2021年に発売されたXperiaはキャリアモデルや直販モデルを分けて考えないなら合計7機種。Xperia PROが発表されたのは2020年2月で発売が約1年後の2021年2月上旬で発売は2021年ですが実質2020年モデル。
またMVNO専用モデルとしてXperia 10Ⅲの派生モデルであるXperia 10Ⅲ Liteが発売。2022年は最低でも4機種は登場する可能性がありますが実際にどうなるのかは不明。
今回weiboにおいて2022年に発表予定だった新型Xperiaの一つがキャンセルされたとしているので簡単にまとめたいと思います。
Xperia AceⅢの可能性。
2022年に合計で何機種発表されるか定かではありませんが今回の情報によるとその内の一つがキャンセルとの情報。一つずつキャンセルされる可能性があるのか確認したいと思います。
まず一つ目としてXperia AceⅢです。すでにCADがリークしておりレンダリング画像も公開。前モデルと同様であればdocomo専売になる可能性。あくまでも推測に過ぎませんがXperia AceIIからはSonyが開発しているというよりはSonyが開発を委託しているOEM製品かも。
docomoが3G契約者をスマホへ移行させるための一つの手段として国内で認知度が高く安いスマホを求めてSonyに開発を求めた製品である可能性。現行モデルは狙い通り現にバカ売れ。
Sonyが国内のAndroid市場でシェア1位を奪還した立役者となっておりdocomoとしても可能性であれば後継機種が5G対応で欲しいところ。
Sonyは直販モデルを発売しているとはいえキャリアに依存していることはほぼ間違いないためキャリアの要望があれば断りにくい。
日本専売モデルとなればSonyも悩みどころかもしれませんがキャリアモデルはキャリアが一括で仕入れてくることに加え販売や在庫管理もキャリアが行うのでSonyは生産するだけ。
となればSonyとしても条件が悪くないのでわざわざキャンセル必要がないように感じます。今回なぜ一つのモデルがキャンセルになったのかその理由までは不明ですがXperia AceⅢの販売がキャンセルになる可能性は低いように感じます。
前モデルと同様に本体価格が2万円程度。さらに5Gに対応することが出来れば前モデル以上に売れる可能性もあります。キャリアのマーケティングに一致しておりSonyのマーケティングにも影響が一番出ない可能性。
となればXperia AceⅢはdocomoの新製品発表会あたりで発表されると思います。
Xperia 10Ⅳの可能性。
次にミドルレンジモデルであるXperia 10ⅣですがXperia AceⅢと同様にCADがリークしておりレンダリング画像もリークしています。近年のXperiaを見ている限りだとCADがリークした機種は基本発売される流れです。
ただ現時点でCADがリークしている機種の中で一番怪しい機種。
そもそもXperia 10シリーズは年々販売地域が縮小されている印象でハイエンドモデルが毎年しっかり発売される地域であってもXperia 10シリーズを扱っていない場合があります。
またSonyの関係者の話によるとミドルレンジは売れないとしておりSonyもコロナが発生した頃にミドルレンジが市場の中心になるが状況が落ち着けばハイエンドのニーズがいずれ高くなるとしています。
なのでミドルレンジよりハイエンドモデルに注力するという流れでありミドルレンジが今回の情報通りにカットされてもおかしくない。
市場全体で見ればミドルレンジが一番需要が高く中華メーカーを中心に中価格帯の開発にかなり力を入れており一番ライバルが多い価格帯。
Sonyがハイエンドの開発で培った技術をうまくコストカットしてミドルレンジに搭載しているなら別の話に感じますが現行モデルを確認する限りハイエンドモデルにあるSonyらしさはあまりなく単純にハイエンドモデルの良さを削ったコストカットモデル。
ハイエンドモデルに採用されているコンセプトとも違っており一般受けを意識している感じで正直かなり中途半端な存在です。この価格帯がライバル機種も多いことから一番価格とスペックのバランスが難しいと思います。
ただにしても中途半端でさらに売れないとなれば一番カットしやすい存在にも感じます。
最近Xperia 10シリーズの完成度が高くなってきており使いやすくなってきた印象ですが昨年のモデルで見ても一番カットしやすいラインナップのように感じます。
Xperia 1ⅣとXperia 5Ⅳの可能性。
そしてハイエンドであるXperia 1ⅣとXperia 5ⅣですがすでにXperia 1ⅣのCADはリーク。ただ事前情報通りであればXperia 1ⅣではなくXperia 5ⅣのCADにも感じます。
詳細は現時点で不明ですがハイエンドモデルに注力しているSonyがハイエンドをカットするか疑問。2018年以降徹底的にコストカット。さらにハイエンドモデルを中心にして少ない販売台数でしっかり利益を確保することで黒字化できたことを考えれば今後の支柱でもあります。
今後半導体不足がよほど深刻にならない限りは発売時期が大きくずれこむことはあってもキャンセルになる可能性はかなり低いように感じます。仮にキャンセルされる可能性があるとしてもXperia 1ⅣではなくXperia 5Ⅳの方だと思います。
現行のシリーズになってから上半期はXperia 1シリーズですがXoeria 5シリーズは下半期の流れでしたが2021年では上半期に発表。結局半導体不足の影響もあったのか発売自体は例年と同じく下半期になりました。
Xperia PROシリーズを下半期に発表するために上半期に移動させたとも考えることができますが従来より発表時期を半年も早めればその分製品自体の完成度もイマイチになり前モデルを購入したユーザーから評判が下がるなどしわ寄せが発生。
またアメリカなどで見ると先に発表されたXperia 5Ⅲより約半年後に発表されているXperia PRO-Iの方を先に発売しています。
Xperia PROシリーズがどの程度売れたのか定かではありませんが2021年の流れで見ればSonyにとってXperia 5シリーズよりXperia PROシリーズの方が優先度が高いことになります。
となればXperia 1ⅣとXperia 5Ⅳで雑に扱われたりカットされる可能性があるとすればXperia 5Ⅳの方が高いと思います。ただ今回の情報で一番可能性が高いと思うのがPROシリーズです。
話が重複しますがXperia PROシリーズはニッチ中のニッチという感じでSonyがやりたいこと。ただ本体価格も高くターゲット層が限定されることからもSonyがやりたいことを優先するか。
それとも売り上げを優先するかで状況が変わると思いますがPROシリーズがどの程度売れたか。これでSonyの想定を大きく下回る結果になっているのであればカットされる可能性もあります。
またXperia PROシリーズもラインナップが推測しにくく単純に今年はXperia PROやXperia PRO-Iの後継機種を発表するのか。それとも新たな派生モデルを発表するのかも不明。
一部情報では今年ゲームに特化したモデルが新たに追加されるとの話もありますが信憑性は不明。その特殊性からも毎年必ずしもアップデートする必要がないためカットされやすい傾向にあります。
まとめ
今回の情報に基けば個人的にカットされる可能性があるのはXperia PROシリーズが一番高い。その次にXperia 10Ⅳという感じです。ただそもそも現時点で何もリークしていない機種がキャンセルされた可能性もあります。
これだけ各社が再びタブレットに力を入れてきている中Sonyも開発していたけど今年は無理と判断してキャンセルしたなんて流れもあるかも。個人的には折りたたみ式機種を開発していたら非常に興味深いですがあまり期待していないです。
今年の国内モデルはハイエンドを中心により高価化していますが価格を可能な限り意識しないでどれだけSonyのやりたいことが反映されているかでユーザーの注目度が変わる可能性があります。
今回の情報通り何かしらのモデルから一つカットされているのであればちょっと寂しいですが何より今年登場する新製品はしっかりと楽しみたいと思います。