正式発表直後は純正の電源アダプターが30Wに対応していることからもPixel 6シリーズの最大充電速度も30Wかと思いきや、Googleの公式発表によるとPixel 6 Proの最大充電速度が23Wであることが判明に。一方で充電速度とは別に充電できない不具合が発生していることも明らかに。
今回Phone Arenaによると、Google Pixel 6シリーズのアダプティブチャージのことをバグと間違って認識しているユーザーが多いと報告しているので簡単にまとめたいと思います。
バグではない。
今回の情報によると分かりにくいと言ったらそれまでですが、アダプティブチャージの仕様を理解せずバグと誤認識しているユーザーが多いと報告しています。例えばあるユーザーはPixel 6 Proをフル充電するのに3時間以上かかると報告しています。
先日のバグでもあった充電器とケーブルの問題。投稿者はUSB-Cケーブルと純正のアダプターを使っているため充電できない問題はなし。ただ充電に時間がかかりすぎるとしています。また別のユーザーは電池残量が80%になるまで充電に問題ない。
80%以上になると充電速度が劇的に遅くなると投稿。ただ同サイトによればこれらユーザーはアダプティブチャージを理解していない可能性があるとしています。
充電速度とアダプティブチャージ。
改めて確認しておきたいポイントをまとめると以下のようになります。
ポイント(Pixel 6 Proの場合) |
最大速度である23Wで充電できるのは電池残量が50%になるまで |
電池残量に合わせてバッテリーに負荷をかけないように充電速度は遅くなっていく |
またアダプティブチャージがオンになっているユーザーの充電パターンを学習して充電速度を調節します。例えばユーザーが毎朝7時に充電器からPixelを外すとした場合、Pixelは夜中の間は80%までしか充電させれます。
そしてユーザーが朝7時に外すことを前提としてその時間から逆算してゆっくりと朝7時にフル充電になるように充電します。そもそも充電速度が最大23Wでバッテリー容量が5000mAhもあるので充電速度が速い機種ではありません。
そこにGoogleがバッテリーに負荷をかけない充電方法の採用。さらにアダプティブチャージの採用でユーザーの生活パターンを認識。なので充電速度が気になる人はまずアダプティブチャージをオフにする必要性があるとしています。
バッテリーに負荷をかけないように充電速度の調整はどのメーカーでも割とやっていることですが、充電速度が23Wしかないことが逆に裏目に出ているのかもしれません。せめて30Wくらいには対応してほしかった印象もあります。