2021年において折り畳み式機種の売り上げは合計で900万台まで大きく飛躍。そのシェアの半数はGalaxy Z Flip 3で2位がGalaxy Z Fold 3とGalaxy Zシリーズで売り上げの8割近くを占めるなど圧倒的なシェアを獲得。
2022年は販売台数が市場で2倍以上に成長すると予測されておりSamsungもさらにGalaxy Zシリーズに注力する可能性。今回は現時点での情報に基づいてGalaxy Z Fold 4についてまとめたいと思います。
デザインに大きな変更なし。
現時点ではSamsungがいつイベントを開催するのか有力な情報はありませんが例年通りであれば8月に新製品イベントを開催。今年のイベントではGalaxy Zシリーズに加えGalaxy Buds LiveやGalaxy Buds Proの新型。
そして3モデル構成となるGalaxy Watch 5が発表されるとの噂。
また情報が錯綜していますがSamsungは折り畳み式機種を合計3種類発表するとの噂もありますがこの3つ目が折り畳み式機種とはいえスマホなのかタブレットなのかまでは不明です。
何よりSamsungが最も注力しているのがGalaxy Zシリーズであり主力はGalaxy Z Fold 4。まずデザインについての情報を確認したいと思います。現時点ではメインディスプレイサイズやサブディスプレイサイズに大きな変更はないと予測されていることからもデザインに大きな変更なし。
初代Galaxy Foldは当時のiPad miniのディスプレイサイズやアスペクト比を意識した上での設計。2021年に大きくデザインが変更されたことからGalaxy Z Fold 4でもデザインが変更されるのか期待していましたが現状では期待できません。
有名なリーカーの話によれば強力なライバルが存在しないことに加え原材料の高騰などからSamsungはコストカットを優先しているとしています。このことからも今後Galaxy Zシリーズの強力なライバルになる機種が登場しない限りはデザインのフルモデルチェンジは期待できないのかもしれません。
ただSamsungが公言している通りヒンジの改善は進めているようで直近の情報では本体の上下に一つずつ搭載しているヒンジがGalaxy Z Fold 4では中央に一つになることで本体の薄型化や軽量化につながるとしています。
ただ気になるのはディスプレイの折り目。Oppo Find NなどSamsungのUTGを採用している機種でも折り目やシワが目立たない機種も出てきておりGalaxy Z Foldで折り目が発生している要因の一つとしてヒンジが考えらます。
もちろん軽量化や薄型化も重要となってきますが折り目が原因でディスプレイの故障などにも繋がっている例もあるので合わせて改善して欲しい。現時点でカラバリなどに関する情報はありませんがGalaxy S22シリーズを踏襲する可能性あり。
おそらくですがマット仕上げになる可能性 個人的にはデザインの刷新に期待していましたが現状では期待できずデザインだけで見れば新鮮味は足りないのかもしれません。
ディスプレイの進化。
そして次にディスプレイですがディスプレイサイズに大きな変更は現時点では否定されています。ただより改善されたUTGを採用する可能性。またGalaxy Z Fold 3に採用されている構造から見直しをして消費電力効率に優れたディスプレイの新世代を採用する可能性も。
またディスプレイ自体は主にSamsungがGalaxyのハイエンドとiPhoneに提供しているMシリーズの最新世代となるM12を採用する可能性。
Galaxy S22 Ultraは前モデル対比でディスプレイ輝度の改善やリフレッシュレートの最適化など強化されていますがディスプレイ自体は同じM11となっています。
少なくともフレキシブルディスプレイなので見え方はまた別の話ですがGalaxy Z Fold 4の方がより優れたディスプレイを搭載する可能性。またGalaxy Z Fold 3でSamsungとして初めて搭載されたUnder Display Camera。
この改良版がGalaxy Z Fold 4で搭載されると予測されておりSamsungとしても現時点でのテスト結果にかなり満足しているとされており品質が大幅に改善する可能性があります。
流石に現行モデルのはあるだけで実用性があるとは言えないのでどの程度実用レベルになるのか。ディスプレイ輝度の改善やリフレッシュレートの強化などスペック面の情報はほぼないです。
ただディスプレイの品質自体を改善することで見やすさや耐久性の改善がメインになると思います。
基礎スペックの改善。
そして基礎スペックに関してですがOSはすでにGalaxy Z Fold 4により最適化させるためのOneUIの開発が開始しているとされています。ただ実際にどのように最適化されるのか不明。
またGalaxy Tab S8シリーズに関しては今年の後半にかけてAndroid12Lが配信されることが判明。一方でGalaxy Zシリーズに関してはいつ配信されるのか不明で最新世代はAndroid12Lを標準搭載しているのか。
それともAndroid12になるのかも不明という感じでなんとも言えず。SoCに関してはSnapdragon 8 Gen 1+を搭載してテストしているとされており
Samsungも現状のテスト結果に満足しているとの話。
もちろん発熱対策などはハードで強化している可能性もありますがSoCを起点みると発熱も少なく消費電力効率も悪くない可能性。
Galaxy Z Fold 3は前モデル対比で搭載バッテリー容量が減少しておりその上でSnapdragon888。そのためか海外サイトのバッテリーテストを見ても電池持ちはかなり悪化した感じです。
その特殊な形状からも内部スペースに限界がありバッテリー容量を増やしたくても難しい。なおさらデザインがほとんど変わらないとされていることからもおそらく4500mAh前後だと思います。
その中でSoCによる消費電力効率の改善は重要であとはディスプレイなどでどうカバーするか。劇的な電池持ちの改善は期待できませんがGalaxy Z Fold 2あたりまで改善すれば御の字。
またSamsungが固執しているようにも見えるのがS-Penですが現状では複数のプロトタイプあり。
S-Penの内蔵がSamsungにとって理想としているみたいですが本体の厚みや内部スペースの問題からバッテリー容量などとのバランスを優先すると搭載しないのではとの予測の方が多いですが実際にはどちらかとはっきりした情報はない状態です。
個人的には全ての機種にS-Penを搭載する必要はないと思っておりS-Penを搭載することで電池持ちが悪くなるなど基礎的な部分が微妙になるのであれば現行モデルと同じく外付けで様子見の方がいいように感じてしまいます。
カメラの強化。
そして最後にカメラに関して現時点で最も有力なのが望遠レンズの進化でGalaxy S22と同じもの現行モデルは光学式2倍にデジタル10倍ズーム。ただ望遠レンズが刷新され画素数は下がりますが最低でも光学式3倍ズームには対応。
デジタルズームも30倍程度までに強化される可能性があります。またインカメラに関してもGalaxy S22が採用している10MPのカメラセンサーになるとしています。
ただ一方で超広角とメインに関しては不明で今までの情報ではGalaxy S22と同じになるかも。となればメインカメラセンサーは50MPのGN5になるので大幅に強化されることになります。
一方でGalaxy S22 Ultraと同じカメラセンサーになるか不明ですが108MPになるとの噂も仮に108MPを搭載すればGalaxy Zシリーズで物足りなかったカメラが大幅に強化。
画素数は別としても大型センサーを搭載することで全般的な画質の改善に期待できるのはもちろんGalaxy S22シリーズと同じく夜の撮影にフォーカスして強化してくる可能性もあります。
今までGalaxy Zシリーズのカメラがイマイチだったのはコストカットのためという説。もう一つは内部スペースの問題から大型カメラセンサーを搭載する十分なスペースが確保できない。
ただ歴代Galaxy Zシリーズを見てもカメラバンプが全くなかったわけでもなく競合他社の機種でみればカメラバンプが派手な折り畳み式機種も増えてきている感じです。
Samsungがどう判断するかは別の話ですが現時点での情報だとカメラは大幅に強化されるかも。
おそらく内部スペースの問題からもGalaxy S22 Ultraのように望遠レンズが2つにレーザーオートフォーカスまで搭載というのは期待できませんがトリプルレンズカメラ構成でメインカメラセンサーは50MPになるのか。
それとも108MPになるのかという感じだと思います。
Samsungの独壇場。
現時点で価格に関する情報はありませんが世代を重ねて値下げをしてきていることからも値上げはなかなか出来ない状況に。良くて価格の据え置きで値下げはサプライズという感じ。
少なくともGalaxy Z Fold 3より安い折り畳み式機種が次々と登場していますがそのほとんどは中国国内のみでの発売でグローバル市場ではほぼ発売されていません。
またSamsungにとって中国市場でのシェアは1%以下とかなり限定されているため優先的でもない。となれば現行モデルより値上げしなければそれほど脅威になる存在はグローバル市場にいない。
なのでこの現状を変えるためにも中華メーカーにはグローバル展開を頑張って欲しい。国内でもレビューが公開されているOppo Find Nや海外でも発表されているHonor Magic Vなど現状ではSamsungを脅かす存在がない限りは価格の低下には期待できず。
結局値下げされないとユーザーもなかなか手が届きにくいという現状が変わることはない感じも。
まとめ。
今回はGalaxy Z Fold 4に関する最新の情報についてまとめてみました。個人的には折り畳み式機種にハマっているので今から正式発表が非常に楽しみです。
少なくとも国内発売に期待できる折り畳み式機種の一つだと思います。あとは今後下半期にむけてSamsungの強力なライバルになるような折り畳み式機種がグローバルで登場するのか。
価格だけで見ればPixel NotePadの存在はかなり大きいように感じますがどうなるのか楽しみです。