2021年においては例年より約1ヶ月早くSamsungはGalaxy S21シリーズを正式発表。ただ2022年に関しては半導体不足の影響を多くのメーカーが受けている中従来通り2月10日にGalaxy S22シリーズを正式発表へ。
今回は海外の有名なリーカーがドイツ版のS22シリーズのフルスペックに言及しているのでまとめたいと思います。
何色にするか悩む。
Samsungのハイエンドシリーズで圧倒的に売れ筋なのがSシリーズ。ただ近年はコロナの影響もあるのか不調。一方でSamsungはS22シリーズを3000万台の出荷目標を設定としておりここ数年では一番強気です。
ではどのような仕上がりになっているのか。まずデザインを確認していきたいと思います。
デザイン | S22 | S22+ | S22 Ultra |
本体サイズ | 146,0 x 70,6 x 7,6 mm | 157,4 x 75,8 x 7,64 mm | 163,3 x 77,9 x 8,9 mm |
重さ | 167g | 195g | 227g |
カラバリ | ブラック/ホワイト/グリーン/ピンクゴールド | ブラック/ホワイト/グリーン/バーガンディー |
やはり異質とも言えるのがS22 Ultraで唯一S-penに対応。さらに本体に内蔵できる仕様になっているため他のモデルとデザインが異なり従来のNoteシリーズ寄りのデザイン。ここまでまず好みが分かれるところです。
自分はSシリーズよりNoteシリーズの方がデザインが好きだったため今回のデザインの採用はウエルカムです。ただ横幅が77.9mmとほぼiPhone 13 Pro Maxとほぼ同じ。
S-Penを内蔵するために横幅が増すのは仕方ないですが横幅があるのにEdgeスタイルを採用しているため片手操作する際に誤反応が起きやすいのがネックになってくると思います。
比較的S21 Ultraは横幅も抑えてあったので誤反応が起きにくかったですがS22 Ultraでどうなる気になります。
カラバリに関してはドイツにおいてそれぞれ全色扱うとしています。ただキャリアによって扱うカラバリが異なる。
またSamsungオンラインショップ限定でしか購入できないカラバリもある可能性がありどこでも全色購入できるわけではない可能性があるので注意が必要です。
個人的にはホワイト系の色も好きでGalaxy Note 9の時は台湾限定のホワイト。そしてS10+の時はCeramic Whiteを使った以来にホワイトも欲しい。Galaxy Z Fold 3の時は香港版を購入した当初シルバーが買えず国内でも販売されなかったのでブラックを選びました。
ただGalaxy S21 Ultraのブラックがめちゃくちゃかっこよかったのでブラックも悩ましい感じです。一方で今回の情報で確認出来ないのがバックパネルの材質でS21シリーズではS21のみプラスチックを採用。
S22シリーズでも同様にS22のみがプラスチックを採用しているのかシリーズ通してガラスを採用しているのか不明。
リフレッシュレートの最適化。
そして次にディスプレイを確認したいと思います。
ディスプレイ | S22 | S22+ | S22 Ultra |
サイズ | 6.1 | 6.6 | 6.8 |
表示解像度 | 2340×1080(Dynamic AMOLED 2X) | 3080×1440(Dynamic AMOLED 2X) | |
画素密度 | 425ppi | 393ppi | 500ppi |
リフレッシュレート | 120Hz(10~120Hz) | 120Hz(1~120Hz) | |
耐久性 | Gorilla Glass Victus | ||
ディスプレイ輝度 | 1500nits | 1750nits | 1750nits |
ポイントとしては2つありまずGalaxy S22とGalaxy S22+のリフレッシュレート。前モデルは間違っている認識だったら申し訳ないですが可変式でも段階式のリフレッシュレートに対応。
たしか4つくらいの段階がありそこを表示するコンテンツに合わせて移動しているという感じ。一方で今回の情報によればS22とS22+は最低が10Hzまで落とすことが出来るのでより消費電力効率の改善。
そしてS22 Ultraはリフレッシュレートだけを見ると変化はなし。ただXiaomi 12 Proが採用しているLTPO技術を採用した第2世代のディスプレイを採用して消費電力効率が改善している可能性があります。
あとは最大輝度がより強化。正直Galaxy S22の1500nitsも必要なのか疑問。このクラスまでくると明るすぎに感じます。
個人的には一定の明るさを超えると単純に明るすぎ以上のことを感じなくなるのでAQUOS R6の2000nitsもその恩恵をしっかり享受できた印象がない。
あくまでもHDR表示の際の最大輝度になりますが最大輝度を強化したことによって電池持ちにどの程度の影響を受けているのかそっちの方が気になります。
また今回の情報だとディスプレイにはGorilla Glass Victusが採用されていますが他の有名なリーカーが3モデル共通してかは不明ですがより改善されたGorilla Galass Victus+を採用と予測。
Galaxy S22 Ultraはフロントとバックパネルと同じ耐久性になっているか不明ですが今回の情報よりもうちょいいいかも。ディスプレイの評価機関であるDisplayMateにおいてGalaxyの最上位モデルは毎回最高評価を獲得しています。
おそらく歴代モデルと同様にGalaxy S22 Ultraも最高評価を獲得する可能性が高いという感じです。
ちょっと電池持ちは不安。
そして次に基礎スペックを確認していきたいと思います。
基礎スペック | S22 | S22+ | S22 Ultra |
OS | Android12(OneUI4.1) | ||
SoC | Exynos2200 | ||
RAM | 8GB | 8/12GB | |
ストレージ | 128/256GB | 128/256/512GB | |
UWB | × | ◯ | ◯ |
SDカードスロット | × | ||
イヤホンジャック | × | ||
生体認証 | 顔/指紋 | ||
防水/防塵 | IP68 | ||
バッテリー | 3700mAh | 4500mAh | 5000mAh |
ワイヤレス/バッテリーシェア | ◯ | ||
その他 | Bluetooth 5.2、USB Typ C 3.2 Gen 1、NFC、Wi-Fi 6(WLAN AX) |
ドイツ版はグローバル版なのでExynos2200を搭載。日本含めたアジアの一部。そしてアメリカではSnapdragon 8 Gen 1を採用すると予測されています。
ちなみにExynos2200のベンチマークの目安ですがトータルスコアが96万点前後で100万点には届かない。ただSnapdragon 8 Gen 1よりGPU性能はかなり強め。けど処理性能が低くてトータルスコアで劣る感じです。
個人的には韓国版がExynosでない限りわざわざExynos2200モデルを購入することはないですが発売以降に両モデルの比較レビューが公開されると思うのでより違いが明確になると思います。
ストレージに関してS22 Ultraはドイツでは最大で512GB ただ一部地域では1TBモデルが復活するとされています。ちなみに韓国ではオンラインショップ限定の販売。あとは中国など限定された市場で販売との噂もあります。
ただSamsungとしては表面的に価格を抑えるためか前モデルになかったRAM8GB/ストレージ128GBを追加。今回言及はありませんがSDカードスロットは非搭載。またイヤホンジャックも継続して非搭載だと思います。
指紋認証は超音波式の画面内指紋センサーですがさらに進化しているのか S21より進化していれば超快適です。
また画面内指紋センサー+EdgeスタイルとS22 Ultraはスクリーンプロテクター選びで難航する機種ですが初期フィルムが貼ってあるので本体の購入に合わせて何かとりあえず購入する必要性がないのが嬉しいところです。
あと気になるのはS22とS22+が前モデル対比でバッテリー容量が300mAhずつ減少していること。リフレッシュレートの最適化でディスプレイの消費電力効率が改善しますがディスプレイ輝度が高くなっている。
ここだけ見れば前モデルと同じ電池持ちを維持できるか。もしくは電池持ちが悪くなるという状態に。なのでSoCの消費電力効率がどうなっているかです。発売地域によってSoCが異なるため電池持ちの評価が難しい。
ちなみにS22 Ultraに関しては冷却/放熱システムがかなり強化されていると予測されていますが今回の情報では一切触れられておらずその他のモデルの発熱対策がどうなっているのか不明です。
発熱を上手く抑制できるだけでも燃費に影響してくると思うので電池持ちの良し悪しが変わってくると思います。また今回の情報で言及されていませんが有線による充電速度はGalaxy S22のみが25Wと予測されています。
他のモデルに関しては45Wになると予測されており現時点でワイヤレス充電の充電速度に関する情報はないです。
カメラソフトの最適化でどうなるのか。
そしてカメラを確認したいと思いますが正直これは実際にどんな写真や動画が撮れるかの方が重要です。
カメラ | S22 | S22+ | S22 Ultra |
メイン | 50MP/85°、f / 1.8、23mm、1 / 1.56 “、1.0、m、OIS、2PD | 108MP/85°、f / 1.8、2PD、OIS | |
超広角 | 12MP/120°、f / 2.2、13mm、 1 / 2.55 “、1.4)m | 12MP/120°、f / 2.2、13mm、1 / 2.55 “、1.4 µm、2PD、AF | |
望遠 | 10MP/36°、f / 2.4、69mm、1 / 3.94″、1.0、m、OIS | 10MP/36°、f / 2.4、69mm、1 / 3.52 “、1.12 µm、2PD、OIS | |
望遠 | – | 10MP/11°、f / 4.9、230mm、1 / 3.52″、1.12 µm、2PD、OIS | |
インカメラ | 10MP/f / 2.2、80°、25mm、1 / 3.24 “、1.22 µm、2PD | 40MP/f / 2.2、80°、25mm、1 / 2.8 “、0.7 µm、AF |
少なくともハード面で確認すればGalaxy S22とGalaxy S22+はメインカメラセンサーが50MPのGN5を採用するとの予測。メインカメラセンサーが高画素化されたことで望遠レンズが10MP ただ刷新され光学式3倍ズームに対応。
Galaxy S22 Ultraの方は望遠レンズ2つが刷新され光学式10倍ズーム。前モデルと同じですが画質の改善がメイン。
またメインカメラセンサーのみスーパークリアレンズを搭載していると予測されており比較的Galaxyは強い方だと思いますがフレアやゴースト現象がより発生しにくくなるとしています。
有名なリーカーがカメラソフトによる最適化が素晴らしいとリークしていますがどちらのSoCモデルなのか不明。おそらくですがSoCによって画質に僅かに差が発生する可能性はあります。
現時点ではカメラソフトの方での新機能は不明。少なくとも事前情報を確認すれば最適化による画質の強化/AI補正の最適化。そして動画性能はiPhone以上になる可能性があると予測されています。
S22 Ultraに関してはハード面だけだと大きな変化がないのであとは中身がどうなっているかだと思います。
本体価格の確認。
そして最後に価格について確認したいと思います。
機種名 | 容量 | 現地価格 | 日本円(約) |
S22 | 8/128 | €849 | 10万9100円 |
8/256 | €899 | 11万5600円 | |
S22+ | 8/128 | €1049 | 13万4500円 |
8/256 | €1099 | 14万1300円 | |
S22 Ultra | 8/128 | €1249 | 16万600円 |
12/256 | €1349 | 17万3500円 | |
12/512 | €1449 | 18万6300円 |
ヨーロッパにおける価格は前モデル対比で据え置きに。ただGalaxy S22 Ultraに関してはベースモデルの容量構成が異なり容量構成基準で見れば実質値上がりしています。
ちなみにドイツでは扱いがないですがS22 Ultraのみ1TBモデルが存在していると予測されています。直近の情報で韓国ではおそらく公式オンラインショップ限定。また中国など一部市場で発売と予測されています。
また正式発表は日本時間の2月10日。地域によっては同日より予約開始で一般販売は2月25日とされています。
ちなみにアメリカなどでは予約の予約のようなものも開始しておりこの段階で予約することで簡単に言えばストアクレジットのようなものがもらえる。さらに一般購入者より早く発送されるみたいです。
昨年も発売日より前に手元に届いたユーザーがいるくらいなので今年もフライングがある可能性があります。またこのイベントではGalaxy Tab S8シリーズが3モデル正式発表されS22と同日予約開始/同日発売みたいです。
現時点ではGalaxy Buds Proの後継機種が発表されるのか不明。ただGalaxy S22シリーズとGalaxy Tab S8シリーズのアクセサリーは同時に発表されるとしています。
以前のようにスペックだけでだとその進化がわかりにくい。その分アピールするのが難しくなりますがSamsungがどうアプローチしてくるのか楽しみです。