一部情報によると、Qualcommの幹部はSamsung側が提示した歩留まり率の虚偽データからも見切りをつけ、Samsungの幹部に対してSnapdragon 8 Gen 1の生産をこれ以上発注しないこと。
またSnapdragon 8 Gen 2など今後3nmプロセスルールを採用したSoCの製造を委託しないことを伝えたとされています。Samsungの稼ぎ頭となっている半導体部門にとっては非常に厳しい状況で最近で歩留まり率が改善していることをアピールしているくらいです。
今回GizChinaによるとSnapdragon 8 Gen 1はまもなく終焉を迎える可能性があると報告しているので簡単にまとめたいと思います。
Snapdragon 8 Gen 1がまもなく終了へ。
上半期に登場しているハイエンドAndroidの多くはSnapdragon 8 Gen 1を搭載。Samsungの4nmプロセスルールを採用し製造もSamsung。ただ生産効率が悪いのに加え爆熱問題と少なくともQualcommが満足できる仕様ではないこと。
以前よりQualcommはSnapdragon888とSnapdragon 8 Gen 1を黒歴史として早く封印したいとされており、今回の情報によるとTSMC製に切り替わるSnapdragon 8 Gen 1+を搭載した機種は早くければ6月。遅くても7月頃に登場する可能性があるとしています。
評判が良くなかったSnapdragon888世代においてSnapdragon888+を採用した機種はほとんどなくQualcommとしてもSnapdragon 8 Gen 1+で巻き返しをはかりたいんだと思います。
まもなく搭載機種が正式発表?
また今回の情報によるとSnapdragon 8 Gen 1+を搭載した機種として、OnePlus 10 UltraやMotorola Edge 30 Ultraがまもなく登場する可能性があるとしています。さらに5月に発表が予測されているXiaomi 12 Ultraも搭載している可能性があるとしています。
少なくともSnapdragon 8 Gen 1+は消費電力に関しては大きな改善がないとされています。ただ何より発熱がどうなるのか。発熱しにくくなるだけでも燃費が改善されます。
個人的にはXperiaがSnapdragon 8 Gen 1+を搭載しての登場なのか。それともSnapdragon 8 Gen 1を搭載しているのか気になるところ。何よりSnapdragon 8 Gen 1は近年のハイエンド向けSoCの中では短命に終わるのかもしれません。