれば直販モデルを購入した方が満足度が高いと思います。

けど自分のようにdocomoやahamoのSIMカードを使っておりキャリアアプリが問題なくSingle SIMでも問題ない。

またストレージに関してはXperia 5IIは両モデルともSDカードスロットを搭載しているため本体のストレージがそこまで気にならない人もいると思うのでこうなってくるならより安いdocomo版を購入した方がいい。

あとはどのくらいの期間を使うかで選んでもよく1年くらいならより安いdocomoモデルでアップデートサポート期間は出来るだけ使いたいと思うなら直販モデルを選択するというのもいいかもしれません。

今購入するのはありなのか?

今Xperia 5Ⅲを使っているからこそ感じたXperia 5IIの良さもあります。まず一つ目としてはスピーカーです。Xperia 5IIの時点で音量は物足りなさを感じることはあっても音質は十分。

その後Xperia 1Ⅲを使うと音量に音質の改善。そして本体への共振はほぼなくなり明らかに満足度が違う。ただXperia 1Ⅲは構造から見直しした新しいスピーカーを搭載しているので当たり前といえば当たり前です。

一方でXperia 5Ⅲとの比較レビューのためにXperia 5IIのスピーカーを使ってみたらこんなに音量が大きく音質が良かった?と改めてその良さを実感。 このサイズ感のスマホのスピーカーとしては間違いなく音質はトップレベルだと思います。

そして2つ目としてはやはり発熱と電池持ちです。記事執筆時点で新品が発売されているハイエンドXperiaの中では間違いなく電池持ちが一番いいです。

厳密にバッテリーテストなどはしていませんが体感的にはXperia 5Ⅲより10%以上よく1Ⅲより20%以上優秀。

また発熱に関してはSnapdragon865を搭載しているとはいえ長時間負荷をかければ発熱はしっかりします。ただ2021年モデルが搭載しているSnapdragon888と比較すると内部温度が上がるのが圧倒的に遅い。

ベンチマークを連続で回す場合Snapdragon888搭載機種はほぼ間違いなく2回目で40度を超えてきますがXperia 5IIだと3回目終了時点で40度を超えてくる感じで超えない時もあります。

また自分のようにゲームをやらないユーザーはほぼ本体の発熱を感じないのではないかと思います。やはり安定性という面では現行のXperiaでピカイチです。

少なくとも今からXperia 5IIを購入するのはありかどうか。アップデートがきれる2年以内に機種変更するなら個人的には全然ありだと思います。少なくともXperia 10Ⅲを今から購入するならXperia 5IIの方がいい。

ただ2年以上使いたいと考えている人に対してはサポート期間が切れてしまうのでおすすめしにくいです。Snapdragon888搭載のXperiaは嫌だ。今年のSnapdragon 8 Gen 1もまだまだ情報が足りておらずXperiaもどうなるか分からず様子見したい。

ただ手持ちの機種が限界だと思う人が繋ぎとして購入するのもあり。あとはXperiaを試しに使ってみたいと思う人にエントリーやミドルを選ぶならXperia 5IIがおすすめです。

少なくともスペック的にみれば今後数年は十分に快適に使える機種なのでネックなのがサポート期間だけです。尖ったスペックが特徴のXperiaの中で尖った部分と使いやすさのバランスが一番うまくとれているXperiaです。

まとめ。

少なくとも現時点での情報をもとにすれば新型Xperiaが採用するSnapdragon 8 Gen 1の発熱も微妙な感じ。Snapdragon865ほど安定しているという感じではなくあとはsonyの対策次第という感じだと思います。

また残念なことに半導体不足は今年も継続するとされておりサプライヤーであるSamsungがまともに生産できずTSMCが急遽カバーしているみたいです。

ちなみにTSMCはここ2年で半導体生産のコストを3割近く値上げしている中Snapdragon 8 Gen 1自体が高く、さらに半導体不足の影響にサプライヤーの変更で原価コストがもっと上昇している可能性がありXperia 1Ⅳの本体価格に影響してくる可能性もあります。

まだ発表されていないことからも発熱や価格に関してどうなるか不明ですがちょっと様子見をしたい人はXperia 5IIあたりに一度逃げて様子見するのもありかなとは思います。

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