記事執筆時点でSonyが新製品イベントを開催するのか不明。少なくともMWC2022に出展しない以上2月中に正式発表する可能性は低く一つの目安としては昨年と同じであれば4月頃になる可能性。
また上半期のイベントでXperia 1ⅣやXperia 10ⅣはかたいですがXperia 5Ⅳがどうなるのか。今回海外サイトがXperia 5Ⅳの一部スペックに言及していることが判明したのでまとめたいと思います。
デザインを確認。
2022年モデルが現時点でどのような進化を遂げるのか記事執筆時点で信憑性の高い情報はないです。今回の情報における信憑性も定かではありませんが仮に今回の情報通りであれば正直残念な感じです。
まずデザインについて本体の重さのみに言及しており180gになるとしているのでかなり重くなります。
Xperia 5Ⅲ | Xperia 5Ⅳ | |
本体サイズ | 157x68x8.2mm | ? |
重さ | 168g | 180g~ |
本体サイズに関する言及がないため判然としないですが仮にサイズ感が大きく変わることがないのであれば本体の重さが180g超えてくるとインパクトがあります。
iPhone 13 Proが200gと正直ありえない重さになっている機種も存在しますが例外中の例外です。サイズ感を求めるユーザーは同時に本体の重さも重要視するため今回の情報通りであればデメリットです。
またバッテリー容量の詳細に言及はしていませんが現行モデルより僅かに大きくなるとしています。Xperia 5Ⅲは4500mAhなので4800mAh前後のバッテリーを搭載する可能性があります。
また筐体サイズを出来るだけ変更しないとなればバッテリーが大型化した分本体の厚みが増す可能性も。おそらく縦幅と横幅はある程度維持してくると思うのでとなると見た目以上に重く持ちにくくなるかもしれません。
歴代Xperia 5シリーズは光沢感のある質感を採用してきましたが国内版のXperia 5Ⅲはフロスト加工を採用しており単純に見ればXperia 5Ⅳでもフロスト加工のカラバリがあってもおかしくありません。
デザインがより洗練されると期待できる一方で取り回ししにくくなる可能性があるのは残念です。少なくともSnapdragon888に続いて今年もSoCの発熱のしやすさと燃費の悪さは問題視されています。
この感じだとXperia 5ⅣはSoCによる燃費の悪さをカバーするためにより大型バッテリーを搭載。結果サイズ感が特徴の一つであるシリーズなのに取り回しが犠牲になっているのかもしれません。
ディスプレイを確認。
次にディスプレイ関連の情報ですがディスプレイサイズは6.1インチとしているので現行モデルと一緒。となると尚更本体サイズはXperia 5Ⅲに近い可能性があります。一方で耐久性が改善されている可能性。
Xperia 5Ⅲはコストカットのためか最新ではなくGorilla Glass 6を採用しています。ただ今回の情報によるとGorilla Galass Victusを採用との予測。
Xperia 5Ⅲ | Xperia 5Ⅳ | |
ディスプレイサイズ | 6.1インチ | |
ディスプレイ | Gorilla Glass 6 | Gorilla Glass Victus |
バックパネル | Gorilla Glass 6 | ? |
とはいえ今年でみれば最新ではなくGalaxy S22シリーズが初の搭載機種となっていますが最新はGorilla Glass Victus+となっています。この感じだとXperia 1ⅣはGorilla Glass Victus+を採用しているのかもしれません。
また今回の情報だとディスプレイはGorilla Glass Victusを採用してもバックパネルは不明でコストカットのために引き続きGorilla Glass 6を採用してもおかしくはありません。
今回の情報では言及はありませんがディスプレイサイズに加え表示解像度もFHD+から変更はない可能性。ディスプレイで進化があるとすればディスプレイ輝度の改善。また現行モデルは固定式の120Hz表示。
これがSamsung製のLTPOを技術を採用したディスプレイを搭載することで可変式120Hz表示になるかも。バッテリー容量の大型化にディスプレイのリフレッシュレートの最適化は電池持ち改善では王道です。
個人的にはディスプレイ輝度を改善して欲しいところですが電池持ちと焼き付けに直結する部分であり特に電池持ちが安定しないことからも電池持ちの改善を優先してディスプレイ輝度に進化はないかもしれません。
カメラを確認。
そしてカメラに関して今回の情報によるとメインカメラセンサーは12MPのIMX557。超広角は12MPのIMX363。そして望遠レンズは12MPのIMX663になるとしており現行モデルと全く一緒。
Xperia 5Ⅲ | Xperia 5Ⅳ | |
メイン | 12MP/IMX557 | |
超広角 | 12MP/IMX363 | |
望遠 | 12MP/IMX663 |
ちなみに望遠レンズは光学式3倍に加え光学式4.4倍に対応しているとしてりこれも一緒です。カメラソフトの部分がどうなっているのか不明ですがハードだけで見れば全く進化がありません。
カメラセンサー全てを刷新して欲しいとは思いませんが全く一緒であれば期待はずれもいいところです。少なくとも今回の情報をみる限りでXperia 5ⅢとXperia 5Ⅳではハードで大きな違いがない。
仮に今回の情報通りであれば価格を安くするために徹底的にコストカットしているようにも感じます。ちなみに価格にも言及しており5000~6000元程度になるとしています。
記事執筆時点での為替で計算すると9~11万円という感じでXperia 5Ⅲと比較するとそこまで差がないです。
SonyがXperia 1ⅣとXperia 5Ⅳを同時期に発表する上でどう区別化するのか気になっていましたがこの感じだとXperia 5Ⅳはフラッグシップでありながらも価格帯は8万円くらいが目標なのかも。
Xperiaのラインナップだと市場でも最も成長している8万円前後の価格帯の機種が存在しません。Xperia 5Ⅳをコストカットを優先してこの8万円前後の価格帯をうめ、さらにXperia 1Ⅳとの区別化。
こう考えると価格優先モデルへの移行期間としてスペックが代わり映えしないのは仕方ないかもしれません。ただXperia 5Ⅳにフラッグシップモデルとしての進化を求めていた人にはかなり残念な流れです。
SoCを確認。
また登場時期にリンクしてくる情報でもありますが今回の情報で搭載SoCはSnapdragon 8 Gen 1+。現時点で正式名称は不明ですがSnapdragon 8 Gen 1のオーバークロック版です。
仮に今回の情報通りであればSonyとしてはオーバークロック版を搭載するのは初になります。従来と同じ流れであればオーバークロック版は第2四半期に正式発表で第3四半期に搭載機種が発売の流れ。
なので従来通りであればXperia 5Ⅳは第3四半期以降に正式発表/発売の流れになります。ただ例年通りのタイムスケジュールにならない可能性があるとされておりQualcommは開発/生産の前倒し。
Samsungの5nmプロセスルールを採用したSnapdragon 888と4nmを採用したSnapdragon 8 Gen 1。発熱のひどさと燃費の悪さから本来のパフォーマンスも十分に発揮しきれておらずQualcommは黒歴史として早く封印したい。
そのためTSMCの4nmプロセスルールに切り替わるSnapdragon 8 Gen1+に早く切り替えたいために生産を前倒ししているとの話があり例年より早く発表される可能性も。
これが仮に第1四半期から第2四半期の始めに正式発表されることがあればXperiaのように第2四半期に発売されることが多い機種も搭載していてもおかしくないという流れになります。
もちろんTSMCに切り替わったからといって発熱や燃費の問題が改善されるとはいいきれません。また今回の情報通り搭載するとしてもSonyは発売時期が遅いから搭載できるタイミングになっただけか。
それともSnapdragon 8 Gen 1+に合わせて発売時期が遅めになるのか不明という感じです。
スピーカーは進化して欲しい。
個人的にXperia 5Ⅲを使った上でXperia 5Ⅳで改善して欲しいことがありますが今回の情報で言及なし。何よりスピーカーが改善して欲しい。Xperia 5IIと比較すると音量や音質は個人的には微妙に感じます。
内部スペースの問題なのか。それともコストカットの問題なのか。なぜXperia 1Ⅲと同じスピーカーを搭載しなかったのか。
これで同じスピーカーを搭載していれば前モデル対比で改善どころか悪化した共振問題もクリアできた可能性が高く音量や音質もかなり改善していた可能性があります。
またXperia 5IIと比較すると電池持ちや発熱は微妙なところでありスピーカー含めて進化しれきていない。
この部分が個人的にXperia 5Ⅳではしっかりと改善して欲しいと思っているところで全体的に見ればかなりのマイナーアップデートになりますが価格がその分安くなるのであれば多くのユーザーにとって手が届きやすくなるのかもしれません。
また一部情報によれば2022年モデルのフラッグシップモデルはメジャーアップデートが3回に対応する可能性があるとの予測。進化は感じられないけどユーザビリティの改善。
アップデートサポートの改善でより長く使えるようになり価格も安めになれば今の市場のニーズにマッチするかもしれませんがこれがSonyらしさなのか微妙。
今回の情報が個人的にははずれていて欲しいと思ってしまいます。