先日には国内において夏モデルの第1弾としてGalaxy S22シリーズが正式発表され4月下旬よりauとdocomoから発売に。また今後キャリアが新製品発表会を開催するか不明ですが今後夏モデルがどんどん拡充される可能性も。
そして国内でも根強い人気があるXperia。今回Sonyが新製品イベントの開催時期についてようやく明らかにしたのでまとめたいと思います。
イベントの告知。
2021年は4月にイベントを開催したSonyですが今回日本時間の5月11日16時より新製品発表会を開催することを正式発表しました。当日はYouTubeでイベントの内容を確認することができます。
また予告動画が公開されており今までのXperia 1シリーズのスペックを紹介している感じ。このことからもXperia 1Ⅳの発表を示唆しているようにも感じます。
何よりイベントが開催されるのでようやく今年のXperiaに動きが出てくることになりこのイベントで新製品が発表されれば国内キャリアも合わせて国内発表かつ予約を開始する。
その他現時点で情報はありませんがサプライズがあるのかどうか非常に気になるところです。
イベントで発表される可能性がある新製品。
今回sonyが告知したイベントはグローバル向けのイベントとなるためグローバルモデルが発表に。
少なくとも直近の情報からも今年何かしらの形で発表される可能性がある新型XperiaはXperia AceⅢ/Xperia 10Ⅳ/Xperia 1Ⅳ/Xperia 5Ⅳは正式名称が違う可能性もありますが発表される可能性がある。
そしてこのイベントで発表される可能性がある機種について確認していきたいと思います。
Xperia 10Ⅳ。
まず一つ目の機種としてはミドルレンジモデルとなるXperia 10Ⅳです。記事執筆時点でデザイン以外有力な情報はなくデザインをみる限りはほとんど進化なし。
ただ現行モデル対比で僅かに小型化して本体の厚みが増しています。最新世代の中でXperia AceⅢを除くとXperia 10Ⅳが最もコンパクトである可能性が高くこのサイズ感は魅力。
そしてミドルレンジということもありあまり多くのことを期待しているわけではありませんが正式発表されたら必ず確認したいことがあります。一つ目としては搭載しているSoCです。
ミドルレンジなのでゲーム性能に期待するべきではない。ただ日常使う上でのもたつきはないか。Xperia 10ⅢはSnapdragon690を搭載したことで前モデル対比でもたつきが大幅に改善。
ただまだひっかかる感じがする時があるのでもうちょっと頑張って欲しいように感じます。一部情報ではSnapdragon695を搭載するとの噂がありますがSoC自体が4K撮影に非対応。
そのためSnapdragon695は搭載しないのではないかとの予測が多いです。これでSoCがちょっと進化してもたつきが改善。そしてXperia 1IIで採用された残像低減技術を利用した擬似的60Hz表示にでも対応してくれればかなり印象が変わるのですが実際にどうなるか。
そして2つ目としては電池持ちがどうなるのか。Xperia 10Ⅲはミドルレンジということもありますが電池持ちがXperiaにして気持ち悪いくらい良いです。 この電池持ちの良さは踏襲して欲しい。
本体の厚みが増しているのはなぜなのか。仮により大型バッテリーを搭載するためなのか。2021年モデルはミドルもハイエンドも搭載バッテリー容量は4500mAhと共通化されています。
一部情報でXperia 1Ⅳは5000mAhのバッテリーを搭載すると予測されている中これでXperia 10Ⅳも5000mAhを搭載していれば例えばディスプレイ輝度を改善するとか擬似的90Hz表示に対応したとしても電池持ちは現行モデルと同程度は維持できるかもしれません。
やはり多くのユーザーがミドルレンジに求めるのは持ちやすさに電池持ちの良さです。電池持ちの良さはかなり重要になってくるのでXperia 10Ⅳでしっかりチェックしたいところ。
そして3つ目としてXperia 10Ⅲではデザイン以外においてSonyらしさを感じるのが難しい。ミドルレンジなのでコスト面でも難しいと思いますが何かSonyらしさが欲しいという印象です。
個人的にはせめてスピーカーがモノラルからステレオに変わるだけでもかなり違く感じます。Dolby Atmosに対応すれば文句なしですがそこまでの欲は出しません。
現状だとXperia 10シリーズはXperiaのミドルレンジが欲しい人にとっては魅力ですがライバル機種が多いミドルレンジのカテゴリーの中で製品力はあまりないように感じます。
価格もちょっと高めでスペックも特段良いわけでもなくSonyらしさがないと中途半端な印象。価格で勝負するのは難しいと思うので個人的にはSonyらしさをより強化することでXperia 10Ⅳを指名買いしたくなる人が増えてほしい。
ちょっと高くなってもハイエンドのようにコンセプトをよりはっきりさせることでその製品力はかなり改善されるように感じます。
Xperia 1Ⅳ
そして2つ目の機種として今年のプレミアムモデルになる可能性が高いXperia 1Ⅳです。Xperia 10Ⅳと同様に確度の高いスペックはリークしておらずデザインのみがリークしている感じ。
ちなみに噂になりますが今までリークしているスペックをざっくり確認したいと思います。ディスプレイに関しては6.5インチと現行モデルと同じ。ただ現行モデルより本体が小型化。
そのためベゼルは僅かにスリム化している可能性。そしてディスプレイで一番の進化がリフレッシュレート。Xperia 1Ⅲでは世界初の4K/120Hz表示に対応しましたがXperia 1Ⅳでは可変式に対応との噂。
現行モデルは対応しているコンテンツは120Hzで表示しますが可変式を採用することで最適化。おそらく現行モデルと同じくSamsung製のディスプレイを採用してXperia 1ⅣではLTPOが採用されたディスプレイになるのかもしれません。
少なくともSamsungによると可変式かそうじゃないかで平均20%程度消費電力効率に差があるとしており採用となれば電池持ちの改善。Xperia 1シリーズの電池持ちの悪さの一番のネックは4Kに対応したディスプレイ。
さらに高リフレッシュレートに対応したことでさらに燃費が悪くなっていますが可変式に対応して燃費を改善。さらに新しい世代のディスプレイを採用するだけでも消費電力効率が改善する可能性。
そしてバッテリー容量に関しては5000mAHとの噂がありますが実際にはどうなるのか不明。ただXperia 1Ⅳは現行モデル対比で本体の厚みが0.1mm増しておりSIMトレイの位置も変更。
SIMトレイも従来のハイブリット式ではなく表裏型に変更されているなら内部スペースの確保。そうなれば大型バッテリーをより搭載しやすくするための仕様の変更とも推測できます。
ただディスプレイを可変式にしてより大型バッテリーを搭載しても改善には限界があります。やはり重要になってくるのはSoCで噂だと3パターン。一つはSamsung製のSnapdragon 8 Gen 1。
次に2つ目としてはTSMC製のSnapdragon 8 Gen 1 サプライヤーであるSamsungの歩留まり率がひどくQualcommはサプライヤーをTSMCに変更したとも予測されていますがTSMCが生産することで歩留まり率が大幅に改善してもSamsungの4nmプロセスルールに違いはなし。
なのでSamsungが製造するのとTSMCで製造するのもので消費電力などで差があるのか不明。TSMCの方が生産技術は高いとされていますが作るもの自体は一緒なのでよくわからないです。
そして3つ目としてはTSMCの4nmプロセスルールを採用したSnapdragon 8 Gen 1+の搭載。一部情報では5月に正式発表されると予測されておりSonyはこれを待っているため発売が例年より遅くなるとの予測もあります。
毎年オーバークロック版は出てきますがSnapdragon 8 Gen 1+はTSMCの4nmとほぼ別のものになるため全く印象が異なる可能性も。すでにテストをしているSamsungからのリークとしてはそのテスト結果に満足している。
そのためSnapdragon 8 Gen 1と比較して発熱や消費電力効率は改善している可能性も。発売時期が遅くなるのであれば期待値が高いSnapdragon 8 Gen 1+を搭載して欲しい感じ。
そしてカメラに関してはかなり情報が錯綜しており噂の中で一番整合性があるのがメインカメラ。次期XperiaのフラッグシップモデルはiPhone 14 Proと同じカメラセンサーを搭載する可能性。
ちなみにiPhone 14 Proのメインカメラセンサーは事前情報では48MPの1/1.3インチ。一方でXperia 1ⅣはXperia PRO-Iと同じレンズモジュールを採用するとの噂がありXperia PRO-Iに採用されているレンズモジュールは1/1.3インチで情報同士が一致。
そもそもこの情報たちの信憑性が定かではありませんがXperia 1Ⅳは48MPの1/1.3インチかも。そうなればメインカメラセンサーはかなり大型化されついに8K撮影に対応する可能性もあります。
またセンサーサイズが大きくなればよりボケ感のある写真撮影やポートレート動画への対応。また低照度の撮影にもより強くなる可能性があり期待できる部分はかなりあります。
ただカメラの大幅な強化によってXperia 1Ⅳは現行モデル対比で20%程度の値上がりの可能性。メーカーが違えどGalaxy S22 Ultraのau版が約18万円であることからXperia 1Ⅳも18万円以上になっても正直おかしくないレベルになると思います。
2022年モデルの共通部分。
2022年モデルのリークしているデザインで共通化していることは前モデル対比で僅かに小型化。本体の厚みが僅かに増す/Google Assistant専用ボタン廃止/サイドフレームのフラット化。
また2021年の4月のイベントではXperia 5Ⅲが正式発表されましたが今年はどうなるのか不明。現時点だとXperia 5ⅣのCADを元に作成されたレンダリング画像もまだリークしていません。
何よりXperia 5Ⅲは当初初夏以降の発売となっておりロシアでは8月上旬の発売とアナウンス。ただ実際に世界で最速で発売されたのは台湾の9月中旬で多くの地域では11月前後。
またアメリカでは年があけてからの1月なので今発表するとなる早すぎのようにも感じます。Sonyが昨年半導体不足の影響などから遅れたスケジュールを今年で元に戻したいなら別の話。
ただ現状で見ればXperia 5Ⅳはこのイベントで発表されじ下半期になるような感じがします。またこのイベントでは日本専売になる可能性が高いXperia AceⅢが発表される可能性は低い。
ちなみに今までローエンドとして発表されていたXperia Lシリーズもイベントなしでの発表でした。少なくともこのイベントではXperia 10ⅣとXperia 1Ⅳの発表は可能性が高いと思います。
あと事前情報が全くないですがスマホ以外の何か新しいプロダクトがあるのかも気になるところ。SonyにはwenaではなくXperiaに最適化したスマートウォッチの開発やタブレットの復活。
また個人的には折りたたみ式機種も発表して欲しいですが実際にはどうなるかは不明です。
まとめ。
今回Sonyがイベントの告知を発表したので発表される可能性が高い新製品についてまとめてみました。おそらく正式発表してもすぐに発売の流れは期待できるとしてもミドルレンジくらいでXperia 1Ⅳなどは良くても夏手前。
もしくは昨年と同じく夏頃の発売になるかもしれません。何よりようやくSonyに動きがあったのが嬉しく今後リークがさらに増えるかも楽しみです。