先日にGoogleは2021年第4四半期の決算を発表しており、その在庫状況や事前予測通り過去最高クラスの売上を記録。一方でGoogleは近年在庫管理にも厳しくPixel 4aとPixel 4a 5Gを製品ページから削除し終売に。
今回9To5GoogleがGoogle Pixel 4aは最後の楽しいGoogleのスマホになった可能性があるとしているので簡単にまとめたいと思います。
イレギュラーだらけの中で登場。
事前情報においては2020年の5月には登場すると予測されており、さらに4月頃からスペックに実機画像など多数リークされるようになりました。ただコロナの影響を強く受けたのか実際に正式発表されたのは8月。
日米のみ8月下旬に発売していますが、ヨーロッパでは10月の発売とタイムラグも結構ある状態に。またiPhone SEが同年の5月に発売されていたこともありPixel 4a自体そこまで注目を集めなかったのも事実です。
ただ$349というこの価格帯の機種が多数存在する中、Googleらしい優れてカメラの提供。またメジャーアップデート3回にセキュリティアップデートが3年と特段抜きん出ている訳ではありませんが、この価格帯のモデルの中ではサポート期間が優秀な方でした。
発売時期が大幅にずれ込んだのが残念でこれがiPhone SEと同タイミングに登場していればまた結果が違ったのかもしれません。
「楽しい」スマホである理由。
同サイトによればGoogle Pixel 4aが楽しいスマホの理由の一つとしてミニマムな機種であること。少なくともGoogleは高級感などハイエンドモデルに採用されるようなデザインではなくシンプルなデザイン。
また筐体サイズも地味にニーズが高いコンパクト。ただ必要最低限のことが十分にできるサイズ感。Googleはこの価格帯の機種を求めるユーザーに対して最低限でありながらも最高の体験をできるように設計。
この価格帯になると「コスパ」が強く意識され、他社の機種は最高のスペックにギミックを提供している中、Google Pixel 4aは対照的な存在だったとしており、逆に対照的だからこそ高く評価しているみたいです。
一方でその年の後半に発表されたPixel 5に関しては、Pixel 4aのような「楽しさ」がありつつも、その価格。そしてスペックから見える妥協からPixel 4aほど上手くまとまっていなかったとしています。
一方でPixel 6シリーズは売上的には成功していますが、Pixel 4aとはデザインやカメラに筐体サイズなど全く異なるアプローチを採用しているとしています。
Pixel 6は間違いなく素晴らしい機種であることに違いはない。またPixel 5aに関してもミドル市場は大型モデルの方がよく売れるためニーズをしっかり掴んでいる。
ニーズを満たしている。さらに5Gに対応することで従来のコンパクトモデルを妥協なしで開発することは難しくなっており、小型モデルが登場したとしても何かしらの妥協が発生している。
Pixel 4aは5Gに対応していないからこそこの筐体サイズを実現できているということもあると思いますが、同サイトがPixel 4aを高く評価しているのはトレンドなどに媚びずGoogleらしくシンプルな設計。
さらに妥協を感じることなく上手くまとまっている。それでコンパクト。だからこそPixel 4aはPixel最後の「楽しい」スマホと評価しているのかもしれません。