2022年上半期はパッとしない?Xperia 1Ⅳはチャンスかも

昨年末から中華メーカーが2022年モデルを次々と発表しており一部市場ではすでに発売しています。ただこれら発売された機種のほとんどは日本で発売される可能性は低く可能性があるのはXiaomi 12くらいです。

一方でSamsungは先日にGalaxy S22シリーズを正式発表。国内でも発売される可能性が高い機種です。今回は今後正式発表される可能性が高いXperia 1Ⅳが絶好のチャンスだと思う理由についてまとめたいと思います。

マイナーアップデート。

昨年の今頃であればCADを元に作成されたXperia 1ⅢやXperia 10Ⅲのレンダリング画像がリークしていましたが今年に関しては記事執筆では音沙汰なし。また確度が高い情報も正直あまりないです。

ただ現時点での噂を考慮するとXperia 1Ⅳはスペックが大幅に強化される可能性がありチャンスとも言えます。一つ目の理由としては市場全体で見た場合マイナーアップデートモデルが多い。

近年注目度が高いXiaomiに関しても最上位モデルを発表しておらず一部情報では2月下旬以降の発表との予測。ただ直近の情報では今年の下半期にグローバル市場で発表されると予測されています。

最上位モデルが現時点で不在のためか余計にラインナップが乏しく感じる。またGalaxy S22シリーズに関してもGalaxy S22とGalaxy S22+はデザインがほぼ変わらず。

またGalaxy S22 Ultraに関しては前モデル対比で大きくデザインが変化しましたがデザインが進化したというわけではなくS-Penを内蔵するために従来のNoteのデザインが採用された感じに。

Samsungが明らかに価格を意識した路線へ方向転換していることもありますが従来のGalaxy Sシリーズのようにスペックでワクワクすることはなく無難にまとまっており、ハイエンドAndroidで見るとちょっと物足りない。

また上半期に国内で登場する可能性があるのはS22シリーズ以外で見ればAQUOS R7くらいですが情報が全くないです。いつもリーク情報がほとんどなく正式発表直前の段階になってデザインなど少しリークする感じ。

少なくともAQUOS R6でスペックの限界を追い求めたような仕上がりとなった一方でソフトの完成度がイマイチ。

もちろんSnapdragon 8 Gen 1など順当なアップデートはしてくると思いますがS22 Ultraのように全体的なスペックに大きな変更はなくカメラソフトの強化などソフトの仕上がりをより強化してくる可能性。

AQUOS R6は世界初の1インチセンサーの搭載。さらにカメラはシングルレンズカメラでライカとコラボとカメラで大きな注目を集めましたがディスプレイ輝度は2000nitsに最小1Hzからの可変式120Hz表示に対応。

また5000mAhの大型バッテリーにソフトによる発熱の制御など基礎スペック部分では相当高いレベルでした。だからこそその後継機種はスペック面での進化幅は少なくソフト面が中心になる可能性が高い。

つまりマイナーアップデートになる可能性。一方でXperia 1Ⅳに関しては5000mAhと大型バッテリーの搭載に可変式の120Hz表示に対応。

さらにカメラセンサーの高画素化や大型化など刷新が予測されており他の機種がマイナーアップデートに留まる流れの中Xperia 1Ⅳはハードがかなり強化される可能性があります。

もちろん事前情報通りXperia 1Ⅳのスペックが強化されたとしても他のメーカーの機種と良くて並ぶだけで大きく差をつけるわけではありません。

ただ他の機種が前モデル対比であまり変わらないと評価されている中前モデルからしっかり進化していることがユーザーに伝わるだけでもユーザーの持つ印象が変わります。

現時点ではまだ何とも言えませんが事前情報通りであればスペックの強化で注目を集めやすい可能性。

価格の悪目立ち。

次に2つ目として価格の高さがおそらく悪目立ちしにくくなる。Xperia 1Ⅲのキャリアモデルの価格は大きな話題になりました。docomo版に関してはグローバルモデルと比較しても価格差が1万円程度だったので国内カスタマイズにミリ波対応。

となればこの価格差はまだ分かる。ただau版は約18万円にSoftBank版は約19万円と明らかに高い。スマホレンタルサービスありきの分割前提の価格設定のため結果ユーザーにとって優しくない価格に。

docomoの2021夏モデルで見るとXperia 1ⅢとGalaxy S21 Ultraは同じく15万円という価格帯でAQUOS R6のみ約12万円と頭一つ抜けて安いという感じでした。キャリアモデルで見ればそんなに魅力的ではない。

ただ直販モデルも考慮すると変わってきておりGalaxyに関しては直販モデルの選択肢がない。一方でAQUOS R6の直販モデルは約15万円と割高だったSoftBank版と比較しても高めである意味この価格が基準。

そしてXperia 1Ⅲの直販モデルに関してはミリ波非対応とはいえストレージ倍増で価格差が約5000円。ただ発売直後から期間限定のキャッシュバックキャンペーンを行っていたのでdocomo版よりも安い流れに。

どうしてもXperia 1Ⅲの時はSoftBank版の価格のインパクトがありすぎたため悪目立ちしていましたがトータルで見れば特段他の機種と比較しても高くない。

またS22 Ultraに関しては日本市場での価格は不明ですがSamsungにとって主要な市場では価格が前モデル対比で据え置きに。なのでおそらく15万円くらいになる可能性。

Xperia 1Ⅳに関して現時点で価格に関する情報はなく、さらに原価コストが上昇しているのでおそらく値上げ。とはいっても極端な値上げをしてくる可能性は低いと思います。

また良くも悪くもXperia 1Ⅲでキャリアはユーザーファーストの価格設定ではなく直販モデルの方が待たされる分安い傾向にあるというイメージがついた可能性。

docomoがいつでもカエドキプログラムを開始したことで今までは大手キャリアの中で一括価格が安いイメージがプログムありきの価格設定になってきておりどんどん割高で2022年モデルも全体的に割高になる可能性。

その中でXperia 1Ⅳが表面的に価格が高く見えたとしても最初からハイエンドAndroidの購入を考えている人は冷静な判断ができると思うのでXperia 1Ⅳの価格だけ悪目立ちする可能性は低いように感じます。

むしろ事前情報通り進化が感じられるスペックになっていれば他の機種より割安に見える可能性もあります。

ぶっちゃけ言ってしまえば15万円前後の機種はほとんどのユーザーにとって高いという印象に違いはなくその中で16万円だろうと17万円だろうとこの価格差でそこまで大きく売上に影響は出ないと思います。

ハイエンドAndroidは本当に欲しいと思う人が購入するのであって少なくとも価格優先の人は購入しない。

2022年の夏モデル。

まだ現時点で情報がほぼありませんが2021年を参考にするとdocomoの夏モデルはGalaxy S22にGalaxy S22 Ultra。またXperia 1ⅣにAQUOS R7あたりは堅いように感じます。ミドルになるとXperia 10Ⅳは妥当な感じ。

さらにSamsungの中でもトップクラスの売上を誇るGalaxy A50シリーズの最新機種であるGalaxy A53 5Gあたりも妥当。2021年の夏モデルをみる限りXperia 10Ⅲなど5G対応のスタンダードモデルがミドルハイ寄りの価格なので高め。

4G対応のスタンダードモデルとしてXperia Ace IIなどラインナップされていましたが今年は5G対応のスタンダードモデルの価格。実質5G対応のエントリーモデルをどれだけ充実させられるのか。

Xperia AceⅢあたりが5G対応で現行モデルと同じく2万円ちょっとで実質0円になれば印象が変わると思います。

少なくともハイエンドに関してはauあたりからOppo Find X5 Proが発表される可能性もありますが大手キャリア全てで見ても6機種前後になると思われます。

またハイエンドに関してはロマンが溢れるSHARPですが売れ筋だったエントリーモデルがどんどん不調になってきており今年のラインナップがどうなるのか気になります。

スペックも価格もかなり頑張っておりコスパがいいとよく言われますが致命的な不具合やバグがかなり多く決してコスパがいいといえる機種ではないことがどんどん露呈してきている印象も受けます。

少なくとも上半期は事前情報通りであればiPhone SEの第三世代が登場する可能性があるのでミドル以下は荒れる。逆に新型iPhoneが登場しない上半期はハイエンドAndroidにとってはチャンスでもあります。

docomoの社長が明らかにしているようにXperia 1IIはdocomoの5G契約増加を大きく牽引しておりXperia 1Ⅲに関しても半導体不足の影響があるとはいえ堅調な売れ行きであってことが明らかになっています。

Xperia 1ⅢではSnapdragon888に大きく振り回されて電池持ちの悪さや発熱のしやすさが話題に。Snapdragon 8 Gen 1もそこまで期待できる感じではありませんが流石にSonyも発熱対策は強化してくる可能性。

SoCによって大きく足を引っ張られたのでここ上手く回避できればかなりの完成度になると思います。

まとめ。

現在のシリーズに移行してから3年になるため機種変更を考えるユーザーも地味にいる印象。2019年モデル。そして2020年モデルユーザーにとって機種変更したいXperiaに仕上げることができるかがキーに。

今のXperiaが好きなユーザーにって魅力的に感じる仕上がり。そしてライバル機種がパッとしないことからも進化を感じやすい/分かりやすい仕上がりにすることができればチャンスに感じます。

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