ロシアのウクライナ侵攻の影響で半導体の製造に必要不可欠なネオンガスのサプライヤーが生産停止。そもそも莫大なニーズに追い付かず不足状況だったのに今後さらに悪化する可能性もあります。
必然的にスマホ自体が値上がりする可能性がありやはり注目を集めるのが安い型落ち。今回Sony StoreにおいてXperia 5IIがさらに値下げされていることが判明したので簡単にまとめたいと思います。
ドコモオンラインショップでの値引き。
今回の記事は記事執筆時点における情報に基づいてまとめているので予めご了承下さい。以前ドコモオンラインショップ限定の機種変更割引にXperia 5IIが追加され話題に。
すでに型落ち製品とはいえハイエンドのXperiaが6万円程度で購入できるのはかなり魅力でした。その後在庫が不定期に復活していたみたいですが記事執筆時点での在庫状況は全色在庫なし。
結局入荷することがあったのか自分は把握していませんがグレーのステータスが販売終了に変更。
また不定期に在庫が復活していたパープルも在庫なしですが購入できませんとなっていることから販売終了となっていないので今後在庫が復活する可能性もありますがあまり期待できません。
少なくともオンラインショップで購入するのは絶望的で後は実店舗に在庫があるかどうかです。
2022年モデルがそろそろ発表されてもおかしくない状況なのでキャリアとしては後継機種であるXperia 5Ⅲの在庫にそろそろ目処をつけたい時期になってきたと思います。
となればXperia 5IIのキャリアモデルを入手するのはかなり難しい状況になっています。
近年最も安定したXperia。
少なくとも2021年モデルの時点で出来るだけ安定したXperiaを選ぶならXperia 5II一択です。個人的には近年使ってきたXperiaの中で最も安定しており久しぶりの神機種だったと思います。
発売当初から非常に使いやすいと思っていましたがよりその存在が際立ったのが後継機種の存在。
本来であれば後継機種の方がより魅力的ですがSonyがマーケティングを変更して上半期に正式発表したことが影響したのかXperia 5IIより悪いところが目立ちやすい印象。
Snapdragon888を搭載しているということもありますが発熱はやはりしやすく電池持ちの悪化。
ちなみに海外サイトのバッテリーテストの結果を参考にするとXperia 5IIが102でXperia 5Ⅲは100と僅かに悪化しており自分の使い方だと5~10%程度とスコア以上に差があるように感じます。
またXperia 1IIからXperia 1Ⅲでは指紋認証が改善しましたがXperia 5Ⅲでは進化なし。
そして何より残念だったのがスピーカーでXperia 1Ⅲは音圧の改善に伴い音量が大きくなりさらに話題となった共振がほぼなくなる。ただ一方でXperia 5Ⅲは音質がXperia 5II対比で悪化。
また本体の共振が悪化するなどXperia 5シリーズの特徴の一つである安定性が進化しておらず。さらにユーザビリティに直結する部分ではむしろ退化するなどこれはSonyのミスに感じます。
Xperia 5ⅢもSnapdragon 888搭載機種であの筐体サイズにペリスコープや45000mAhのバッテリーを搭載するなど相当頑張っていますがXperia 5IIがあまりにも良すぎたのか進化しきれていない印象でかつXperia 5IIの方が安いと明らかにXperia 5IIの方がおすすめ。
Xperia 5Ⅳがどのような感じになるのか現時点で定かではありませんが現時点で最も安定しているそんなXperia 5IIがそろそろ終売になる時が近づいてきたことを考えるとちょっと残念。
Sony Storeでの値下げ。
そして先日にSonyはXperia 5Ⅲの直販モデルを正式発表しており4月下旬に発売予定となっています。そのためかSony StoreにおいてXperia 5IIが値下げされており本体価格が7万9200円。
Xperiaはよく言われる安くてスペックが優秀なコスパがいい機種ではないため本体価格が安くなればなるほどスペックも下がり使いにくくなります。
あくまでも個人的な印象ですが価格を優先してXperiaのミドルレンジを購入するならハイエンドの型落ちを買った方がいいです。直近のミドルレンジと言えばXperia 10Ⅲですが絶対的なアドバンテージとして電池持ちの良さ。
ただ電池持ちが絶対的に優先という人でなければXperia 5IIの方が満足度が高いと思います。
Xperia 10ⅢのdocomoモデルとXperia 5IIの直販モデルの価格差は約3万円あります。ただXperia 5IIの方が高いですがそれでも価格差を十分に補えるくらいの満足度はあると思います。
正直Sony Storeでは値引きのタイミングの規則性がよく分からない。ただすでにXperia 5IIは3回目か4回目の値下げだったと思うのでこれ以上の値引きは正直考えにくい。
発売当初からすでに3万円値引きされているのでこの後在庫が全く消化できないとなった時以外は値引きがあるかもしれませんが個人的には今の約8万円がほぼ底値ではないかなと思います。
キャリアモデルと異なりDual SIMでストレージは2倍の256GBに対応でおサイフケータイもあり。
またキャリアモデルの優位性として手厚い補償をあげる人が多いですがSony Storeで購入すればXperiaケアプランに加入することが可能で加入すればキャリアのサポートとほとんど一緒です。
なのでサポート優先の人はsony Storeで購入。価格優先の人はAmazonや家電量販店など自分がポイントを貯めている小売店を利用するのがわかりやすいように感じます。
Xperia 5IIのデメリット。
個人的にXperia 5IIほどおすすめしやすい機種は当面出てこないのではと思うくらい良機種です。ただかなり大きなデメリットがありそれはアップデートサポート期間がまもなく終了すること。
Xperia 5IIにとって最後のメジャーアップデートになる可能性が高いAndroid12の配信はすでに一部市場で開始しており国内でもいずれ配信が開始すると思います。
またGoogleは基本セキュリティアップデートは3年としているため来年の終わりまでは対応。とはいえセキュリティアップデート含めてあと1年程度でアップデートのサポートが終了かも。
何よりSonyは最新OSのアップデート対象機種は発表しても機種ごとのサポート期間は発表しない。そのため逆に言えばセキュリティアップデートが3年ではなく2年で終了する可能性もあり。
いつまでアップデートサポートが続くか分からないというのがXperiaの最大のデメリットです。
現時点でXperia 1やXperia 5など2019年より前のモデルを使っている人はそこまでアップデートサポート期間が気にならないんだと思いますが気になる人にとっては死活問題です。
折角非常にバランスがいい機種で買いやすくなってきたのに長く使えないのが最大のデメリットです。
不具合やバグが発生して目を瞑る人にとってはセキュリティソフトを自身で用意していれれば問題なく使えると思いますがアップデートが終了する不具合などの修正も基本同時に終了です。
アップデートサポート期間をどう捉えるかはユーザー次第で気にする人はかなり気にする。けど気にしない人は全く気にしないです。個人的には何のセキュリティ対策もせずアップデートサポート期間が終了後も使えるだけ使うのはあまりおすすめではありません。
まとめ
今回はXperia 5IIの直販モデルの値下げが行われたので改めてまとめてみました。少しでも安いXperiaが欲しい人にはおすすめ。またXperia 5IIの値下げもあっても後1回程度で値下げの可能性を信じて待つのか。それとも今購入するのかの判断はお任せします。
ただ待てば待つほどアップデートサポート期間は短くなっていくので何とも言えない感じ。アップデートサポート期間をすぐに伸ばすことが出来ないならせめてオプションでセキュリティソフトでもユーザーが購入しやすいようにつければいいのにとは思っちゃいます。