Googleは2021年第4四半期の決算を発表した際に四半期ベースで過去最高の売上を記録。確かにアメリカ市場で見れば前年対比で50%以上成長していることが判明しています。
ただグローバル市場でみた場合は微増となっており今後グローバル市場でのシェア拡大が課題に。そのためにも必要不可欠なのが廉価モデルであり今年はPixel 6aが登場するとの予測。
今回Jon Prosser氏がPixel 6aの発売日とPixel Watchの発売時期について言及していることが判明したので簡単にまとめたいと思います。
Pixel 6aの発売日。
事前情報においてPixel 6aは5月に発表される可能性。また米キャリアの在庫管理システムからその存在が明らかになり容量構成とカラバリが判明していたのでまもなく発表の流れに。
Google I/Oが分かりやすい発表のタイミングになるかと思いきや7月に発売が延期との情報。そして今回Pixel 6aの発売が7月下旬にずれこんだことを明らかにしたリーカーが発売日に言及。
同氏によれば7月28日に多くの市場で発売される可能性があると報告しています。少なくとも現行モデルのように日米限定ではなく発売時期に関しては1ヶ月程度早くなったことに。
そもそも発売時期が当初の予定より2ヶ月ほどずれこんだ理由はサプライチェーンの問題。
事前情報ではGoogle Tensorを搭載すると予測されていることからもSamsungの問題の可能性。Google Tensorに関する歩留まり率がどの程度なのか不明ですが進捗があまり良くないかも。
またGoogleはコストカットのために生産拠点を中国からベトナムに移動させる計画。ただ現地でなかなか優秀なマネージャーが育たないことから上手く切り替えが出来ていない。
ちなみに初めてベトナムで生産されたのはPixel 4aとされていますがベトナムは袖の下文化。そのため正式発表前に大量にリークしていましたが結局Pixel 5aはどこで生産されたか不明。
またPixel 6aに関してもどこで製造されるか不明ですがPixel 6シリーズと同じく中国かもしれません。記事執筆時点で中国ではコロナの感染が急激に拡大していることからロックダウンされている都市もあります。
もちろんPixelの生産にも影響が出る可能性が高く何より安定的に供給するのが難しい。そのため直近の情報を整理すると半導体不足の影響よりも生産の方が不安定で延期した可能性。
これで中国国内の感染状況が落ち着くまで多少余裕を持って2ヶ月ずらした可能性があります。ただ今回同氏によれば発表自体はGoogle I/Oで発表される可能性があることを示唆しています。
なので仮に発表されたら発売まで2ヶ月半近くお預けになるのもちょっと待ち遠しいですよね。何よりPixel 6よりも小型化されており価格に関しても$599以下になる可能性が高い。
あとはGoogle Tensorを上手く制御して発熱と電池持ちを上手く制御できればかなり魅力的。結局グローバル市場でまともに発売される廉価モデルとしてPixel 6aはかなり久しぶり。
Pixelの中でも売れ筋+独自SoCでどれだけ注目を集めることができるのか非常に楽しみです。
Pixel Watchの発売時期。
そして同氏にGoogle I/Oで正式発表される新製品はもう一つあるとしておりそれがPixel Watch。同氏によれば当初Pixel Watchは計画の変更がなければ5月26日に発売と予測していました。
ただ変更されたみたいです発表自体は5月。そして発売はPixel 7シリーズと同じく10月頃。なので正式発表されてもだいぶ待たされることになります。個人的にはPixel Watch専用のwearOSが発表。
発表後に開発者向けのプレビュー版が公開されソフトの開発により強化していくのではないかと予測。当初の予測からなぜ発売時期が5ヶ月がずれこむのか同氏は残念なことに何も言及していません。
少なくともWearOS3.0がベースで開発されていると思いますがカスタマイズされてもおかしくない。ちなみに事前情報では最大の特徴としてはオフラインにおいてGoogle Assistantが使えること。
そのため処理性能が必要なためGalaxy Watchと同じハイエンド向けのExynosを搭載予定。リークしている情報を見る限りではFitbitよりはApple Watchなどと同じく高機能/多機能。
そして高価格のスマートウォッチになる感じで何を持って差別化するかが非常に重要です。
海外サイトはアプリの最適化が一つの特徴になるともしていますがGoogleはAndroid13ともより連携するために発売時期を遅らせたのかもしれませんが実情は不明です。
事前情報では3色展開になることが判明していますが日本で全色発売されるかは不明でもPixel Watch自体が発売される可能性が高い。その際にFelicaを搭載しているかがキーに。
これでFelicaを搭載しているのであれば例え電池持ちが悪くても多少高くても絶対買います。
Apple Watchは条件を満たしていますがAndroidメーカーが発売しているスマートウォッチでAndroidに最適化されておりFelicaに対応している製品は現時点で皆無なので非常に楽しみです。
GoogleはGoogle I/Oで何かしらの新製品を発表する可能性が高いので今回の情報にあるようにPixel 6aとPixel Watchがまずは正式発表されることに期待したいです。
発表から発売までのタイムラグがあるのも嫌ですがいつ発表されるか分からないのも嫌なので個人的にはとりあえず発表してもらった方がちょっと安心できるという感じです。
10月が今年最大の目玉。
Google I/OでNest系が発表されるか定かではありませんが今回の情報通りであれば今年目玉の新製品は基本下半期に発売されることに。あとは同氏がほぼ触れたことがないですが折りたたみ式機種であるPixel NotePadがどうなっているのか。
事前情報からも第3四半期より本体の大量生産が開始すると予測されていましたが他の製品との兼ね合いを考えると下半期。となればPixel 7シリーズの発表イベントにおいてPixel WatchやPixel NotePadも同時に発表されるという感じになるのかもしれません。
となればやはり下半期のイベントが中心。一部情報ではPixel 7シリーズ用のディスプレイが例年より早く5月より生産を開始することが判明。まだ標準搭載されるAndroid13の例年より開発進捗が早く本配信は8月頃になるとの予測。
このことからもPixel 7シリーズは例年より早く発表される可能性があると予測されていました。ただ今回同氏はPixel 7シリーズやPixel Watchの発売は10月になるとしています。
単純に例年通りが10月ということから10月としているのか情報を掴んでいて10月としているか不明。とりあえず1ヶ月近く早く発表されることにはあまり期待しない方がいいのかもしれません。
ただPixel 6シリーズは10月下旬に発売されましたが10月上旬の発売でも印象が変わります。またGoogleは正式発表してから新製品を2週間後に発表するという流れの時が多い。
そのため淡く期待すれば9月中旬から9月下旬にかけて正式発表して10月上旬の発売が理想的。とはいえ新製品全てが同日に発売されるとは正直考えにくいので時期はずらしてくる可能性も。
特にPixel NotePadに関しては第3四半期から生産を開始するとされているので仮に9月に発表されても十分な在庫を積み上げることができるのか定かではない。
事前情報でも今年の終わりまでにはグローバル市場で発売されると予測されているので10月とかではなく11月から12月にかけて発売されるのかもしれません。ただそう考えるとだいぶ先の話。
何より今年発表されるかどうかすら定かではなかったPixel Watchの情報がさらにでてきたのはファンからすれば安心材料で正式発表さえされればあとは発売を待つだけなので分かりやすい。
個人的にはPixel Watchは今年一番欲しいスマホの周辺アクセサリーという感じです。
まとめ。
今回はPixel 6aとPixel Watchの発売時期について新たな情報が出てきたのでまとめてみました。色々な要因があると思いますがPixelの場合基本は上半期に新製品が発表されることはあまり期待しない方が分かりやすいかもしれません。
ただ何より今年楽しみな製品が非常に多い。Pixel 7シリーズとPixel 6aは進化よりも安定化。そして新たな製品カテゴリーであるPixel WatchとPiel NotePadに関しては安定化よりチャレンジをして欲しいように感じます。