Pixelが飛躍の年に。キーになるのはPixel WatchとPixel NotePad

Googleは5月111日よりソフトウェア関連の基調講演であるGoogle I/Oを開催することを明らかに。あくまでもこのイベントはAndroid13の正式発表がメインになると思います。

ただ新製品が発表されてもおかしくない状況でPixel WatchとPixel 6aが登場する可能性も。今回Phone ArenaがGoogleの2つの新製品がPixelの存在を大きく飛躍させるとしているのでまとめたいと思います。

Pixel Watchの存在。

Appleの大きな強みとしてはその強力なハードももちろんそうですが何よりエコシステムの完成度。

Appleのように多岐に渡る製品のソフトからハードまで一貫して開発しているAndroidメーカーは存在せずダークホース的な存在になるとすればAndroidを開発しているGoogleですが現状では残念なことに魅力的なラインナップを構築するだけのラインナップが足りていない状況。

ただ今回の情報によると今年発表が予測されている2つの新製品で大きく飛躍する可能性があるとしています。まずその一つ目の新製品がPixel Watchです。

長らくSamsungやHUAWEIにFitbitがAndroidスマートウォッチ市場を独占してきましたがそれら製品は残念なことにデフォルトのAndroidスマートウォッチメーカーであるとは決して感じなかったと評価しています。

だからこそAndroidがより最適化されたPixel Watchが登場すればその存在感は強いとしています。

リークしている情報を確認するとデザインは円形。カラバリはグレー/ブラック/ゴールドの3色。また一つの特徴としてオフラインでGoogle Assistantの利用が可能になると予測されています。

そのため搭載SoCはハイエンド向けになると予測されており直近の情報ではExyno W920を搭載とされておりこれはGalaxy Watch 4と同じSoCでOSに関してもWearOS3.0と同じになるとされています。

スペックや特徴に関しては不明な部分が多いですが事前情報通りであればGoogleの強力なソフトで最適化されていることが一番の特徴としています。

Google MapやPlay Storeなど一部の謹製アプリがネイティブサポートしている可能性があることはもちろんサードパーティー製のアプリでもWearOS3.0がより最適化されることで使い勝手が大きく改善している可能性もあります。

また判明している特許からスキンジェスチャーと新たなジェスチャー機能に対応している可能性も。Apple Watchもそうですが基本Watchを操作する時は本体を触る必要があります。

ただスキンジェスチャーは本体を手首につけている状態で手の甲をタップすることで本体をタップしたのと同じ挙動になるなどスマートウォッチの使い方がより柔軟になる可能性も。

何より今まではOSを提供するだけでGoogleが理想かつ最適化された製品がなかった。ただPixel Watchが登場することでGoogleが理想とするスマートウォッチのあり方が見えるかもしれません。

ちなみにPixel Watchの価格帯は最低でも$300程度になると予測されており安くはありません。どちらかといえばApple Watchなど高機能かつ多機能よりのスマートウォッチになる可能性。

Pixel NotePadの存在。

そして2つ目としてGoogle初の折りたたみ式機種であるPixel NotePadの存在が重要としています。昨年発表されると予測されていましたがGoogleは急遽予定を変更した可能性が高くキャンセルに。

一時期は早くもて2022年の後半。もしくは今後登場しない可能性があるとの予測もありましたが今年の始めからリーク情報が増えておりGoogleも開発を進めている可能性が高いと思われます。

詳細なスペックは分かっていませんが現時点での情報を確認するとGalaxy Z Fold 3寄りのデザインではなくOppo Find N寄りの分かりやすく言えば縦長じゃなく横長のデザインという感じ。

カメラに関してはメインカメラセンサーとインカメラ2つはPixel 5aと同じで超広角はPixel 6と同じ。また直近の情報ではGoogle Tensorではなく2世代目を搭載する可能性が高いとされています。

やはり最大のライバルになるのがGalaxy Z Fold 4になると思いますが大きな強みが価格。Googleは価格を出来るだけ低価格になることを目標としており$1399程度になるとされています。

クラムシェル型ならまだしもこの形状でこの価格設定ならかなりのアドバンテージになります。そして記事執筆時点では折りたたみ式やタブレットにより最適化されたAndroid12Lの配信が開始。

ただ残念なことに対象機種はPixelくらいで肝心の折りたたみ式機種やタブレットで対象機種が増えるのは今年の後半にかけてとされています。なので今年後半に登場するとされているPixel NotePadはAndroid12Lが最も最適化された状態で登場してもおかしくありません。

またAndroid12Lをより強化された機能もAndroid13で対応することが判明しているので今後今年の後半にかけて折畳式機種やタブレットへの最適化はさらに強化される可能性が高いです。

あとはどんなにOSが最適化されても実際に使う上で重要なのはアプリの最適化になります。

少なくともGboardのβ版からGalaxy Z Fold 3により最適化していることが明らかに。つまりGoogleの謹製アプリを中心に折畳式機種の最適化を進めていると思われます。

さらにGoogle謹製アプリだけ対応しても正直意味がない。そのためGoogleはPlay Store内で折りたたみ式機種やタブレットに最適化されているアプリを優先的に表示する仕様を導入予定。

また逆に最適化されていないアプリはユーザーがインストールする際に警告を表示する仕様に。なのでサードパーティ製のアプリも今後ゆっくりと最適化が進んでいくと思います。

アプリ開発者からすればアプリが優先的に表示されなければ収益にも影響するので死活問題。そのため人気アプリを中心に一気に最適化が進む可能性もありGoogleは準備を進めています。

特許からもGoogleはタブレットに関しても申請していることが判明していますが記事執筆時点でリーク情報などはほとんどなくタブレット兼折畳式機種になるのがPixel NotePadの存在です。

一人二役だからこそPixel NotePadの存在感を大きく何よりGoogleが今後タブレットや折りたたみ式機種が非常に重要になるとしている中OSの最適化でも必要不可欠な存在です。

エコシステムの強化。

少なくともGoogleはCES2022においてエコシステムを強化するための新機能を正式発表。

もちろんGoogle製品が中心になりますがパートナー企業であるIntelやLenovoの製品などは今後対応次第でAppleのエコシステムとまでいかなくてもよりシームレスな連携が可能に。

ただ何よりGoogleがまず自社製品でエコシステムを強化することが重要で今回の情報にあるようにPixel WatchとPixel NotePadが追加されることで最低限揃います。

まずはGoogle自身のラインナップを強化しない限りAppleの対抗馬になることすら難しい。ただ今回まとめた2つの製品が実際に発売されたことでエコシステムに魅力に感じる人にとってはより魅力的だと思います。

もちろんHUAWEIやSamsungなども自社製品のラインナップを強化してエコシステムを強化していますが日本国内で使うことを想定するとラインナップが乏しい。

HUAWEIに関してはGMS非搭載なので多くの人にとって論外だと思います。Samsungに関してはタブレットとパソコンの販売が日本で消極的という印象ですがGoogleは日本市場が優先なのでよほどのことがない限りはPixel WatchもPixel NotePadも発売。

iOSよりAndroidの方が好きでもAndroidでは魅力的なエコシステムを構築するのは難しい。そのため別々のメーカーの製品を使っていたユーザーでもGoogleが出せば印象が変わります。

ただどんなに魅力的な製品ラインナップを揃えたとしても現状ではバグや不具合が多めでエコスシステムも結局バグだらけでは使いにくい。

なので今後登場する新製品の多くはGoogle Tensorを搭載すると予測されている中現状Pixel 6シリーズが抱えているアップデートの配信時期とバグの多さをどう改善してくるかがかなり重要になってくると思います。

半導体不足が今後より深刻化する可能性が高い中何より今年はちゃんと発売して欲しいところです。もちろん完成度にもよりますがPixel Watchだけでも発売すれば印象が大きく変わると思います。

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