めちゃくちゃ欲しいけど。Google Pixel NotePadに感じる3つの不安

一部情報によれば今年の後半までにグローバル市場で発売されると予測されているGoogle Pixel NotePadは$1399程度の価格設定になると予測されておりデザインはOppo Find N寄りのデザインになるとの予測。

ハードの開発があまり得意そうではないGoogleがハードの開発で最も大変そうな折りたたみ式の開発をして何をGoogle自らしたいのか。今回は個人的には非常に楽しみですが一方でGoogle Pixel NotePadに不安に感じる部分もあるので簡単にまとめたいと思います。

そもそも2022年より前に発表予定だった?

一部情報によれば2021年に発売されたPixel 6 Proは当初Pixel 5として2020年の発売予定だった。ただGoogle Tensorに重大な問題が発生してその影響で2021年に発表が延期。さらに名称がPixel 6 Proに。

2021年モデルの中でPixel 6 Proのみが唯一アスペクト比19.5:9を採用していることも違和感があり、この情報通りタイムスケジュールが大きく変更された可能性。また合わせて考えられるのがPixel NotePad。

今年の5月に正式発表されると予測されている単純にPixel 6の廉価モデルだからPixel 6aがGoogle Tensorを搭載するのはまだ分かる。

ただ一方でPixel NotePadに関してもそのリークしているスペックから本来は2021年より前に発表予定だったのではないかとの推測。少なくともリークしているスペックからもカメラ自体はPixel 5aと同じ。

もちろん本体サイズなどハード的な制約からPixel 6が搭載しているGN1を搭載できないという可能性もありますがスペックだけで見れば2020年に発表されてもおかしくなったようなスペック。

ただGoogle Tensorに問題が発生したことからも2020年は無理として2021年に発表されてもおかしくないスペック。

リーク情報がどんどん増えてきたのは2021年になってからで2022年に入ってからはさらに増えていますがそもそもGoogleが折りたたみ式機種を開発していることを明らかにしたのは2019年の時の話になります。

2019年時点でそんな遠くない未来に正式発表の予定だったからこそGoogleがその時点で明らかにしたのではないか。コストカットのためか。

海外サイトの推測通り本来であれば2022年までずれこむことが想定されていなかったのか詳細は不明ですがPixel 6 Proと同様に大きくタイムスケジュールが狂った新製品の一つかもしれません。

電池持ちが不安。

ただ個人的にPixel NotePadにスペックをそこまで求めていない。そもそもPixel自体がハードではなくソフトによる最適化が優秀だと分かっているからこそスペックに型落ち感を感じたとしてもそこまで心配じゃない。

特にカメラにおいては何の心配もしていません。とはいえ気になる部分もありまずPixel NotePadの立ち位置。リークしているスペックを確認する限りではPixel 6aと共通している部分が多い一方でPixel 6よりは下。

フラッグシップよりの立ち位置にするのか。それとも手が届きやすい折りたたみ式機種としてミドル寄りにするのか。現行の折りたたみ式機種の共通のデメリットの一つとして電池持ちの悪さがあります。

自分が把握している限りだとOppo Find NがGSM Arenaのバッテリーテストにおいて90以上のスコアを獲得。

ただこのスコアは他の通常のスマホのスコアと比較すると電池持ちが普通という感じでOppo Find N以外の折りたたみ式機種のスコアは電池持ちが悪いです。

やはり通常のスマホと比較すると折りたたみ式機種は大型ディスプレイを搭載しているため燃費が悪い。ただ折りたたみ式機種はタブレットではなくスマホの立ち位置。そのためある程度電池持ちも求められます。

どうしても折り畳むというその形状からも普通のスマホのように大きなバッテリーを一つ搭載しているのではなく小型バッテリーを2つ搭載しており内部スペースにも余裕がない。

Galaxy Z Fold 3においても4500mAhとSamsungの機種として見ればそこまで大きなバッテリーを搭載していない。

筐体の厚みを増せばバッテリー容量を増やせるかもしれませんがそうすると折り畳んだ時などデザインとのバランスが難しくなる。

だからといって電池持ちが今のままだと正直問題で5Gに対応して大画面でコンテンツを楽しめることが一つの特徴なのに電池持ちがイマイチで特徴を活かせていない。

結局ハード的制約があるならソフトで制御するしかない。となるとその立ち位置でも状況が変わると思います。あくまでもフラッグシップ寄りにするのであればGoogle Tensorのパフォーマンスは制御しない。

ただその分電池持ちは悪く発熱もしやすい。一方でミドルレンジ寄りにするのであればソフトで制御することで発熱や電池持ちをPixel 6シリーズ以上に改善してくる可能性も。

事前情報通りであればPixel 6aも共通してGoogle Tensorを搭載するからこそPixel NotePadの電池持ちがどうなるのかよめない状況にあります。

ソフトの最適化。

そして2つ目としては折りたたみ式機種用にどれだけソフトを最適化できるかがユーザビリティに直結します。

自分はアプリの開発などが出来るわけでもなくその仕様なども把握していないため詳細を把握していませんがまず現状の問題として当たり前と言えば当たり前ですが全てのアプリが折りたたみ式機種に最適化されていない。

Googleは折りたたみ式機種やタブレットにより最適化させたAndroid12Lを開発しています。ただOSがどんなに最適化されてもアプリ側が非対応であれば結局今までと変わらないと思います。

折り畳み機種が年々シェアを拡大しているとはいえ全体で見れば超マイナーな機種であることに違いはなくその超マイナーな機種のために膨大なコストをかけて最適化できるアプリのメーカーも限定されると思います。

なのでAndroid 12LでOSの最適化。そして今後シェアが拡大していけば今以上には最適化されたアプリが増えていくただこれはサードパーティ製のアプリの話でまず即座に対応させる必要があるのが謹製アプリです。

海外サイトによればまずGoogleの謹製アプリで問題視しているのがGboardになります。

スマホを縦画面で使う場合は最適化されていますがこれを横画面で使おうとした時点で最適化されていない。横画面にした場合スマホのディスプレイのほぼ全てがキーボードで表示されスマホの時点でも最適化されていない。

さらにキーボードの画面分割機能もありますがこれをやってしまうと完全にレイアウトが崩壊するとしています。

個人的にはGalaxy Z Fold 3などほぼSamsung系しかしっかりと使っていないですが初期設定ではキーボードが分割して表示されます。また日本人が大好きなフリック入力も設定しない限り表示されない。

折りたたみ式機種の場合は横幅があるためキーボードは分割して表示した方がユーザビリティが高い。Surface duo 2でも同様に採用されていることからもSamsung独自の決定ではないとしています。

ただこれが本当に使いやすいのかは別の話でSamsungもMicrosoftもその答えを見つけられていないとしています。

自分はローマ字入力よりもフリック入力の方がスマホの場合はしやすいと思っているのでGalaxy Z Fold 3は真ん中にどでかいキーボードをフリック入力の設定で表示して両手で入力している感じです。

ただ通常のスマホのように速く快適に入力できるかということはなくまだマシという感じでこの使い方をしています。AppleもiPadで分割キーボードのオプションを用意しておりユーザーに合わせてフローティング仕様に。

ただ結局根本的に一緒です。現状のGboardであればSamsungやMicrosoftのようにレイアウトすら微妙。Googleが実際どのような答えを出してくるか不明ですがAndroid12Lに合わせて謹製アプリの最適化が必須。

逆に謹製アプリすらまともに最適化できないとなればサードパーティ製にも期待することができず結果折りたたみ式機種はいつになってもなんか微妙という評価のままになる可能性がありPixel NotePadの懸念点。

価格に囚われない。

そして3つ目としては価格にあまり縛られて欲しくないことです。単純な話ですが安ければ安いほど売れやすい。一方で高ければ高いほど売れにくい。GoogleがPixel NotePadを開発する上でのペルソナがどうなっているのか。

もちろんユーザーとしては安いほどありがたいですが間口を広げようとして価格に縛られると面白みがなくなります。また結果的にユーザビリティが下がる可能性も。

実際Googleがどのような要素から判断したか不明ですが例えば話題となったPixel 6の指紋認証。1月に配信されたアップデートでだいぶ反応が良くなったとはいえ決して認証速度が速く、めちゃくちゃ安定しているわけではない。

おそらくコストカットのために光学式を採用。本体価格がもうちょっと高くなったとしても超音波式を採用していればここまで話題にならなかった可能性も。

そもそも10万円以上の機種を購入する人が市場全体で見れば1割程度。その中で折りたたみ式機種はかなり限定的。少しでも多くのユーザーに手にとって欲しいと価格を意識するあまりに中途半端になって欲しくないです。

どんなにGoogleやSamsungが頑張って安い折りたたみ式機種を発売したとしても今の流れを大きくは変えられない。今までのスマホ市場の流れを見れば大きな波を起こせるかどうかはAppleの動き次第だと思います。

少なくともGoogleには初代ということもありまず自分たちがやりたいものをしっかり出して欲しい。

そしてハードではなくソフト主体のGoogleが採算がとれにくい折りたたみ式機種を発売してまで何をしたかったのか。その答えをしっかりと出して欲しく市場に大きな波を起こそうと頑張らなくていい。

まとめ。

今回は今年の後半までに発表されると予測されているPixel NotePadの不安に感じる部分をまとめてみました。自分は今年どうしても欲しい機種の一つなのでどんな仕上がりであっても購入すると思います。

まずはPixelが好きなユーザーが欲しいと思う折りたたみ式機種に仕上げて欲しいように感じます。

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