Google Tensorの搭載やカメラセンサーの刷新にデザインのフルチェンジなど。今年のGoogle Pixel 6シリーズは指紋認証の不具合報告などはあるにせよ、全体的な完成度は高い印象を受けます。
日米限定で発売されているPixel 5aも順調とされている中、Googleとして初の年間1000万台の出荷になる可能性も。一方で気になるのがPixel 6a。Pixel 6がフルモデルチェンジになったからこそデザイン含めてどうなるのか。
今回91mobilesがGoogle Pixel 6aのほぼ確定的なレンダリング画像を公開していることが判明したので簡単にまとめたいと思います。
デザインが判明。
今回の情報はそのリーク情報に定評のあるOnLeaks氏からの情報であるため信憑性はかなり高いと思われます。カメラの細かい部分でデザインが違う時がありますが、本体サイズや全体的なデザインがずれていることはほぼありません。
Pixel 5aのデザインを踏襲するかなと思っていましたが、Pixel 6のデザインに移行することになります。
本体サイズを確認。
本体サイズを確認すると以下のようになります。
本体サイズ | 重さ | |
Pixel 6a | 152.2×71.8×8.7mm | ? |
Pixel 5a | 156.2×73.2×8.8mm | 183g |
Pixel 6 | 158.6×74.8×8.9mm | 207g |
直近のPixelと比較するとかなりしっかりと小型化しています。おそらくですがアスペクト比20:9を採用。そのため縦長デザインに。なので他社でみればiPhone 13などと縦幅違いますが、横幅は非常に近いです。
重さに関してはサイズを考えればPixel 5aより軽くなることに期待。ただPixel 6がサイズの割にかなり重いことを考えると、正直なんとも言えません。
その他のデザイン。
サイドフレームの形状からもおそらくフラットディスプレイを搭載。またバックパネルは歴代aシリーズと異なりガラスを採用している可能性があるとしています。パンチホールデザイン。さらにベゼルはちょっと太め。
また残念なことにイヤホンジャックを搭載していません。ここはPixel 5aと評価が大きく分かれるところになると思います。
一部スペックを確認。
そして合わせて今回の情報とPixel 5aのスペックをもとにPixel 6aのスペックをまとめると以下のようになります。
スペック | |
OS | Android12 |
SoC | ? |
RAM/ROM | 6GB/128GB? |
SDカードスロット | × |
ディスプレイ | OLED |
ディスプレイサイズ | 6.2インチ |
表示解像度 | FHD+? |
リフレッシュレート | 60Hz? |
生体認証 | 指紋(画面内) |
防水/防塵 | IP67? |
ワイヤレス充電 | ×? |
今回の情報で言及されているのは「?」がついていない項目。つまりディスプレイくらいです。また画面内指紋センサーを搭載。現状のPixel 6をみる限りではちょっと不安です。
あくまでもPixel 6の廉価モデルという立ち位置なので90Hzのリフレッシュレートやワイヤレス充電には期待できません。またPixel 6と比較してPixel 6aは小型化かつ本体も僅かに薄くなっているので、可能性としては搭載しているバッテリー容量も減っている可能性。
この感じだと4614mAhより少ないかも。
搭載SoCは不明。
また気になる人が多いSoCですが今回の情報でも言及はない。GoogleはGoogle Tensorの2世代目を開発しているという噂がありますが、廉価モデル用を別に開発しているのか不明。
一部情報ではGoogle TensorのLite版が存在するとか。また単純に型落ちとなるGoogle Tensorを搭載するのか不明。ただQualcomは今後もGoogleと密接な関係を継続することを明らかにしているのでSnapdragon7xxを搭載する可能性もあります。
少なくともSnapdragonを搭載した場合の話ですがGoogle Pixel 6シリーズで追加された新機能のうちGoogle Tensorに頼っているもの。例えば消しゴムマジックや文字起こし機能などはPixel 6aで対応できない可能性があります。
またPixel 6シリーズはセキュリティアップデートが5年に対応していますが、この5年がTitan M2チップのみで実現しているのか。それともGoogle Tensorとの紐付けがあってからこそなのかは不明です。
なのでアップデート5年がGoogle Tensorが前提の話であれば従来通りPixel 6aは3年のアップデートになる可能性もあります。
カメラ構成は一緒?
今回のレンダリング画像がみると、カメラバンプ含めた全体的なデザインはPixel 6シリーズに似ていますが、少なくともレーザーオートフォーカスが削除されていることを確認。
またカメラバンプはPixel 6シリーズとデザインを合わせるために搭載しているのか。それとも大型カメラセンサーを搭載しているので内部スペースの問題から飛び出ているのか不明。
少なくとも従来のIMX363などであれば派手なカメラバンプは必要ないと思います。ただ今回の情報で少なくともメインカメラセンサーはGN1を搭載しているかもしれないとしています。
となればカメラ構成はPixel 6と似た感じになるのかもしれません。
まとめ。
例年より1ヶ月以上デザインがリークするのが早い印象ですが、だからといってすぐに発売されるとは限りません。半導体不足がちょっとでも改善すれば、従来のスケジュールである5月に戻ってもおかしくないと思います。
また価格に関して直近のPixelの価格を確認すると以下のようになります。
価格 | |
Pixel 6 | $599 |
Pixel 6a | ~$499? |
Pixel 5 | $699 |
Pixel 5a | $449 |
少なくともベースになっているモデルより$100は安いという感じ。あくまでも単純に考えればですがPixel 6より$100以上は安いのではないかと思います。
あとはPixel 6aがPixel 5aの価格にどれだけ近づけることができるのか。安くなることがあるのかなどだと思います。ただPixel 6自体がかなり安いので、それなりの価格差をつけないとユーザーはそこまでPixel 6aに興味を持たないかもしれません。
今回の情報でデザインはほぼ確定しましたが、その他スペックなどどうなるのか。カラバリもどうなるのか気になります。