一部市場においてすでに発売されたGalaxy S24シリーズですが特に最上位モデルであるGalaxy S24 Ultraは不具合報告が目立つという感じです。また開封レビューの際に指摘させて頂きましたがカメラのチューニング不足も否めないという感じです。
今回9To5GoogleがGalaxy S24 Ultraに対してかなり厳し目の評価をしていることが判明したので簡単にまとめたいと思います。
進化をあまり感じられない。
同サイトが今回Galaxy S24 Ultraのレビューを公開していますが残念なことに評価は厳し目。ディスプレイに関してはフラットディスプレイにGorilla Glass Armorの採用にディスプレイ輝度の改善で素晴らしいの一言。
一方でチタンは本当に必要なのか疑問を呈しており、SamsungがAppleを後追いしているだけでユーザーへの利益は見えにくい。バッテリー容量はここ数年変わらず充電速度もわずかな改善があるとはいえ進化していると言えるほどのものではない。
またアップデートサポートは最大7年に拡張されたとはいえ、バックグラウンドでアップデートをインストールするシームレスアップデートに未だ非対応。カメラに関しては全体的により現実よりのチューニングになったとはいえ動体の撮影は相変わらず弱い。
動画性能は相変わらず優秀とはいえズーム性能はイマイチ。S-Penや指紋認証に進化はないとかなり厳し目の評価。確かにハード面で見れば前モデル対比でほとんど進化しておらず、だからこそGalaxy AIをアピールした可能性もあります。
経済合理性がない。
その上で同サイトは以下のようにコメントしています。
Galaxy S24 Ultraのトラブルは、全体像を見ると本当に起こります。1,199ドルで、Galaxy S22 UltraとGalaxy S23 Ultraはすでに非常に高価なスマートフォンであり、Galaxy S24 Ultraが1,299ドルで登場し、本当にその値札を獲得するものを見つけるのは難しいです。合理的な人はチタンのためだけに余分に支払うべきではなく、AI機能(将来の有料サブスクリプションの可能性)も、特にすでに昨年のモデルに向かっている場合は、その追加コストを獲得しません。
値上げで納得できる部分としてはアップデートサポート期間が7年に対応したことですが、Galaxy S24とGalaxy S24+は値上げされていないのでシリーズ全体でみると説得力に欠ける。
競合他社を見ると、ウルトラの価格を受け入れるのに苦労しています。この電話はiPhone 15 Pro Maxよりも100ドルの価値はなく、Pixel 8 Proに比べて300ドル多くの携帯電話は得られていません。 OnePlus 12とその800ドルの値札も、ここでサムスンからの価値提案を本当に台無しにします。
大きな特徴の一つでもGalaxy AIは現時点で全貌が見えていませんが2026年からは有料化されるので微妙。何よりSamsungはあまりにも保守的になっていることからも値上げした理由を説得させる理由がないと厳し目の評価。
最後に、もうだれもGalaxyのスマホを定価で買わないとコメント。世界情勢からも値上げは仕方ないのかもしれませんが、不具合も多めでAppleの後追いに見える要素が多めで全体的に保守的。
同サイトによれば今年はGalaxy S24+を最も魅力的だとしており、前モデルであるGalaxy S23 Ultraも同様だとしていることからも、最新モデルを購入するという動機づけが保守的になりすぎたからこそ弱いのかもしれません。
今後アップデートで最適化が進んで行った時に評価がどのように変わるのか気になるところです。