半導体部門の売上がかなり好調なSamsungですがスマホ向けは決して安定しているとは言えず大口顧客であるQualcommの信頼を大きく失いSnapdragon 8 Gen 1のサプライヤーからはずされたとしています。
また今後数年QualcommはSamsungに製造を委託しない可能性があると予測されており厳しい状況になる可能性もあります。今回SamMobileによると2022年第1四半期においてモバイル向けシェアでSamsungは世界トップだったとしているのでまとめたいと思います。
スマホ向けならシェア1位
今回の情報によると2022年第1四半期においてTSMCは半導体全体で見ればシェア69.9%を獲得。Samsungのシェアが30%であることからもかなりの差があるとしています。
ただスマホに採用される4nmや5nmの高性能な半導体に限定した場合だとSamsungのシェアが60%とTSMCに大きくリードしているとしています。要因としてはSnapdragon 8 Gen 1のサプライヤーであったこと。
さらにExynos1280やExynos2200の製造や発売などからシェアを獲得。ちなみに前年のシェアが8.6%しかなかったとされており大きくシェアを伸ばすことに成功したとも言えます。
ただすでにSnapdragon 8 Gen 1のサプライヤーからはずされたいていることなどから第2四半期以降のシェアはひっくりかえると思われます。今年の後半には3nmを採用したチップの製造が開始すると予測されており歩留まり率がどうなるのか気になるところです。