一時期転売価格が高騰し過ぎていたiPhone 14 Proシリーズですが今や初期需要が落ち着いたのか在庫は少しずつ落ち着いてきており転売価格も当たり前ですが崩壊しています。
一方でiPhone 14とiPhone 14 Plusに関しては発売当初から需要が低いままとAppleにとっては厳しい流れとなっています。とはいえこの世界情勢の中市場にもよりますが価格を据え置きに出来たことに意味がある。
そして今回GizChinaによるとAppleはiPhone 14シリーズでより多くの中国サプライヤーを採用していると報告しているので簡単にまとめたいと思います。
中国比率がより高まる。
すでにiPhone 14シリーズの分解動画が公開されていますが、今回の情報によると思っていた以上に中国製の部品が採用されていること。iPhone 13シリーズと異なりiPhone 14シリーズでは初の中国製フラッシュメモリが採用。
少なくともiPhone 14シリーズですがWestern Digital/Toshiba/Yangtze River Storageのフラッシュメモリが採用されています。またiPhone 14シリーズでは初めてYangtze River Storageが採用。
アメリカの上院議員は同社をサプライヤーに選定することはプライバシーとセキュリティの観点から強く反映している中、AppleはYangtze River Storageを中国向けのiPhoneのみで採用と対策。
つまり反対があってもサプライヤーから外すことはありませんでした。
2021年にAppleが初めて主要サプライヤーを発表した際は全部で156社あったのに対して中国メーカーは8社。そして2020年には主要サプライヤー200社のうち中国の企業は96社を大幅に増加しています。
また2021年には中国企業が12社新たに追加されています。地政学的な理由からもAppleは中国以外でのiPhoneの生産を計画しているとはいえサプライヤーの半数は中国企業ときってもきれない関係に。
それだけ中国企業が作る製品がAppleが求める品質をクリアしているということになりますが今後サプライヤー含めて中国離れをするのか。それとも製造場所だけ中国離れを加速させるのか気になるところです。