台湾当局が発表。Xiomaiの機種は検閲システムが搭載されている

今最も勢いがあるメーカーといえばXiaomi。Huaweiがエンティティリストの影響で失墜する中中国市場。そしてグローバル市場でも確実にシェアを伸ばしています。

また先日にはXiaomi 12シリーズを正式発表。今回GizChinaによると台湾当局がXiaomiのデバイスには監視システムが搭載されている可能性があることを明らかにしたと報告しているので簡単にまとめたいと思います。

以前も話題に。

アメリカの前大統領は就任期間終了直前にXiaomiはブラックリストに追加。この措置でアメリカの投資家たちはXiaomiの株を全て手放す必要性がありました。ただその後Xiaomiがこの判決の棄却を求め裁判で勝訴。

アメリカ国内で中華メーカーは厳し目に見られがち。さらにリトアニア政府が発表したのはXiaomi製品には機密情報の監視と収集。及び検閲のシステムが組み込まれていると。

政府の発表によれば中国当局に好ましくないリクエストをフィルタリングしているとしています。Xiaomiは政府の発表を否定する声明を発表しており、少なくとも中国国外のモデルでは機能しないことを明らかに。

逆にいえば中国モデルを個人輸入している場合は、その監視システムが動いてもおかしくないことの裏付けに。そして今回の情報によると台湾当局がXiaomi製品に検閲ツールが搭載されていることが判明したことを明らかにしたとしています。

台湾当局の発表。

今回の情報によると台湾当局はXiaomi Mi 10T 5Gに検閲ツールが埋め込まれていることが判明したとしています。専門家によるとMiAdBlacklisConfigurというプログラムの存在を確認。

搭載されている7つの標準アプリから検閲機能が動作しており中国政府を嫌うサイトのリンクをブロック。また「台湾独立」や「チベットの自由」に「天安門広場のイベント」など中国政府に不都合があるワードをブロックするとしています。

またユーザーのweb履歴は中国のサーバーに送信されていることも判明しているとしています。また台湾当局によると、実際にこれら検閲機能が台湾のXiaomiユーザーのプライバシーを侵害して利益を侵害しているかどうか判断するために調査を継続するとしています。

政治的要因も?

台湾と中国の関係は年々緊迫しており今回の発表も政治的側面があるのかもしれませんが真意は不明。台湾を独立国家と支持する諸外国は多いですが、中国政府自体は領土の一部との認識です。

そのため検閲ツールが組み込まれていても中国国内の機種であるから問題ないというスタンスかもしれません。となれば先程のXioamiの発言とも矛盾しない。

あくまでも今回の情報は一部機種で見つかっただけ。他の機種はどうなっているのか。またグローバルモデルがどうなっているのか不明。少なくとも今回の情報だけでXiaomiの機種はヤバいと判断するのは個人的に違うようにも感じます。

結局問題なのは中国政府がいろんなところに口を出し過ぎだということです。

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