いよいよPixel 6aが認証通過へ。今夏大注目のミドルレンジがまもなく登場

先日にSamsungはGalaxy S22とGalaxy S22 Ultraをauとdocomoから発売することを発表。記事執筆時点でdocomo版の価格は正式発表されていませんがau版で見れば標準モデルであるGalaxy S22でも約12万円とハイエンドモデルはどんどん手が届きにくい価格帯になっている。

なのでミドルレンジモデルに注目するユーザーも多く個人的に最も注目しているのはPixel 6a。今回Phone ArenaによるとPixel 6aがアメリカのFCCの認証を通過したことが判明したので簡単にまとめたいと思います。

FCCの認証を通過。

事前情報からもアメリカのキャリアの在庫管理データベースにPixel 6aが登録されていることが判明。少なくともそのキャリアは128GBモデルを扱うこと。さらにカラバリは3色あることが判明しています。

おそらく廉価モデルであることからもストレージは128GBの一択でSDカード非対応は従来通り。またカラバリに関しては3色以上あるとは考えにくく国内でも最大で3色発売されると思います。

今年はPixelユーザーにとっても転換期ですでに2月にPixel 3シリーズのアップデートサポート終了。さらに5月にはPixel 3aシリーズが終了で12月にはPixel 4シリーズも終了となります。

そのため機種変更を考えている声も多くサイズ感に価格からもPixel 6aは注目株の一つです。

現行モデルは半導体不足の影響から日米限定でしたがPixel 6aはグローバル展開との予測。今回の情報によるとFCCの認証情報からPixel 6aと思われる4つのモデル番号が認証を通過。

地域ごとに今後細分化される可能性もありますが発売地域に合わせて最低でも4つのモデルが存在。またリークしているレンダリング画像からもPixel 6 Proと同じくミリ波に対応するとの予測。

今回の認証情報によるモデル番号とプロトタイプの情報からもミリ波対応モデルの存在も判明。

日本で発売されるモデルがミリ波に対応するか現時点で有力な情報はありませんがPixel 5a 5Gの時はスペック表において重さが途中で変更されたことからも単純に誤植だったのか。

それともミリ波モデルを発売予定だったのか定かではありませんが国内で発売されてもおかしくない。何より今回の情報からもPixel 6aはグローバル市場で発売されておかしくないと思われます。

またFCCの認証を通過していることからも正式発表がそう遠くないと受け取ることができます。

事前情報からも有名なリーカーは7月下旬に一部市場でPixel 6aが発売されるとの予測。また同氏は5月11日に開催されるGoogle I/Oで正式発表される可能性があることを示唆しています。

この時点で認証を通過したことを考えると5月11日のイベントで発表されてもおかしくないです。ただ同氏の予測通りであれば正式発表されても発売までは2ヶ月近くのタイムラグがあることに。

Googleにとって初の廉価モデルが正式発表されたのもGoogle I/Oのタイミングで近年コロナの影響で新製品が発表されていなかったので事前情報通り発表されたら久しぶりです。

また廉価モデルでカラバリが発売当初から用意されているのもPixel 3aシリーズ以来と久しぶりです。カラバリの復活にグローバル展開とGoogleにとってもPixel 6aは気合が入っているのかも。

Pixel 6aのスペック。

改めてPixel 6aの現時点でのリークを確認するとOSはAndroid12でSoCはGoogle Tensor。フェイクの可能性もありますがPixel 6とPixel 6aを比較したベンチマークがリークしており平均値ではないとはいえPixel 6aのベンチマークの方が高いことを確認することができます。

このベンチマークを見て少なくともPixel 6よりパフォーマンスが高いと捉えるべきではない。Pixel 6と比較してソフトなどでGoogle Tensorを制御していないと捉えるべきだと思います。

少なくともパフォーマンス的にはPixel 6と同等でQualcommで見ればSnapdragon865以上でSnapdragon888以下という感じで廉価モデルであることを考えれば十分だと思います。

単純にSnapdragon765Gを搭載しているPixel 5aの2倍程度のスコアになります。またPixel 6と比較するとPixel 6aは一回りいかないくらい小さくなりディスプレイサイズは6.2インチ。

少しでも小型のPixelを待望しているユーザーにとっては嬉しいところですが懸念があります。

リークしたベンチマークが正しいと仮定した場合Google Tensorを制御していない。つまりPixel 6シリーズと同様に発熱や燃費の悪さを抱えている可能性がありPixel 6aは小型化。

となれば搭載できるバッテリー容量は良くてPixel 6と同じで小型化する可能性も十分にありえます。

ディスプレイサイズが小さくなることでどの程度消費電力が改善するかは定かではありませんが少なくとも現時点での情報をみる限りだとPixel 6より劇的に電池持ちがいいことはない。

つまりPixel 5aより電池持ちはかなり悪化する可能性があります。ただこれも考え方次第でPixel 5aはミドルレンジ向けのSoCを搭載しているからミドルレンジモデル扱いに。

一方でPixel 6aは実質ハイエンド相当のパフォーマンスを発揮できるSoCを搭載しているのでハイエンドモデル扱いになれば電池持ちが悪化しても仕方ないと捉えるのかはユーザー次第。

ちなみに海外サイトのバッテリーテストを参考にすると驚異的な電池持ちであるPixel 5aは122。そしてある意味基準になるPixel 6は86。なのでスコアが86を超えることができれば御の字です。

少なくともPixel 5aのスコアは現時点での情報を考慮すれば抜かすことはほぼ不可能だと思います。ミドルレンジの中で見れば電池持ちはあまり良くない。ただライバル機種になるiPhone SE/2022。

スコアが62であることが判明しているのでiPhone SEより悪いことはほぼないと思います。廉価モデルとして見た場合イヤホンジャックの廃止は悲しい。 防水/防塵はIP67あたりが妥当。

そしてワイヤレス充電や90HzのSmooth Displayに対応するかがキーになってくると思います。

仮に対応した上で価格が据え置きであれば今年登場するミドルレンジの中ではかなり強いです。逆に非対応であっても妥当な感じで他の機種と比較してディスアドバンテージはなりにくいです。

カメラに関してはPixel 6のようにGN1は搭載していないとされていますが安定のIMX363を搭載。

Pixel 5aより前の機種を使っているユーザーであれば同じカメラを搭載しているとイメージするのが分かりやすくさらにGoogle Tensorで強化されるのでより魅力的になると思います。

個人的には電池持ちと発熱次第。Pixel 6シリーズと同等であればちょっと厳しめの評価になりがち。ただ一方で少しでも改善されているのであれば今年の夏モデルの大注目株になると思います。

ライバル機種。

おそらくですが今年の夏モデル含めてPixel 6aのライバルになる機種はおそらく3機種という感じ。少なくともPixel 6aはPixel 6の廉価モデルという立ち位置であることからもPixel 6よりは安い。

アメリカでは$599であることからも$599以下はほぼ確定であとは現行モデルの$449に迫れるか。日本で発売されるとしても5万円から6万円の価格帯が妥当な感じで価格帯的にもiPhone SEは強力なライバル。

何よりどちらの機種とも独自SoC+ハイエンド相当なのが魅力的。Appleのエコシステムを使っている人は別の話ですが単体で見た場合電池持ちはPixel 6aが有利。

逆にアップデートサポート期間は仮にPixel 6aがPixel 6と同じく3回に5年に対応したとしてもiPhone SEの方がアップデートサポート期間は長い可能性が高い。カメラで見れば動画はおそらくiPhone SEの方が優秀かもしれませんが写真に関してはPixel 6aの方が優秀の可能性が高いです。

少なくとも日本でPixel 6aをより売れるようにするための最低条件としてはiPhone SEより安い事。同じく128GBで見た場合iPhone SEの直販モデルの価格が6万3800円なのでこれは絶対。

現行モデルと同じく5万2000円程度に抑えることができれば価格差からもインパクトがあります。

次に2つ目のライバル機種としてはちょっと贔屓目ですがXperia 10Ⅳです。記事執筆時点で有力な情報はありませんが少なくともPixel 6aより持ちやすいサイズ感。

さらに電池持ちは圧倒的の可能性。何より国内ではSonyというブランド力がかなり強い。ただXperia 10シリーズはXperiaの中では一般向けに徐々に強化しているとはいえ同価格帯のライバル機種と比較すると物足りない。

またiPhone SEやPixel 6aなど比較してもアップデートサポート期間はおそらく短い。現行モデルで見ればXperiaが好きな自分であってもPixel 5aの方がおすすめしやすいのでPixel 6aとどこまで勝負できるかという感じだと思います。

そして3つ目の機種としてdocomoとauから発売が予定されているGalaxy A53 5Gです。120Hz表示やDolby Atmosの対応などPixel 6aの弱点になりそうな部分で大きな差があります。

また同じく画面内指紋センサーを搭載しているかもしれませんがGalaxy A53 5gの方が精度が上かも。価格帯的には一緒で海外ではライバル機種だと思いますが国内ではちょっとよめない。

まずGalaxy A53 5Gはauとdocomoに対してPixel 6aはおそらくSoftBankでauが扱うかどうか。直販モデルがあるとはいえ扱うキャリアがほぼ被らないのでこの2機種で悩むユーザーが多いのか。

また先日のSamsungのイベント後においてGalaxy A53 5Gはほぼ話題になっていませんでしたが直販モデルであるGalaxy M23 5Gはかなり話題になっておりGalaxy A53 5Gより興味を持っているユーザーが多い印象でGalaxy M23 5Gを購入する人が多いかもしれません。

となるとPixel 6aは国内ではGalaxy M23 5Gの方がライバル扱いになるかもしれません。

まとめ

ミドルレンジを求めるユーザーの多くは派手なスペックではなくいかに分かりやすいスペックか。また持ちやすさや電池持ちの良さ。そしてアップデートサポート期間がどれだけ長いか。

ブランド力からも国内でiPhone SEに敵うことはほぼないと思いますがAndroidの中ではかなりいい勝負になるかもしれません。

実際にはどの程度の価格でどのような仕上がりになるのかは正式発表まで待つ必要がありますがあとちょっとで正式発表される可能性があると考えると非常に楽しみです。

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