Galaxy Z Fold 4など第4世代に注力。Samsungが生産体制を大幅に強化。

少なくともSamsungの最優先市場である韓国とアメリカでGalaxy S22シリーズの予約状況は非常に好調で過去最高の予約を獲得しています。一方でSamsungにとってGalaxy S22シリーズはシェア維持/拡大のために必要な存在ですが主力ではありません。

今年の主力はGalaxy Zシリーズになりますが、今回韓国のメディアサイトがGalaxy Zシリーズの生産体制について言及しているので簡単にまとめたいと思います。

生産体制を大幅に強化。

SamsungにとってGalaxy Z Fold 3とGalaxy Z Flip 3の売れ行きは想定以上となっており、また2022年におけるGalaxy Zシリーズの出荷目標台数はGalaxy Zシリーズで初となる1000万台オーバーであることが判明しています。

商品自体の魅力はもちろん重要ですが生産体制も重要。今回の情報によるとSamsungはGalaxy Z Fold 4とGalaxy Z Flip 4のために既存のベトナムにおける工場と韓国国内の生産ラインを増強したことが判明したとしています。

すでに増強のための関連機器は年末頃から入荷になっており、増強のための準備は着々と進んでいるとしています。また今回の情報によると、ベトナムにおいては7~9本。韓国で1~3本の専用ラインが追加されるとしています。

またこの増強によって月間出荷量が最大で205万台と大幅に強化されるとしています。

折りたたみ式機種の市場シェアがさらに拡大。

2021年に出荷された折りたたみ式機種はトータルで1000万台程度と言われており、そのうちのほとんどのシェアがSamsungとHUAWEIになっています。ただ昨年末にはOppoがOppo Find Nを発売。

さらにHonorがHonor Magic Vを発売。また今年の後半にはGoogleがPixel NotePadを発売すると予測されています。今後折りたたみ式機種のラインナップが強化され、さらにその出荷台数も大幅に拡大すると予測されています。

今年の出荷台数は全てのメーカーで2100万台程度になるとされており昨年の2倍。また来年には3000万台まで拡大すると予測されています。この折りたたみ式機種の市場を牽引しているのがSamsung。

これからも市場を牽引する上で魅力的な製品開発に加え、安定した生産体制が必須になります。そのために今回の生産体制の強化は必須であり、Samsungも今後さらに勢いが増すと予測しているからこそ投資したんだと思います。

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