昨年は半導体不足の影響もあったのか例年よりちょっと遅めの発表だったPixel 6シリーズ。またAndroid12のPixelの最適化も例年より時間がかかり発売もちょっと遅めの10月下旬。
ここ近年は9月下旬から10月上旬に正式発表されることが多くPixel 7もおそらく同様の流れになると思います。正式発表まで半年以上ありますが今回OnLeaks氏がPixel 7 Proのデザインを早くもリークさせたので簡単にまとめたいと思います。
リークしたデザインを確認。
Pixel 6の時は2021年の5月頃にデザインがリークしましたがPixel 7 Proはさらに早め。
Pixel 6aのデザインもリークするのも例年より早めだったのでGoogleは半導体不足など生産のための期間をある程度設けるために開発は早めに早めに終了させているのかもしれません。
今回デザインをリークした人物の過去の実績を踏まえればほぼ確定的なデザインとも言えます。少なくとも同氏の的中率は9割に近いためこのデザインと製品が大きく相違することはほぼないです。
まず今回リークしたレンダリング画像を確認していきたいと思います。
本体上部を確認するとマイクの存在を確認。さらにおそらくですがミリ波対応のためのアンテナスリッドの存在。
本体左側面はアンテナスリットとSIMトレイを確認することができます。
また本体左側面を確認すると音量ボタンと電源ボタン。
そして本体下部にはスピーカーグリルが2つにUSB-C端子の存在を確認できます。
ディスプレイを確認するとパンチホールデザイン。またEdgeスタイルを引き続き採用しています。そしてバック部分を確認するとPixel 6 Proとほぼ一緒という感じで全体的に見てもほぼ一緒です。
今回の情報では残念なことにその質感などに言及しておらず例えばバックパネルはガラスだと思いますがPixel 6 Proと同じく光沢感ある質感なのか。それともマット仕上げを採用しているのか不明。
サイドフレームに関してもPixel 6のようにアルミを採用しているのかPixel 6 Proのようにメタルフレームを採用しているのかも不明です。また記事執筆時点でカラバリも不明です。
ただ全体的な印象としてはPixel 6シリーズから大きなデザイン変更がないです。
Pixel 6 Proとの違い。
全体的には同じデザインに見えますがPixel 6 Proと比較した場合違う部分もあるので確認していきたいと思います。ちょっと考えすぎなのかもしれませんがまず一つ目としてサイドフレームの形状です。
Pixel 6 Proはサイドフレーム全体が丸みを帯びている印象ですがPixel 7 Proの場合側面部分は少しフラット寄りのデザインになっているように見えます。
ただ本当に僅かな違いかもしれません。
次に2つ目としてアンテナスリッドでまず側面においてPixel 6 Proは上下に2本ずつの合計4つ。
ただPixel 7 Proはデザインなのかもしれませんがアンテナスリッドがそれぞれ3本ずつの合計6つ。
また本体上部においてPixel 6 Proはミリ波用のアンテナスリットが8割近く占めている感じでしたがPixel 7 Proではかなり小型化されていることを確認できます。
また別にアンテナスリットが1つ追加。そもそもPixel 7 Proの上部にあるこの黒いのがミリ波用のアンテナスリットであるかどうかも不明。ただ全てが予測通りアンテナスリットであればPixel 7 Proの方が電波感度は強化されている可能性。
そして派手なカメラバンプは相変わらずですがカメラ部分のデザインは変更されています。Pixel 6 Proの場合は広角/超広角/望遠とそれぞれが独立したようなカメラデザインです。
Pixel 7 Proでは広角と超広角がセットのようなデザインで望遠だけ独立したようなデザインです。ただ同氏のレンダリング画像においてカメラ部分はよく間違っていることが多いので鵜呑みにできない。
けど今回のデザインで見れば広角は一緒くらいでも超広角部分は大型化しているようにも見えます。記事執筆時点でカメラセンサーに関する情報はありませんが広角のGN1と比較すると超広角も望遠も古い。
そのためPixel 7 Proでは両方と言わずも刷新されていてもおかしくはないです。ただカメラ構成としては広角/超広角/望遠/レーザーオートフォーカス/LEDフラッシュで一緒かも。
また本体サイズに言及しておりまとめると以下のようになります。
Pixel 6 Pro | Pixel 7 Pro | |
本体サイズ | 163.9×75.9×8.9mm | 163×76.6×8.7mm |
重さ | 210g | ? |
比較した場合縦幅は一緒でも横幅が増しています。今回の情報だとディスプレイサイズは6.7~6.8インチ程度としておりおそらく6.7が有力。
ディスプレイサイズが一緒で横幅が増しているとなればアスペクト比が変更されていることになりPixel 6 Proのアスペクト比が19.5:9なのでPixel 7 Proのアスペクト比は19.3:9あたり。
採用する素材にもよりますが筐体サイズがほぼ一緒であることから重さも200gオーバーかもしれません。となると横幅が増した分単純にPixel 6 Proより片手操作はしにくくなっている可能性があります。
本体の厚みは0.2mm薄くなっていますが横幅を考えるとアドバンテージにはなりません。
Pixel 7とPixel 6の違い。
そして今回標準モデルであるPixel 7のレンダリング画像もリークしたので合わせて確認したいと思います。ただデザイン的にはPixel 7 Proと共通している部分があるのでPixel 6との違いを確認します。
Pixel 6の時は本体のカラバリに関係なくサイドフレームのカラバリはブラック1色でアルミを採用。
今回のデザインを確認する限りではブラックではなくなっており本体のカラバリに合わせて違うかも。またレンダリングで使われている色のせいもあるかもしれませんが光沢感があるような質感に見えます。
なのでもしかしたらPixel 7 Proと同じくサイドフレームにはメタルが採用されている可能性。
またPixel 6はミリ波非対応のため本体上部にPixel 6 Proのようなアンテナスリッドはなし。
ただPixel 7ではミリ波に対応しているのかPixel 7 Proと同じデザインのアンテナスリットがある。
そしてPixel 7 Proのレンダリング画像では分かりにくかったですがカメラバンプとサイドフレームが一体化したようなデザインを採用。Galaxy S21などカメラバンプが目立ちにくいようなデザイン。
ただPixel 7の場合はシームレスというべきなのかサイドフレームまで繋がっているだけに見えます。なのでカメラバンプの色と同じくサイドフレームの一部が黒で本体のカラバリによっては変に目立つ。
これはおそらくPixel 7 Proも同様のデザインで個人的にはなんか微妙と感じてしまう部分です。
またカメラ部分のデザインも変更されておりPixel 6は広角と超広角がそれぞれ独立したデザイン。
ただPixel 7ではセットになったようなデザイン LEDフラッシュとの間にマイクがあるように見えますがちょっとバランスが悪いようにも見えてしまいデザインはPixel 6aにもそっくりです。
またレーザーオートフォーカスがカットされているのかもしれません。そして今回の情報ではPixel 7の本体サイズに言及しており以下のようになります。
Pixel 6 | Pixel 7 | |
本体サイズ | 158.6×74.8×8.9mm | 155.6×73.1×8.7mm |
重さ | 207g | ? |
Pixel 6と比較すると僅かに小型化していることを確認。ちなみにディスプレイサイズは6.2インチから6.4インチでアスペクト比は20:9。ベゼルがそこまでスリムになった印象も受けないため同じアスペクト比で同じサイズはありえない。
なのでディスプレイが小型化している。もしくはディスプレイサイズが一緒でアスペクト比が変更。本体サイズだけを見ればアスペクト比が変更されずディスプレイサイズが小型化している方が有力。
あくまでも現時点での情報でみればPixel 7とPixel 7 Proではアスペクト比がバラバラ。ただPixel 6とPixel 6 Proよりはサイズの違いがはっきりしていますが今度はPixel 6aとPixel 7のサイズ感がかなり近くデザインも似ている感じです。
まとめ。
またPixel 7とPixel 7 Proのデザインを見る限り前モデルに引き続きイヤホンジャックは非搭載。さらに背面に指紋認証を搭載していないことからも画面内指紋センサーを引き続き採用する可能性。
個人的には本体価格が高くなってもいいので光学式ではなく超音波式を採用して欲しいところ。ただPixel 6シリーズでかなり価格のインパクトがあったことからも簡単に値上げは出来ない。
また事前情報からも2世代目のGoogle Tensorを搭載している可能性が高くAndroid13に対応。
またPixel 7 Proは横幅増しているためバッテリーが大型化する可能性はありますがPixel 7に関しては小型化しているためバッテリーサイズも小型化している可能性。
2世代目のGoogle Tensorで消費電力効率がどの程度改善しているのかがキーになると思います。少なくともPixel 6シリーズよりは電池持ちが改善していて欲しいように感じます。
またカメラに関してはメインカメラセンサーが刷新されるかも気になるところです。まだまだ情報が足りないですが現行モデルより完成度が高くなることに期待したいところです。
ただこれで今年発表される可能性がある4機種のうち3機種が早くも判明したことになります。