6つの新製品が正式発表?Google Pixel 6 事前情報総まとめ

昨年はパンデミックの影響か価格を優先しすぎたのか全てがミドルレンジかつストレージオプションもなければカラバリも限定的。また周辺アクセサリーも純正ケースくらいと寂しいくらい。

ただ一方で今年はかなり豊富になるとの予測。先日Googleは現地時間の10月19日にイベントを開催することを明らかにしましたが、直近の情報に基づいてこのイベントで発表される可能性がある新製品を確認していきたいと思います。

①Pixel Watch

まず一つ目としてタブレットが発表されるとの噂。ただ事前情報が全くなく信憑性も不明。そして2つ目としてPixel Watchです。デザインはリークしており上記の画像からも丸型のスッキリとしたデザイン。

ただデザイン以外は全く不明。Fitbitは健康管理がメインかつ廉価が一つの特徴となっていますが、Pixel Watchはおそらく差別化のため決して安くはない。またPixelに最適化してくると思います。ラインナップや価格なども不明。

一方で半導体不足の影響をもろに受けているとされており次期イベントで発表されても発売時期がずれ込む。もしくは発表時期が来年以降になる可能性もあると予測されています。個人的にはFelicaに対応していれば買い。

②Pixel Fold

依然として有力な情報がないPixel初となる折り畳み式機種。

スペック
ディスプレイサイズ 7.6インチ
リフレッシュレート 120Hz(可変式)
SoC Google Tensor
リアカメラ 50MP+12MP

ディスプレイはGalaxy Z Fold 2と同じものを採用するとの噂。必然的に全体的なデザインも似てきます。ただベゼル幅が違えば少しはイメージが変わってくるかもしれません。ちなみに状況の画像はGoogleが申請した特許から作成されたコンセプト画像。

カメラに関してはPixel 6と同じ構成になるとの予測。

存在の裏付け。

例年であればGoogleが最新版のAndroidのAOSPを公開すれば真っ先にPixelシリーズに配信開始。ただ今年はPixelシリーズ専用機能のための最後の仕上げをするため今後数週間以内に配信を開始することを明らかに。

そしてその内部コードからもAndroid12.1の存在が判明。バグや不具合の修正とかではなく折り畳み式機種向けと思われる機能が追加に。このAndroid12.1は今月下旬に配信予定とも。海外サイトはこのAndroid12.1自体がPixel Fold用に準備しているバージョンではないかとの予測。

つまりPixel Foldの存在の裏付けとしています。

完成度はあまり高くない。

詳細なスペックは不明ですが、ディスプレイで見ればSamsungのUTGを使う可能性があると予測されていますがZ Fold 2と同じであれば耐久性はもちろん手触りなども微妙。また防水/防塵などにも非対応である可能性。

ソフト面では不明ですがハード面ではGalaxy Z Fold 3の完成度には及ばないと思います。また価格に関してもスペックが劣ればGalaxy Z Fold 3より安くなると期待したくなるところですが、GoogleがSamsungのようにサプライヤーへの交渉力や生産のノウハウに生産数とおそらくどれも劣っている。

となる原価コストが嵩み本体価格はZ Fold 3より高くなる可能性も十分に考えられます。20万円以下の値付けは期待できないです。

③Pixel 6の共通点と違い。

次に本命ともいえるPixel 6とPixel 6 Pro。共通点と違いを確認していきたいと思います。

スペック
OS Android12
SoC Google Tensor

独自SoCを搭載してことによるメリットがまず2つ。一つ目はOSのサポート期間が最大5年。これはTitan M2 セキュリティチップの効果も大きいとされています。ただメジャーアップデートも5年なのか。セキュリティパッチのみ5年なのか不明です。直近の情報ではAndroid16まで対応との予測。

そしてもう一つがライブ翻訳機能。ネット接続なしでメッセージや動画をリアルタイムで翻訳できるとされています。

Google Tensorのパフォーマンス。

Googleのマーケティング資料を確認する限りPixel 5(Snapdragon765G)対比で80%パフォーマンスが改善としています。手持ちのPixel 5でベンチマークスコアを計測すると平均は36万点前後であることが多い。

なのでGoogle Tensorのパフォーマンスは単純に見ればSnapdragon865+あたりと同様。最新のSnapdragon888には及びませんが待望のハイエンド向けSoCと同等のパフォーマンスを発揮。

基礎スペックの違い。

次に基礎スペックを確認したいと思います。

Pixel 6 Pixel 6 Pro
RAM 8GB 12GB
ROM 128/256 128/256/512GB
SDカード ×
ミリ波 ○(一部市場)
防水/防塵 IP68
生体認証 顔(2D)/指紋(画面内)
Felica ○(日本)
イヤホンジャック ×

主な違いとしてはRAMとROM。ストレージオプションに関しては発売地域によって異なると思います。

デザインとカラバリ。

だいぶ前にCADを元に作成されたレンダリング画像が公開されておりサイズを確認すると以下のようになります。

Pixel 6 Pixel 6 Pro
本体サイズ 158.6×74.8×8.9mm 163.9×75.8×8.9mm
重さ 210g?
カラバリ Kinda Coral/Sorta Seafoam/Stormy Black Sorta Sunny/Cloudy White/Stormy Black

サイズ感に関してはパチモンかもしれませんが専用ケースを購入して他の機種と比較したのでそちらをご覧ください。カラバリは3色。今までのPixelはネーミングもシンプルでわかりやすかったのにどんどん複雑というか言われても想像できない名称になってきていますよね。

形状が異なる。

次にディスプレイをサクッと確認。

Pixel 6 Pixel 6 Pro
ディスプレイ Rigid OLED Plastics OLED
形状 フラット カーブ
ディスプレイサイズ 6.4 6.7
表示解像度 FHD+ WQHD+
リフレッシュレート 90Hz 120Hz(可変式)
耐久性 Gorilla Glass Victus

同じ有機ELディスプレイでも品質面では大きく異なる可能性があります。そのためコントラストや最大輝度も異なる可能性あり。

充電速度に違いも。

そしてバッテリー関連。Google曰く「終日」持つとしており、外部テストでPixel 6 Proの電池持ちは34時間だったとしています。ただ他の機種がどの程度のスコアになるのか比較対象がないため電池持ちがいいのか悪いのか不明です。

Pixel 6 Pixel 6 Pro
バッテリー 4614mAh 5000mAh
充電速度 30W 33W
ワイヤレス充電 21W 23W
リバースワイヤレス充電

バッテリー容量に合わせてか充電速度も僅かに違います。そこまで気になるような差でもないと思います。

また合わせてPixel Standが発表されると思います。冷却ファンを搭載することでPixel本体の発熱も抑制。2色展開で価格は$79。日本円で約9000円です。せっかく購入するなら欲しいところ。

刷新されるカメラ。

そして最後に大刷新となるカメラを確認したいと思います。

Pixel 6 Pixel 6 Pro
リアカメラ 50MP(GN1)
12MP(IMX386)
× 48MP(IMX586)
インカメラ 8MP 11MP(IMX663)

広角/超広角センサーは共通仕様と予測されています。

まずインカメラにおいてPixel 6 Proのみ0.7倍の超広角撮影に対応。ただ全画角で撮影するにはRAW撮影が必要みたいです。またfpsは不明ですがPixel 6 Proのみ4Kのビデオ撮影が可能。

そして共通の仕様。特にGoogle TensorのAIを駆使しているとされている新機能が3つ。一つ目は撮影した画像からユーザーが任意で不要なものを削除する「Magic Eraser」。上記の画像でみると、周囲の人を削除していることを確認できます。

また広角センサーでの撮影に加え、超広角カメラでも追加フレームを撮影。被写体が動いていてもピンずれが発生しないように加工する「Deblur Faces」

また上記の画像で見れば奥の観覧車に動きを残すことで撮影した画像により深みを与えるMotion Modeなどを搭載。また一部情報では赤ちゃんや幼児の動きを認識し、可愛いと思うシーンをキャプチャするベビーモードにも対応と予測されています。

またGoogleがすでに明らかにしていたようにアルゴリズムの改善。癖毛やアフロなどより複雑な髪型でも正確に認識できるようになり、また低照度の環境含め人の肌の色をより忠実に表現できるように改善されているとしています。

さらにビデオ撮影時におけるズーム倍率。

解像度 ズーム
広角 4K/60fps 7倍
4K/30fps 20倍
FHD/60fps 7倍?

広角レンズのみ4K/60fps撮影に対応。超広角/望遠は最大4K/30fps撮影まで対応とされており、4K/30fps撮影以下であれば撮影中の画角の切り替えが可能とされています。

リークしたマーケティング資料にはビデオ機能に関する記述がないことからもハード面の進化はあってもアルゴリズム上や新機能という面では大きな進化はないのかもしれません。

まとめ。

現時点におけるリーク情報を総まとめするとこんな感じです。少なくともPixel 6シリーズはSoftBankから発売確定。またキャリアとしてPixel 6 ProはSoftBankが独占販売ということも確定しています。

日本時間の10月20日午前2時より正式発表。最大で6つの新製品が発表される可能性があります。どこまで事前情報通りになるのか非常に楽しみです。

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