Foxconnに買収されてからラインナップの大幅な見直しにより低価格帯のモデルでシェアを拡大。さらにハイエンドの関しては直近2年では万人受けをやめ尖った特徴を持たせ魅力的に。
先日にSHARPはAQUOS R7を正式発表した一方でSonyはXperia 1Ⅳを正式発表。今回は個人的に気になるAQUOS R7とXperia 1Ⅳのポイントを比較してみたいと思います。
デザインの違い。
今回の記事はスペックを基にまとめているの実機を使って印象が変わる可能性があるのでご了承下さい。まず最初にデザインを確認したいですが全体的なデザインに関しては完全にユーザーごとの好みです。
個人的にはカメラデザインは控えめな方が好きなのでXperia 1Ⅳの方がデザインが好きですが搭載しているセンサーサイズが全く違うので単純な比較は難しい。
早くどうにかして欲しいのがAQUOS R7の本体サイズと重さが未定であること。ただAQUOS R7はディスプレイサイズにアスペクト比がAQUOS R6と同じなので本体サイズも近い感じになってくると思います。
なので推測に過ぎませんがXperia 1Ⅳの方が横幅がスリムで持ちやすく/片手操作しやすい。そもそも6.5インチのディスプレイを搭載した機種でXperia 1Ⅳより横幅がスリムで軽い機種ってほぼいないと思います。
少なくとも取り回しの良さはXperia 1Ⅳが優勢だと思います。Xperia 1Ⅳのデザインは安定してまとまっている印象を受けますがAQUOS R7がどんな感じなのか。
サイドフレームがフラット形状でバックパネルはマット仕上げを採用していることからもAQUOS R7の質感は歴代Rシリーズの中でもかなり洗練されているように感じます。
ディスプレイを確認。
次にディスプレイを確認すると本体サイズが不明なため何ともですがAQUOS R7の方が横幅があるため表示されるコンテンツは大きめになり見やすくなる可能性があります。
また面白いと思ったのが同じタイミングでHDRを強化。AQUOS R7はバーチャルHDRに対応。
一方でXperia 1ⅣはリアルタイムHDRドライブに対応しており動画を視聴している際にフレームごとに輝度や諧調を動的に解析して調節すると類似した機能に対応しています。
またAQUOS R7はAIスケーリングや動画フレーム補間に対応していますがXperia 1Ⅳに関しては4KアップスケーリングやHDRリマスター機能などコンテンツをアシストする機能を搭載しています。
なので機能としては似ていますが気になるポイントとして一つはディスプレイの色合いです。Xperia 1Ⅲはディスプレイキャリブレーションの効果もあり色をより忠実に表現している。
一方でAQUOS R6の時は中華スマホにある感じの色味がかなり濃いめという感じでした。AQUOS R7でどうなっているか実機で確認したいところですが色味に違いがある可能性。
次に2つ目としてAQUOS R7は可変式の120Hz表示に対応しているので操作感はおそらく滑らか。一方でXperia 1Ⅳは固定式なのでサクサクしていると思うのでリフレッシュレートの感じ方も異なる可能性があります。
そして3つ目としてはディスプレイ輝度でXperia 1Ⅳは前モデル対比で50%強化されたとしていますがどんなに良くても1000nitsという感じでAQUOS R7の半分程度。
特に屋外で使う時はAQUOS R7の方が見やすいディスプレイだと思います。高精細なのはXperia 1Ⅳで見やすいのはAQUOS R7。あとはディスプレイの色味を要チェック。
AQUOS R7はDolby Visionに対応していることもあり綺麗である一方濃いめかもしれません。
基礎スペックの違い。
基礎スペックに関してはお互いが意識しているのか片方が意識しているのかと思うくらい共通でAndroid12でRAM12GBにROM256GBに最大1TBのSDカードに対応でIP68にイヤホンジャック。
またsnapdragon 8 Gen 1に5000mAhのバッテリーに最新かつ国内のニーズを満たそうとすると似てきてしまうのかもしれません。ただ気になるポイントもあるので確認したいと思います。
まず一つ目としては電池持ちですが海外サイトのバッテリーテストのスコアを確認するとXperia 1Ⅳは100となっており電池持ちが安定している機種の仲間入りという感じです。
AQUOS R7がAQUOS R6と同程度の電池持ちを実現していればXperia 1Ⅳより優秀だと思います。ただ悪化している場合はかなりいい感じの勝負かも。一方で発熱に関しては実機で比較しないと不明。
少なくとも前モデル同士の印象だとXperia 1Ⅲはかなり熱くなるけどその割には頑張っている。一方でAQUOS R6は熱くなりにくいけど許容点を超えるとかなり不安定になるという感じ。
正直どちらもダメかもしれないとイメージしておいた方がある意味いいかもしれません。そして2つ目としては指紋認証で個人的には前モデルの印象としてはどちらもストレスなく認証可能。
ただアクセサリーとの相性があるとはいえAQUOS R6の3D Sonicはめっちゃ快適という印象。Xperiaの指紋認証の方がもともと指紋認証との相性が悪い人は認証しにくいという感じで3D Sonicの方がまだ相性がいいかもしれません。
そして3つ目としてはスピーカーです。AQUOS R7は前モデル対比1.5倍の広域な音を表現できるようになったとしていますがAQUOS R6の時点でかなりひどかった。一方でXperia 1Ⅲと比較してもXperia 1Ⅲの方が優秀。
そしてXperia 1Ⅳも前モデル対比で15%程度低音が改善しており音質がさらに向上。
実際に比較してみないと何ともですがXperia 1Ⅳの方が優れている可能性がありイヤホン接続時においても優秀な可能性があるのでオーディオはXperia 1Ⅳが全般的にいいかも。
カメラの違い。
そしてカメラに関しては方向性が全く違う。AQUOS R7は大型センサーを一つ搭載して超広角から2倍くらいまではセンサーサイズに高画素の組み合わせでパワープレイができる可能性。
一方でそれ以上になるとデジタルズームになるため最大5.2倍に対応するXperia 1Ⅳが強いかも。ただ何を被写体にしたいかで大きく違う。
例えばボケ感がある撮影をしたい場合は大型センサーに加えポートレート専用センサーを搭載しているAQUOS R7の方が強いと思います。Xperia 1Ⅳは大型センサーを搭載しておらずポートレートモード撮影にも非対応。
そのため望遠画角に頼るしかありませんが望遠画角だと光学式ズームに対応しても画質は劣化する。ただ一方で被写体が大きい場合はいいですが小さくなるとAQUOS R7は最短撮影距離が長く接写ができない。
一方でXperia 1Ⅳは接写ができる+接写ならボケ感のある撮影可能。なので被写体が大きい。もしくは近距離であればAQUOS R7の方がポートレートは強い。
けど被写体が小さい。もしくは接写であればXperia 1Ⅳの方が強いと癖が違います。
次に被写体は風景など動かない場合は大型センサーの表現力を活かせるAQUOS R7が強い。またライカ監修のカメラソフトでしっかりと加工してくれるため分かり易い写真が撮れる。
ただ実際に使ってみないと分からないのがシャッターボタンを押してから保存されるまでのタイムラグ。オートフォーカス自体は高速化したみたいですがタイムラグがあれば結局被写体が動体の場合苦手。
ただ大型センサーに加えナイトモードに対応していることも考えると強い。一方でXperia 1Ⅳに関しては高速オートフォーカスにバースト撮影と動体の撮影に強いです。
そして動画撮影に関してはこれからの時期は両機種とも長時間撮影できるのか不明。気になるのはAQUOS R7が電子手ぶれ補正にしか対応していないので手ブレがどうなのか。
広角と望遠画角でハイブリット手ぶれ補正に対応しているXperia 1Ⅳの方が強いかもしれません。それぞれメリット/デメリットがあるため何を撮りたいかで判断するのがいいと思います。
価格の違い。
動画撮影時点では価格は不明でXperia 1Ⅳは前モデル対比で値上げの方向ですがAQUOS R7に関しては値上げになるのか不明。前モデルのキャリアモデルが安かったので価格に期待している人もいるかもしれません。
ただ直販モデルで比較するとXperia 1Ⅲの方が安いそそのためキャリアモデルはAQUOS R7の方が安いかもしれませんが直販モデルはXperia 1Ⅳかも。
価格差が5万円くらい開いちゃうともう比較対象ではなくなる人も多いと思うのでAQUOS R7がどの程度の価格設定になるのか早めに知りたいとこですが発売まではだいぶ先。
今年はXperia 1Ⅳの方が先に発売され情報が揃った時にAQUOS R7がようやく発売という感じ。