事前情報通りであればPixel 6aは5月にPixel Watchと合わせて正式発表されるとの予測。ただ直近の情報からもPixel 6aやPixel Watchが米キャリアの在庫管理サーバーから判明。
事前情報より早く登場するかは定かではありませんが発売への準備は着々と進んでいると思います。今回はまもなく型落ちになるPixel 5aが大幅値引きで販売されているのでまとめたいと思います。
新生活応援セール。
Google StoreにおいてGoogleは春の新生活応援セールとして期間限定で対象商品を値引き販売。スマホにおいては2機種が割引販売。まず今回割引となっているのがPixel 6 Proです。
昨年の10月に予約を開始して11月7日までの期間限定としてストアクレジットが最大1万6000円分。その後ブラックフライデーや年末のホリデーセールなどがありましたがPixel 6単品での割引はなし。
Pixel Buds A seriesと同時に購入することでPixel Buds A seriesが値引きという感じ。なので発売以降Pixel 6 Proだけとはいえ単品の購入で値引きになるのは今回が初めて。
今回のセールでストアクレジットが1万1000円分もらえるので128GBモデルを購入した場合実質10万5600円で購入可能。ペリスコープを搭載したハイエンドと見れば結構安いように感じます。
ちなみに記事執筆時点でブラックの256GBのみ在庫なしで128GBは全色在庫ありの状態です。もちろんハズレ個体を引く可能性もありますが発売当初と比較すれば2月までのアップデートでバグや不具合は大幅に改善。
なのでだいぶ安心して購入できる状態になってきたいと思います。また評判が悪い指紋認証ですが噂だと今後配信されるFeature Dropで顔認証が追加されるかもしれません。
セキュリティ面から実装されるのか現時点で不明ですが少なくともGoogleは開発していることが判明。どちらにせよ顔認証にPixel 6は対応しないとされていることからもPixel 6 Proは狙い目です。
そしてPixel 6 Proと同時に割引対象となっているのがPixel 5a。Googleの創立キャンペーンで15%オフになるクーポンが配信されていましたがそれ以降目立った割引も特段なしの状態。
ただ今回8720円の値引きで4万2980円で購入可能となっており4万円ちょっとはかなり熱いです。Google Tensorの影響なのかPixel 6と比較すれば既存のPixelはそこまで不具合が多くない。
唯一の懸念点ポイントしては本体サイズですが筐体サイズが大きいこもあり圧倒的な電池持ち。またすでにアップデートサポート期間が終了したことからも買い替えを促すために下取りを強化。
最大で約2万円の値引きで購入可能のため実質Pixel 5aが2万円ちょっとで購入可能になります。個人的にPixel 6 Proの値引きは嬉しいですがPixel 5aの方が圧倒的にお得に感じます。
Pixel 3からの乗り換え。
少なくともPixel 3はアップデートサポート期間が終了。また今年でPixel 4も終了になります。そのため買い替えを考えているユーザーもいると思いますが選択肢としてPixel 5aはありかどうか。
今回はPixel 3シリーズとPixel 5aの気になるポイントをざっくりと比較したいと思います。
パフォーマンスの違い。
まずパフォーマンスについてPixel 3はSnapdragon845でPixel 5aはSnapdragon765Gを搭載。SoCで見ればハイエンド向けとミドルレンジ向けとなっています。
Pixel 3 | Pixel 5a | |
SoC | Snapdragon845 | Snapdragon765G |
RAM | 4GB | 6GB |
AnTuTu | 30万点前後 | 35万点前後 |
GPUに関してはSnapdragon845の方が僅かに強いためトータルスコアで判断するのが難しいですがPixel 5aがミドルレンジだとしてもPixel 3から乗り換えてスペックダウンするわけではない。
むしろRAMが多くなる分日常使う上ではより余裕ができて安定する可能性もあります。
電池持ちの違い。
またパフォーマンスと合わせて確認したいのが電池持ちで残念なことにいつも参考にしている海外サイトのバッテリーテストにおいてPixel 3 XLの結果がない。なので一応参考程度にPixel 3を確認すると以下のようになります。
スコア | |
Pixel 3 | 69 |
Pixel 3 XL | ? |
Pixel 4 | 62 |
Pixel 4 XL | 73 |
Pixel 5a | 122 |
Pixel 5aは歴代Pixelで最高となる122のスコアを獲得。なので使い方次第ですがPixel 3より2倍弱。Pixel 3 XLの方がPixel 3よりは電池持ちがいい。ただそれでもPixel 5aの方が1.5倍近く電池持ちがいい可能性。
少なくともPixel 5aの電池持ちは実際に使っていてもかなり良いことを実感できるのでユーザビリティは大幅に改善すると思います。
カメラの違い。
そしてカメラに関してメインカメラセンサーはインカメラに関しては一緒なので大きな違いはなし。ただPixel 5aは超広角撮影ができるのでより撮影できる写真のレパートリーが増えます。
また同じく天体写真モードに対応していますがPixel 3シリーズはうろ覚えですが最大露光時間は1分。一方でPixel 5aは最大4分だったので夜の撮影もPixel 5aの方が強いという感じです。
Pixel 3ユーザーからすれば筐体サイズがネック ただ筐体サイズが許容できるのであれば全体的に大きな違いはない。ただ電池持ちが大幅に改善するとイメージすると分かりやすいです。
優れている部分も。
ただ逆にPixel 3の方が優れている部分もありまず一つ目はGoogle Photoのアップロード。
無制限アップロード | オリジナル | 高画質 |
Pixel 3 | ×(期間終了) | ◯ |
Pixel 5a | × | × |
Pixel 3は高画質なら無制限でアップロード可能ですがPixel 5aは無制限対象外となっています。なのでPixel 5aでひたすらアップロードをしたい場合はGoogle Oneを契約するしかありません。
そして2つ目がdocomoからPixel 5aが発売されていないこと。なのでキャリアのサポートはなし。
Pixel 3 | Pixel 5a | |
キャリアサポート | ◯ | × |
B21 | ◯ | × |
N79(5G) | × | × |
docomoはn79を中心に5Gエリアの整備を進めているとされているので5Gエリアの半分近くが非対応。あくまでもこれはユーザーが住んでいる地域にもより例えば東京や名古屋に住んでいるユーザーはB3があるためB21は気にしなくていい。
また自分が住んでいる地域ではPixelでも5Gは認識します。ざっくりまとめると進化は感じにくい。ただ電池持ちの改善はおそらくびっくりする。あとはGoogle Photoと対応バンドに関しては住んでいる地域と使い方次第という感じです。
Pixel 6aを待つべきか。
今回は新生活応援となっていますが仮に事前情報通りであればPixel 5aは5月に型落ち。発売から1年も経過しないうちに型落ちになるのは残念ですが日米限定であることも後継機種を前倒しで発表されたとしても仕方ない。
少なくともGoogleはPixel 6aを発表するまでにある程度Pixel 5aの在庫の目処をつけたい。そのために今回セールで値引きしている可能性もあります。となると悩ましいのがPixel 6aを待つべきか。
もちろん後継機種となるPixel 6aの方がスペックがよくさらにGoogle Tensorを搭載する可能性。そのため制限されなければハイエンドと同等のパフォーマンスを期待することができます。
ただ一方でPixel 6aが発表されたいないため推測に過ぎませんがPixel 5aと比較して不安な部分もあります。
電池持ちの差。
まず一つ目としては電池持ちの差です。リークしているスペックをみるとPixel 6aの方が小さい。そのためより持ちやすいサイズ感になるのは嬉しいですが電池持ちが悪化する可能性があります。
単純に見ればPixel 5aより大きなバッテリーを搭載できる可能性は低くく4680mAh以下に。またPixel 6aは燃費が悪いGoogle Tensorを搭載する可能性があるのでSoCによる電力効率も悪い。
一応参考程度に4614mAhのPixel 6のバッテリーテストの結果は86でPixel 5aは122。
Pixel 6aでは電池持ちと発熱のバランスをとるためにソフトで制御してくる可能性がありますが仮に制御したとしても電池持ちがPixel 5aを超えることがあるのか正直懐疑的です。
それくらいPixel 5aの電池持ちが優秀。
指紋認証の差。
そして2つ目としてはPixel 6aの指紋認証です。
レンダリング画像を確認する限りPixel 6aは従来の指紋認証がないためおそらく画面内に搭載。アップデートで改善されたとはいえ従来のPixelの背面の指紋認証の方がよほど快適という感じです。
スマホを使う度にロックを解除するのでここでストレスがかかるユーザビリティ全体が下がります。特に超音波式と比較すると光学式の方が癖が強い感じなのでマイナスに感じる人が多いかもしれません。
Google Tensorの制御。
そして推測しにくいのがGoogle Tensorを搭載すること。Pixel 6と同じようにAIを駆使した新機能が追加されるのか。特に文字越し機能や消しゴムマジックなどが気になる人も多いと思います。
またTitan M2チップを搭載することでアップデートは最大5年に延長されることはあるのか。結局GoogleがGoogle Tensorをどう制御してくるか次第で評価が変わってくると思います。
価格帯は同程度になると思いますがGoogle Tensorの制御がイマイチならPixel 5aの方が安定。一方でしっかりと制御してくればPixel 6aの方が小型かつ安定と人気になるかもしれません。
現時点でPixel 6aがどうなるのか不明ですが少なくとも発売当初にPixel 5aの今みたいな価格になるとは思えず少しでも安定かつ安いPixelがほしい人にとって今回のセールは狙い目に感じます。
まとめ
今回はGoogle StoreにおいてPixel 6 ProとPixel 5aが割引販売されていたので特にPixel 3ユーザーはどうするべきなのか。そしてPixel 6は待つべきなのかまとめてみました。
もともと安い機種だからこそ派手な割引期待できないのでPixel 5aの今回価格はかなり魅力。これで品切れになってなかなか入荷されないとなればいよいよPixel 6aの登場が近いかもしれません。