Google Pixel 6シリーズはGoogle Tensorを搭載したこともあるのか現時点でAndroid最長となるセキュリティパッチが5年に対応。ただ次に長いSamsungの機種では4年。
そしてiPhoneは6年以上対応していることからも、Androidのアップデートの短さは一つの欠点となっています。今回ViceがGoogle Pixel 3シリーズのアップデートが僅か3年で終了したことへの不満を報告しているので簡単にまとめたいと思います。
約束通りアップデートが終了。
歴代Pixelをみると、その年でアップデートが終了する機種はその年の9月頃に最後のメジャーアップデートが配信。そしてセキュリティパッチに関しては10月に一度配信。11月がスキップされ12月に配信されこれが最後のアップデートという感じです。
2021年でアップデートが終了予定だったPixel 3は12月のアップデートがスキップされ、2022年1月に配信されたアップデートが最後に。これで約束通り3年のアップデートサポート期間が終了したことになります。
Pixel 3シリーズが発表された当時はこのアップデート期間は長い方でしたが現時点でみれば普通です。最新機種であるPixel 6シリーズは最大5年に対応するなど、同じGoogle製品ですが今後アップデートサポート期間は伸びていく可能性があります。
ただ同サイトによれば、Pixel 3は非常に使いやすかった。そして今でも十分に使えることからも$599のPixel 6に買い替えることは躊躇ってしまうとしています。
まだまだ十分に使えるのにアップデートのサポート期間が終了したことで今後セキュリティのリスクが高まります。そのため僅か3年でガラクタ同然になるのが非常に残念だとしています。
環境に優しくない。
また今回同サイトはGoogleにPixel 3シリーズのアップデートサポートを終了させた理由について問い合わせをしたら以下にような返答がきたとしています。
3年間のセキュリティとOSのアップデートにより、ユーザーにデバイスの優れたエクスペリエンスを提供できることがわかりました。
アップデートを終了させた理由になっているのか定かではありませんが、ユーザーに対して十分なエクスペリエンスを提供することができて良かったと解釈するべきなのでしょうか。とりあえず今後サポートが復活することはありません。
Appleを始めとして環境に配慮するため一部付属品のカット。さらに化粧箱の薄型化で輸送による環境への負担軽減。またAppleはリサイクルの面でもかなり力を入れています。
一方でGoogleは直近の機種では再生金属などを環境を意識した取り組みをしていますが、同サイトによればどんなに環境に配慮したとしても、アップデートが3年程度で終了して、実質そこから使えなくなる方がよほど環境に悪いと評価しています。
この辺Appleはサポート期間も長いため高く評価しています。たしかにPixel 3シリーズあたりであれば性能的にはまだ使えると思います。そのためアップデートサポート期間が終了したことに対して不満を言いたくなるのも分かります。
ただ発表された当時の技術でおそらく最長であったこと。またGoogleは発表当時にアップデートサポート期間を明らかにしていたことであり2021年にアップデートが終了することは分かっていたことです。
Googleが今後最新機種においてアップデートサポート期間をさらに拡張できるのか不明ですが、環境に配慮するという面でもアップデートがどのように進化するのか非常に気になります。